じぶんの人生に花丸を。

物忘れが多い老人の備忘録。

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診療ガイドラインやEBMについてメモ

2016-03-06 | 個人的な資料庫

心房細動がよく起きていた頃、ネットで検索しているうちに、
「診療ガイドライン」というものがある事を知った。

ネットで読んだ「診療ガイドライン」には、

心房細動の診断基準や
症状のレベルに応じた、治療方法(エビデンスのレベル付き)
発作時に、自分でできる簡単な対処法

などが、表やチャートにまとめられていて、

何も知らなかったわたしが読んでも、

あ~、自分はまだ60代だし、心臓そのものに異常はないから、
抗不整脈やワファリンは本当は必要ないんじゃないかとか、

発作が始まったらすぐ対処法を試すとか、
5~6時間発作が続いても、パニクる必要はないとか、

心理的に、とても役に立った。

 

もう1つとても役に立ったのが、携帯型心電計。

10分以上発作が続いたら、とりあえず測る。なんとか起き上がって、PCにデータを取り込むとすぐに、グラフ表示が出る。

150拍/分以上になると、ただ計測不能と出るだけだけれど、
PC画面の波の形を見ると、
ひどい時は、ポリグラフにあるような大きな波になるが、

薬を飲んでじっと静かにしているうちに、150拍/分になり、
波の形も単純な心房細動の波になり、
そのうちゆっくりと、130拍・・・と、減ってくる。

1回目の薬が効かなければ、2時間後にもう1回追加。

わたしの場合は、これで、大体治まった。

発作は、夜遅くから、早朝3~4時頃によく起きた。
お医者さんに行くことも、夫を叩き起こすことも出来なかったから、

発作時の4~5時間を、一人で乗り切るのに、
携帯型心電計と、ガイドラインの情報は、頼りになる強い味方だった。

それからわたしは、

「診療ガイドライン」=エビデンス(証拠)のある正しい治療法

と、思うようになった。

中学レベルの英語しかわからないから、
evidence= 証拠 だと思い込んでいた。
(刑事事件で出てくる、あの証拠と同じイメージですー笑)

・・・・・・・・・・・・

ところが、FMと診断されるまでの1年の間に、

「ガイドラインに沿った処方量ですよ、多少の副作用は我慢して」とか、

「この薬で薬疹が出た人は見た事がない。神経質に気にしすぎる人が、具合悪くなるんですよ」とか、

かかりつけのクリニックで処方されていた薬を見て、
「これはもう使われていない薬です。EBMのある、○○に変えてもらったらいい」とか言われて戸惑った。

FMと診断されると、今度は副作用で「ガイドライン」の薬が使えない。

エビデンスレベル1で推奨されている、運動やストレッチもままならない。

こうなると、だんだん

「自分は正しい治療法についていけない、落ちこぼれの劣等生の患者」なのか・・・と、悲しくなったりした。

 

最近ようやく気持ちが吹っ切れて、頭が働き始めたら、

「ちょっと待て、ガイドラインとか、EBMって何なのだろう?」と思うようになった(笑)

======================

 

で、先日「EBM:evidence-based medicineとは」ーで検索。

こちらのサイト
The SPELL
EBM(Evidence-Based Medicine,根拠に基づく医療)の実践と生涯教育の広場(http://spell.umin.jp/EBM.htm)の、

「EBMに対する誤解」を読んで、えっ、そうだったの?と驚いた。

(以下、見出し項目とほんの少しその文章を引用しています。難しくて理解できなかった部分も多かったのですが、わたしが大きな勘違いをしていたことはわかりました。興味を持たれた方は、ご覧ください。)

以下、引用(勝手に色付けしています)と個人的感想です。

・・・・・・・・・・・・

EBMとは?

・・・現在利用可能な最も信頼できる情報を踏まえて,

目の前の患者さんにとっても最善の治療を行う・・・

・・・EBMとは医療を円滑に行うための道具であり,行動指針・・・

 

EBMに対する誤解

誤解1:「EBMに基づいた医療」なる医療がある という誤解
(これです!わたしもそう誤解していました。)

誤解2:研究結果に統計学的有意差があれば,治療効果はあり,患者にその治療をすべきである という誤解(これが以前、わたしが疑問に感じ始めた部分です)

誤解3:EBMを実践することと,エビデンスを患者に当てはめることは同じことである という誤解

誤解4:EBMとは,エビデンスを偏重する行動様式であり,医療者の臨床経験を否定するものである という誤解(この誤解から、EBMを批判される意見を読んだことがあります)

