ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

煙道ガス管からの液漏れ

2016-10-17 16:20:07 | 暮らし・生活

我家は5年前の2011年9月に、新しいガス・ボイラーを設置してもらった。

ボイラーが設置されたのはキッチンの増築された変形部分の壁の向こう側にある物置部屋。

煙道ガスを排出するための管は、キッチン増築部分の天井近くを走って外壁へと達するよう取り付けられた。


ボイラー設置は、いくつか見積りを取ったうえで P.J. Bryer (個人業者ではなく、責任者の名前を冠した会社)に依頼した。

安くはなかったが、ブライヤー氏は知識豊富そうだし信頼できそうだったから。

天井近くに白く固められた穴は、実際仕事にやって来た若者2人が、煙道ガス管を通すため開けようとして

開けられずに断念したもの。 キッチンが増築される前はあの壁が外壁だったため頑丈な金属製の梁が

入っていて、穴を開けられなかったらしい。

(内装ボロボロのキッチンの状態には目を瞑っていただければ幸いです。


ボイラー設置以来、年一回のボイラー点検は、毎年通知を寄越した P.J. Bryer に依頼してきた。

そしてボイラー設置から4年後の、去年の8月。 煙道ガス管から液体が漏れてきているのを発見。

煙道ガス管の下にあるのは、この家の前の住人が壁に取り付けたまま置いていった食器棚。

煙道ガス管に場所を譲って壁から下ろさざるを得なかったが、将来引越したときにまた使えるかもと、

ガラス扉は外して車庫に保管し、棚は余分な食料品の保管に使っていた。

 

それまでの4年間、液体は滴となって管の接合部分から現れ、食器棚のてっぺんの右端近くに落ち、

 

右側壁を伝いながら途中で棚をふやかして膨張させていたらしい。 この棚はずっと食料品で一杯だったから、食器棚が

それ以上液体を吸収しきれなくなり、液体が最下段の棚に入っていた容器の下に滲み出して来るまで漏れに気づかなかった。

  


