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家付きで捨てられた犬が幸せをつかんだ話

2016年10月27日 | 社会のニュースを考える
「家付き捨て犬」から「別荘付きお嬢様犬」へ 拡散された捨て犬のさらにその後
(おたくま 2016年10月24日)



7月中旬の千葉県の海沿いの駐車場、炎天下に、ぽつんと犬小屋といっしょに茶色い犬が捨てられていた。





発見時 なんともいえない顔



ご飯と水も置かれていたと言うから、捨てた人にも少しの良心があったのだろうか。


このワンちゃんは、愛護センターから保護ボランティアの方にわたり、今は、幸いにも里親さんが見つかり、アキという名前をもらって神奈川県で暮らしているという。良かったですね~。


しかし、新しい飼い主さんが見つかるまで、応募した人と音信不通になるなど、何度か紆余曲折があり、なかなか縁がつながらなかったという。

そんな中、一人の老婦人が名乗りを上げた。以下、記事より


「私でも大丈夫ですか?」

 そんな頃、一人の老婦人からの連絡が入った。その女性は、以前飼っていた愛犬を亡くしてからしばらく喪に服していたが、喪が明けて状況も気持ちも落ち着き、やはり相棒を……と思い、里親募集に応募してみた。ところがどこも「高齢」を理由に取り合ってくれなかったそうだ。中には門前払いもあったという。

 里親募集の条件は団体にもよるが「高齢」「単身(独身独居)男性」をお断りとしているところが多い。高齢は「終生飼育」が困難な可能性があること、そして「単身男性」の場合には過去に「里親詐欺」が事件化したことなどが影響している。ただし里親詐欺についてはこのところ単身男性に限る話ではなくなってきており、犯人が「単身女性」という事例もあるので今や一概には言えなくなっている。そのため「単身」自体お断りとするところが募集する中には出てきている。



飼い主さんを探したくても、動物を虐待する人、最後まで面倒を見きれないのではないかという懸念。諸事情あって、簡単には譲渡できない理由もある。

たまたま、この団体は、そういう制限をしていなかったので、この女性とあきちゃんのご縁が結ばれたのですが。
譲渡の理由は


「老人や独身者は実は生活そのものに若干の余裕があるために、保護犬猫の譲渡を行わなければ、簡単にペットショップから購入することが出来る。」から。

 「せっかくの保護犬猫の里親希望さんを、そんな理由でみすみす逃してしまう必要は無い」と考えているそうだ。 ただし年齢における不安は最近日本でも始まった「ペット信託」でフォロー。ペット信託とは自身の死後や入院で飼育不能となった時のために、弁護士や司法書士などと相談の上、ペットのその後を保証する仕組みとなっている。


「ペット信託」って、詳しくは知りませんでしたが、高齢の方でも、安心してペットともに暮らせる仕組みは、いいと思います。
何だか、時代は少しずつ変わってきているのですねえ。




現在のアキちゃん、飼い主さんと車で別荘まで行くというお姫様ぐらし



ただし、アキちゃんの話は運が良かった一例に過ぎないそうです。
依然、些細な理由で返してきたり、自分勝手な人間も多いそうです。
動物と暮らすということは、その命を預かるということ。
今は空前の猫ブームだそうですが、ペットを飾りか、おもちゃのように思っている人には、飼ってほしくないですから、保護団体の、厳しい飼い主条件もわかるというものですね。


★関連サイト
 にわかに注目を集める里親詐欺とは?傾向と対策を調べてみた

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