幸せになろうね 改め しあわせだね

日々の生活の中のほんの小さな出来事をどう捉えるかで
私達はすぐにも幸せになれるのです。

カエル

2016年09月19日 22時25分32秒 | ひとりごと
今日も、知り合いから聞いたお話です。





彼が家に帰ると入口付近に、小さなカエルが一匹死んでいました。

「かわいそうに」と思いながらそのまま家に入り、夕食を済ませた彼は
ふと、思いたって先ほどのカエルを見に行くと、
すでにアリが集まり黒だかりになっていました。


よ~く見ると、少し離れたところに同じ大きさくらいのカエルがじ~っとアリの黒だかりを見ています。
それは、ものすごく寂しそうに見ている感じだったそうです。
なんとなく
しばらく様子を見ていると
死んでアリにたかられているカエルに
一歩、また一歩と近づいていき、アリの集団ギリギリのところまで近寄り
ず~っと悲しそうに見ていたそうです。

彼が観察していたのは30分ほどだったそうですが
カエルは本当に悲しそうで、見ていて胸が痛くなったとか。

・・・夫婦なのか、兄弟か、それとも親子?友達?
果たしてカエルにそんな感情があるのでしょうか。

とにかく、ず~っと見ている、そして、悲しみは確かに伝わってきたといいます。



翌朝、死んだカエルは骨だけになっていて、アリの姿はほとんどありませんでした。

まる一日以上経過した深夜、気になって外に出てみると
骨になっていた場所は、
粉のようなものだけが丸く残っているだけになっていたのですが
そこに、あの悲しそうに見ていたカエルが(と、思います)いたのです。
その粉のところに顔をくっつけて、じっとしています。

彼はまた、しばらく見ていたのですが、ず~っと
本当にじぃっと粉のところにくっついたまま
離れようとはしなかったそうです。


「普段、なにげなく眺めている小さな虫や生き物たち、
 目の前に現れたとき、殺生してしまう自分がいるのですが
 このカエルを見ていたら、何ともせつなくて、せつなくて・・・・・」

と、知り合いは言いました。




「何が言いたい、というわけではないんだ。
 こんなことがあった、というだけの
 ただそれだけのことなんだけれど、ね・・・」
                               
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