こういうことにはとんと疎い私にオットーが説明してくれたところによると、煙道ガス管は二重構造になっていて、

管の内部の外側部分を通って新鮮な空気がボイラーへと供給され、ボイラーから排出されるガスは管の中にあるもうひとつの

小さい方の管を伝って外に出ていくそうである。 つまり煙道ガス管を通るのは気体のみだから、漏れてきた液体はおそらく、

入る空気と出るガスとの温度差によって生じた結露ではないかと。


いずれにせよ、滴ってくる液体を放置してはおけないので、漏れの下にプラスチック容器を置いて応急処置をし、

昨年9月のボイラー点検のときに作業員に漏れを報告。

するとその後、作業員が二度、接続部分の密閉材を交換に来た。 でも漏れは止まらず。

二度目の作業員が密閉材を交換した直後にまた漏れが始まった。 その作業員は、煙道ガス管の設置角度に

問題があったことを疑った。 ボイラーに向かって緩やかに下っているべき煙道ガス管の角度が、

壁に達する直前の部分でやや上がり気味になっているため、結露がボイラーに戻れず、密閉されて

いるべきなのにされていなかった接続部分から漏れているのでは?と。 そして彼は

「(自分の考えを)オフィスに報告します」 と言って帰っていった。

そのときすでに11月で暖房が必要になっていたため、漏れの修理は春までおあずけとし、

それ以上は P.J. Bryer をせっつかなかった。 もちろんむこうからも、何の連絡もなかった。

冬の間、量に増減はあったものの液体は漏れ続け、私たちは定期的に容器をチェックしては液体を捨てていた。


今年に入り、ようやく暖房が必要なくなった5月2日に、オットーがブライヤー氏にメール。

密閉材の交換は漏れを止められなかったこと、11月に来た作業員は管の設置状態に問題があったのではないかと

疑ったこと、5年の保障期間内の修理であるはずなこと、壁内の管をいじるとなると簡単な作業ではないので

暖房が必要な冬の間はこちらからはあえて連絡を取らなかったこと、冬の間に週平均で半リットルの漏れが

続いていたこと、春になって漏れはスピードダウンしたが、液体の色がサビ色に変わったことを説明したのち、

連絡をくれるよう頼んだ。



ブライヤー氏は5月17日に作業員を寄越したが、その作業員はみたび密閉材を交換しただけだった。

その日オットーは仕事で私しか家におらず、私は 「煙道ガス管自体をどうにかするはずでは?」 と抗議したが、

作業員は 「密閉材の交換しか指示を受けていない」 と作業を終えて帰ってしまった。


5月18日 それを知ったオットーがブライヤー氏に、

前日来た作業員がまた密閉材の交換しかしなかったことに驚いたこと、漏れは現在はほぼ止まっているがそれは

春になってボイラーを冬の間ほど使っていないからであろうこと、ボイラーの5年保証は今年9月に切れるが、

冬になってまた漏れが始まったら保障期間後でも無料で修理してくれるか知りたいこと、をメールした。


それに対するブライヤー氏からの返事にビックリ。

5月19日 煙道ガス管は保証の対象外であり、我々は自腹を切って密閉材の交換をしてきた。

サービス・エンジニアとサービス・マネージャーと話し、お宅のボイラーにこれ以上の作業が必要かを決める。

というものだったから。



5月19日: オットーの返事。

「OK、では保証はボイラーのメーカーからのもので、ボイラーしかカバーしないんですね。 思い違いをしていました。」



5月22日 そうこうするうちまた漏れが始まり、オットーがブライヤー氏に報告。



8月20日 その後ブライヤー氏からは何の音沙汰もなかったので、オットーがブライヤー氏にまたまたメール。

夏になっても漏れが続いていること、冬が来る前に漏れを修理してもらいたいこと、液体がサビ色をしているが外側の

管は乾いていることから、もし漏れが内部のガス管で起きているとしたら排ガスが漏れている可能性もあるがそれは危険では

ないのかという懸念があること、修理をできるしするつもりがあるのかどうか教えて欲しいこと、もしできない/するつもりがないなら

我々は他の業者に頼むつもりであること、を伝えた。



8月21日 ブライヤー氏からの返事。

「火曜日に戻る予定のサービス・マネージャーと話す必要がある。 彼は作業員と会ったしヴァイラント(ボイラーのメーカー)

とも話をした。 2週間以内に修理をするつもりでいる。 近日連絡する。」



9月17日。 漏れの下に置いてあった容器がフチ近くまで一杯になっていてビックリ!

その3週間ほど前に2cmくらいしか溜まっていなかったのを確認していたのに。 夏場だからボイラーは

それほど使っていなかったのに。 何が漏れてくる液体の量を左右するのか、シロウトにはわからず。


ブライヤー氏からのそれ以上の連絡は、9月が終わっても来なかった。

さらに、ボイラー設置以来それまで毎年来ていたボイラー点検を促す通知も、今年は初めて来なかった。

10月に入り、P.J. Bryer に見切りをつけたオットーは別の業者に修理を依頼することに。


そこで10月3日私が初めてブライヤー氏にメール。

漏れを抱えたまままた冬を迎えたくないので、オットーは有休を取った明後日に別の業者に修理を依頼する

つもりであること、漏れが報告されてからすでに12ヶ月が経っていること、なのにまだ修理がされないということは

かなり難しい問題なのであろうこと、こういう問題が起こり得ることを世間に伝えたいのでネットに載せる記事を

準備中であること、その中では P.J. Bryer に言及しなければならないので申し訳なく思うこと、

これまでのサービスに感謝することを伝えた。 (誤り含む



すると思いがけず3時間以内に、ブライヤー氏から返事が。

問題が解決しておらず申し訳ない、明朝サービス・マネージャーと話す、水曜日に御主人が在宅なら作業員に

煙道ガス管を交換させる、年間約2000の煙道ガス管を設置するが問題があったのはほんの一握りだ、

サービス・マネージャーにお宅の問題を伝えたあと解決したものと誤認してしまった、朝彼と会って

解決する方向で話をする、問題が長引いたことによるストレスは理解できる、情報を集めて明朝

連絡する。 とのこと。



翌火曜日午前9時40分頃にブライヤー氏から電話で 「明日作業員を派遣する」 と連絡があった。

修理は有料なのか訊くと、無料でやってくれるとのこと。

10月5日水曜日に2人の若者が来て壁の穴を広げ、管の一部を交換し、全体の角度を修正した。

作業は2時間40分ほどで終わった。


作業前の漏れていた頃の画像と、

 