誤解5:最強のエビデンスはRCTである(RCTがなければエビデンスはない) という誤解

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「診療ガイドラインとは」-で検索してでてくる「がん情報サービス」というサイトには、エビデンス・レベル(Ⅰ~Ⅵまでの段階分け)の説明がされていますが、こっちも老人の頭ではよくわかりません。

ただ、「ガイドラインについての注意」として、ガイドラインは、現場において医療者と患者が参考にしながら診療方針を考えていくもの、いわば診療の「出発点」であって「到達点」ではないことに注意が必要・・・と書かれています。

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いろいろな病気の「診療ガイドライン」の基本部分は、
今では、
Minds(マインズ)ガイドラインセンター で読めます。

アマゾンのレビューが高評価だったので、今日『患者のための医療情報収集ガイド』ちくま新書 を注文(中古本は10円でした!)したのですが、情報を集めるためのサイトなど紹介されているようです。日本語サイトだけでなく、英語サイトも多そうで、全部使いこなせる人はわずかかもしれません。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

急いで追記:2016.4.10

今朝からこの記事に、フェイスブック経由のアクセスが急増しています。このブログは、ほんのわずかなアクセスしかなかったのに、一体、何が起きたのか? 70代老人は不安を感じています。どなたか、フェイスブックに書かれたのでしょうか? それともネット上の何かの間違い?

もしも、実際にフェイスブック経由でご覧になった方がいらしたら、何が起きているのか、どうか、コメント欄で教えてください。お願い致します。

またまた追記:201604.11

昨夜、The SPELLの南郷先生がメールを下さいました。ご紹介して下さったようで、それでお若い方たちに、老人のたわいもないブログをご覧いただけたという次第です。おかげさまで、とってもいい思い出ができました。

それにしても、自分の肝のちっちゃさを再確認です(笑)。
お騒がせいたしました。 m(_ _)m

・・・・・・・・・・・・

*日記メモ

2月から少し気持ちが元気になって、本を次々に何冊か注文。
でも、全部、途中で中断したまま。
まぁ、年寄りなんだから、あっちこっち拾い読みで十分十分・・・(笑)

立て続けにブログを書いてへばった。少し休まなきゃ。ちびちびと本でも読もう。

 

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4 コメント

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EBMの良書 (キノシタ)
2016-03-06 19:45:02
EBMに対する誤解は、医師の中でも多いようです。EBMの限界が見えてきた今だからこそ、EBMを正しく知る必要があるのではないでしょうか。
『EBMの道具箱』という良書がありますが、中古でしか手に入りません。

日野原重明先生の巻頭の言葉が的を射ています。
**********************
わが国の医療環境は、決してEBMの理念の目指すところには到達していない。むしろ、世界的にもEBMの限界がはっきりとしてきたのである。それではEBMはまったくの無用の長物に成り果ててしまったのであろうか。
EBMの限界を当初から見通していた先哲もいた。その点だけをみれば、日本は世界よりも先んじていたといってよい。すなわち、訳者らはわが国のEBMの草創期より、EBMに徹底してこだわりながらも、距離を置いてみていたように思う。
本書の題名に端的に表現されている通り、EBMそれ自身、よい医療を実現するための道具(ツール)にすぎない。そして、その道具を使うのは、さまざまな思惑を持った人間という存在である。
Re:EBMの良書 (hanamaru)
2016-03-07 14:16:06
キノシタさま 情報ありがとうございます。
そうか・・・本もあるのかと、アマゾンで教えて下さった本や、関連本のレビューを読みました。EBMの最初の提唱者の医師の方の本の翻訳以外に、日本のお医者さまたちが書かれた本がいろいろあるんですね。また「ebm 限界」という単語で検索して、出てきたサイトをちょっとだけチラ見しました。

読んでも、もちろんチンプンカンプンなのですが、医療の世界は、奥が深いんだなぁ・・、お医者さまたちもたいへんだなぁ・・と思いました。また新しく、今まで知らなかった世界に出会えました。ありがとうございます。
アクセス急増の理由について (unknown)
2016-04-10 13:36:51
フェイスブックを介したアクセスが増加しているのは、The SPELLのオーナー様自身が貴方のブログを紹介されたためと思います。
Re:アクセス急増の理由について (hanamaru)
2016-04-10 13:58:58
unknownさま。
お知らせ頂きありがとうございます。それならよかった! です。とってもチキンハートな老人なので、いきなり人前に押し出されたようでビックリしました。ほっとしました。ありがとうございました。

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