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決して 戦争はしない

2010-09-26 00:38:04 | 日記
題 : 『決して戦争はしない』

 米同時テロ、追悼式典、
  オバマ大統領は、
   テロの対象となった
     ワシントン近郊の国防総省で演説し
 「 米国は、
     イスラム(教)との戦争に
        乗り出すことは
           決してない 」  と 強調。

 米国は
 「 多様で寛容な国 」
     とも述べ、
       宗教的な対立が広がらないよう
         国民に自制と団結を訴えた。
                (日経2010・9・12)

 オバマ大統領の
 「 もう、イスラム(教)とは戦わない 」
      のグランド・ゼロの演説は、
         戦争否定の言葉である。

 暴力を解決の手段にしない 
            という言葉である。
 暴力否定、非暴力 の言葉である。

 非暴力は仏教・ヒンズー教の思想・教え
                   である。
 まず
   非暴力があらねばならないのである。

 キリスト教の
 「 神の義があれば、人を誅してよい」の
     暴力肯定の教義・教え
            ではないのである。

 現代社会に
   存在しなければならないのは、
     暴力行使の条件・理屈
       を与える教義では
            ないのである。

 戦争行為の
  行使が、
   一瞬に
    展開していく
     現代社会には、
      まず
       あらねばならないのは
   「暴力行使の
     キリスト教の教義・教え」ではなく、

   「暴力を行使する時に、
     深い思慮・思考を求め、
      行為行使の
       押し留めの声・教義」
                 なのである。

 キリスト教の
   この教えは、
     現代社会には、
       あってはならない
         教義・教えなのである。

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暴力を解決の手段にしている教義を

     恥ずかしいと 思わなければならない。

彼我の差をつけること

2010-09-06 02:49:44 | 日記
題 : 「彼我の差をつけること」

 仏教において「阿弥陀如来の下では、誰もが等しく極楽に迎えら
れる。
 そんな命の平等性、救済の平等性が、平等院の名には込められて
いる」。
 ここに訪れる西欧人は、市民革命のはるか前の日本にそんな言葉
が存在していたことに驚くとのこと。
 (西欧の市民革命より約600年から750年以前という、はるかなる
以前)。
 これは「人々を現世の苦しみから解放したいという為政者として
の安寧の使命感から」。    (参考:日経新聞2010・8・29)

 (参考:平等院の創建、1052年 wikipedia):関白藤原頼通は永
承7年(1052年)、宇治殿を寺院に改めた。これが平等院の始まり。
 (参考:市民革命 wikipedia):市民革命の代表的なものは、イ
ギリス革命(清教徒革命・名誉革命)、アメリカ独立革命、フラン
ス革命など。清教徒革命(1641~1649)、名誉革命(1688~1689)、
アメリカ独立革命(1775~1783)、フランス革命(1789,1794)

 これに対し、一神教のキリスト教の教義は、唯一神を頂点にした
ヒエラルキー=序列の世界。
 神と信徒との間に聖職者を位置づけ、聖職者が天の上意を信徒へ
伝える下達する。
 そこには、多様な中で、その各々が光り輝く個性・特性があると
いう、各々の特性を認めるという平等的、多神教的な教えは無い。
 この様な不平等さは、現代社会にも根付き、問題となっている。
 この問題について、ハーバード白熱教室で有名なマイケル・サン
デル教授は以下の様に言う。   (参考:日経新聞2010・9・1)

 《紹介》: 政治哲学者マイケル・サンデルさん
1953年生まれ。ハーバード大学教授。2002~05年大統領生命
倫理評議会委員。「正義」の講義は同大史上最多の履修者数
を誇る。著書「これからの『正義』の話をしよう」が日本で
もベストセラーに。

 (「彼我の差をつける」キリスト教の教義
                 ・・現代の識者は否定する)
《概要》:
 何が正義か、正義とは何か 語り合おう
 ・・米国、リーマン・ショック後の金融危機
 ・・多額の納税者のお金が使われた。
 その税金からボーナスをもらう役員までいた。
 このことは国民の間に、不正がまかり通っているという強い感情、
道徳的な怒りを広げた
 ・・背景に格差、貧富の差の拡大が。
 不平等の増大が正義、あるいは正しい社会とは何かという重要な
問題を提起し始めた
 ・・政治に求められるのは何が善良な生活かを論じる姿勢
 ・・貧困や不平等が、なぜ道徳的にいけないのか、公の場で熟議
を行うべき
 ・・過去、生きる価値や正義、社会の共通善といった「真の政治
的議論」が、経済的議論に押しやられて来た
 ・・その論議は、何が正しい社会か、善き社会かは教えてくれな