作業後の画像。 うん、確かに、角度が改善された気がする。

 


その後は12日後の今日まで、漏れは見られない。 これで完全に止まってくれたことを祈る。


もしまた漏れが始まったら、その時は今度こそ、お金がかかってもいいから別の業者に修理を頼むつもり。

あ、まず、ボイラー点検を誰かに頼まなきゃね。 P.J. Bryer はもううちには興味なさそうだから。

(もちろん修理後も 「その後具合はどうですか?」 なんてのも含め、連絡は一切なし。)


*       *       *       *       *       *       *       *       *       *


ということで、今日の記事は 『イギリスのあるある』。 イギリスの業者がいかにアテにならないかというお話でした。

家の改良作業/工事にプロの助けが必要なとき、誰もが経験するストレスです。

 

皆さん気づかれましたか?

漏れ問題を正すまで一年以上かけたくせに、謝罪らしき言葉は一度きり、最後のメールにしかありませんでした。

その謝罪だって時間がかかったことに対する謝罪であり、事の発端である漏れを起こすような設置作業をしたことに対する謝罪は

一切なし。 こっちは漏れを心配しながら、そしてなぜブライヤー氏は迅速に対応してくれないのか悩みながら、

一年を過ごしたというのに。 ガラス扉を保管してあった食器棚は永遠に使えなくなってしまったのに。

どの面下げて 「自腹を切って密閉材を交換してやったんだ」 なんて言えるのよ!

こっちが食器棚の賠償請求したいくらいだわ!

恥を知れ、恥を!!


腹の虫が収まらなかったので、今年から始めた英文ブログにコトの詳細を記事にしました。 ブライヤー氏への

メールにも、「修理してくれたら記事にはしません」 なんて約束はしなかったもんね。

でも 「名誉毀損だ」 だの 「ビジネスの妨害になる誹謗中傷だ」 なんて言いがかりをつけられても面倒なので、

時系列の事実と画像とメールの切り貼りを並べるに留めました。 自分の不満や意見は一切文字にせず、天然を装って

「煙道ガス管は保証対象ではないそうですよ!」

「新しく設置された煙道ガス管からも液体が漏れることがあるので皆さん気をつけて!」

「煙道ガス管から漏れが生じたら、下にある物は台無しになるかもしれません!」

「煙道ガス管からの液体漏れは、修理完了まで一年かかることもありますよ!」  みたいに。

それでもきちんと読めば、仏陀の忍耐を見せて連絡を続けたオットーに対し、ブライヤー氏がのらりくらりと

修理を先延ばしにし、願わくは私たちがあきらめてくれるのを待っていたことを読み取るのは難しくないはず。

ちょっとスッキリした。


私からブライヤー氏への最初で最後のメールの内容には悩みました。 こっちが怒っていることはきっちり伝えたい。

でも、できれば無料で修理してもらう可能性も、完全には捨てたくない。 それには相手を反発させてはダメ。

それでああいう内容になりました。 「ネットに事の成り行きを載せる」 というのはいい(言葉は悪いけど)

脅し文句ですね。 ネットがない時代は使えなかったから、これもインターネットの有意義な使い方と言えるかも。


《 関連記事: インターネットの有意義な使いかた / 続・インターネットの有意義な使いかた 》


イギリスの業者はその大半が、「テキトーな仕事をしてできるだけお金は欲しい」 というヤカラと思っていた方が間違いないです。

うちもこれまで屋根の葺き替えと車道の舗装化とボイラー設置とラジエーターの交換をしてもらいましたが、

心から満足できる仕事をしてもらったことは一度もなし。

中にはプロ意識のある良心的な業者もいるのでしょうが、そういう人に当たるのは、

宝くじに当たるより難しいかも・・・・・


P.J. Bryer の作業員が5年前に取り付けた暖房の操作ユニットを見てくださいな。

見てくれを良くしようという努力が全く見られない。 これだったらシロウトの私にだってできるわっ!

 

・・・・・ 「お客様は神様」 の日本が恋しいなぁ ・・・・・

 

 

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7 コメント

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Unknown (k)
2016-10-18 16:58:55
ハナママゴンさんのメール、素晴らしいです!同じような事が起きた時にお手本にします。こういうの、普通にありますもんね、イギリスって。あっぱれです!

お疲れ様です (チビまま)
2016-10-18 22:05:27
またか。。。というくらい、イギリスでは必ず誰もが経験するストレスですよね。
本当に、こういう種類の仕事をやっている人は、小爺教育もろくに受けていないし、人としてのマナーもゼロ。
お金だけ欲しいというのが見え見えで嫌になります。
もちろん、いい仕事をする信頼できる人になら、少し高くてもお金を払うけれど、それすらなかなか至難の技。
嫌になりますね。
最後のハナママゴンさんのメール、お見事です。
そこで初めて慌てたんでしょうね。ほんとに頭悪い。。。

うちも大金をかけたガレージが、なんと壁の内側からカビだらけになり、やり直すことに。
やった張本人は逃げ腰で、返信すらありません。
もう、いいです。失敗から学ぶこともありますしね。
次回はいい人がみつかりますように。

お互いにこの種類のストレスがもうないといいですね。
お疲れ様でした。
間違い (チビまま)
2016-10-18 22:06:34
小爺ってなぜか入ってしまいました。
無視してください。
kさんへ (ハナママゴン)
2016-10-19 04:25:49
ほんと、こういうの、普通にありますよね!
いい仕事をしてくれないのが普通で、いい仕事をしてもらえたらそれはもう奇跡。
こんなイギリス人に、誰がした~~~!? と叫びたくなります。

メールをお褒めいただきありがとうございます。
訪問介護のための早起きの習慣で夜明けに目が覚めて眠れないとき、じっくり考えることができました。
将来kさんのお役に立てたら幸いです。
否、このようなメールがkさんに必要になる事態が来ないことが一番ですね。
チビままさんへ (ハナママゴン)
2016-10-19 04:34:02
えええ~・・・ 大金をかけたガレージが・・・ 内側からカビだらけですか・・・
まぁったくっ!! イギリスの業者には良心もプロ根性もないのか!! 

日本はサービスが最高の国だから、私たち日本人は余計に驚くのかもしれませんね。
これがサービス最高の国から最低の国に来たツケなのかな・・・
チビままさんのガレージが、次はいい人にあたってきちんと修理してもらえるようお祈りしています。
well done!! (rmaman)
2016-12-04 03:20:23
ハナママゴンさん well done!お見事!!
お気持ち、 手に取る様によーく解りますよ。。二階のラジエーターの移動で 、ヒドイ目にあった経験がありますから。(そう、水漏れで天井のプラスターもだめになって、、) 代わりに ポーリッシュの方々は 仕事も丁寧で、遅刻なしと評判ですね。
こちらのブログはつい先週からずっと楽しく拝見してます。私は2002年よりSL6エリア在住、Y9男子一人の母で、同じく西東京出身の64年生まれです。共感出来る内容が多々ありで、勝手に親近感を抱かせてもらってますし、勇気付けられます。ハナちゃん一流大に進学されて、ひと安心ですね。
ありがとうございます。 (ハナママゴン)
2016-12-05 06:07:11
rmamanさん、はじめまして。 SL6ご在住ですか、便利でいい地域ですね。
やはりいい加減な仕事をされた経験がおありなんですね。 まともな仕事をしてもらえることなんて、もうイギリスでは奇跡に近いかも。 こんなイギリスに誰かした・・・
ポーリッシュの方々ですか、考えてもみませんでした! 今度なにか仕事が必要になったら、ぜひ試してみたいと思います。

レスター大学、一流ですか・・・? 何だか授業料ばかり高くて、そのわりには講義やセミナーが驚くほど少ないみたいで、親としては失望しています。 大学は出たものの仕事に就けず、ムスメがブーメラン・キッドとしてこの家に戻ってくる可能性が強まる今日この頃・・・

rmamanさんも西東京ご出身なんですね。 私も親近感です。
今後もよろしくお願いします!

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