 ・・共通善を探らなければならない
 ・・米国オバマ大統領は、問題解決に道徳的・宗教的信念が必要
だと説いた
 ・・だが、国家が特定の善き社会を構想し、押しつけるのは危険
でもある(後段のブッシュ元大統領のイラク侵攻の現在の状況を参
照下さい)
 ・・市民一人ひとりが何が正義かを考え、語る事が重要
 ・・政治に道徳的な考えが持ち込まれるとき、往々にして過度な
ナショナリズムやノスタルジーをはらむ危険が生じる。
 最大の防衛策は、市民が公の場で、健全な議論に根ざした言説を
作り上げること
 ・・政治が与えるのを待っていてはいけない。
 市民の側から良い政治を要求するのだ
 ・・メディアも広く議論の場を提供する責任がある
 ・・哲学を学ぶ最良の学校は、夕食の食卓だ
 ・・正義をめぐる議論は哲学者だけのものではない。
 わたしたちの日常の営みの中にある
 ・・(市民一人ひとりが自らの道徳に照らして考え、語ること。
 それが混迷する社会を希望に導く)(また、異を認めない。「異
教徒を殺せ」のキリスト教の教義。
 その異の多様性を容認できない教義は間違い。
 どの様な理由があろうとも、自己の価値基準・教義で相手を殺
す・抹殺するのは間違い)
 小生の別の投稿文「悲惨な戦争は無くせないでしょうか 切なる
希望について」において記したブッシュ元米国大統領が、キリスト
教の支持者の希望により、また、「イエス・キリストの夢を見た」
と開戦の決断をしたイラク戦争。
 また、キリスト教には「(キリスト教の)神の義によれば、人を
誅しても良い」の教義があるが、本日、米国オバマ大統領は「イラ
ク戦闘任務 終結宣言」をした。 
7年5ヶ月に及ぶ戦いは米軍に4400人もの戦死者を出し、中東の
政治秩序を揺さぶった。
 (また、この米軍の若い方々の尊い命の何倍にも相当する、戦争
と何ら関係のないイラクの尊い命を無くされた方々を忘れてはな
らない)  (参考:日経新聞2010・9・2)

 《概要》:(悲惨な状況は今も続いている)。
 「イラク政府は1日、8月のテロや攻撃によるイラク人死傷者が4
26人だったと発表した。
 この2年間で最悪規模だった7月の535人(イラク政府発表)は下
回ったものの、依然として治安回復の途上であることを示した」
 ・・米国だけで7000億ドル(約58兆円)を超えた戦費は米経済へ
の重荷になり、リーマン・ショックの伏線となった(今なお日本や
世界を苦しめている経済の発端)
 ・・米同時テロへの憤激がもたらした安易な開戦
 ・・戦争に参加した述べ100万人の兵
 ・・厭戦ムード拡大・・オバマ政権は昨年、「同時に2つの大きな
戦争を戦える戦力を備える」という米国の伝統的な2正面戦略の放棄
を決めた
 ・・実際には1つの戦争すら今の米経済には重荷だ
 ・・イラクが安定するかどうかは中東全体の安保環境に左右され

 ・・米誌アトランティックの最新号が「イスラエルがイラン爆撃
を準備中」と報道。
 米軍が減ることで生まれる「支配の空白」を懸念するイスラエル
の暴走
 ・・中東諸国、力学に変化
 ・・イランやサウジ、影響力拡大狙う可能性
 ・・米軍戦闘部隊のイラクからの撤収は中東諸国の力のバランス
を変えかねない。
 隣国イランが影響力を増し、イランを警戒するサウジアラビアも
介入姿勢を強める可能性がある。
 「極めて危険だ。イラクは周辺国のゼロサムゲームの舞台になる」。
 イラクのジバリ外相は8月、米戦闘部隊撤収後のイラクが勢力争い
の場となる事への懸念をあらわにした
 ・・イラク国内では「イラクの政治勢力や民兵組織への支援を通
じた周辺国の主導権争いが激化する可能性がある」との警戒が強ま
っている。