昭和・私の記憶

途切れることのない吾想い 吾昭和の記憶を物語る
 

おさげ の女性

2016年03月28日 12時05分41秒 | 8 大和撫子


 思春期の頃に憬れた
 女優・酒井和歌子

おさげ
髪を左右に分けて編んで下げる髪形を謂う
その清純なイメージ
「 おさげ 」 は、女学生の代名詞とも謂えよう

昭和32年(1957年)
中学三年生の叔母の髪形は「おさげ」であった
私の幼年期の微かな記憶に残っている
幼年期の記憶の中の、叔母や従姉妹達の 優しい姿
それが、私の女性観を、形成していったのだと思う
女は優しいもの・・と

映画 「 美しい十代 」 の女優 ・西尾三枝子

昭和30年代
日本の高度成長の始まったこの時代
国全体は、まだまだ、貧しかった
しかし
明日のために、一生懸命生きようとした時代であった
明日に希望がもてる時代だったと思う
そして、何よりも
「 優しさ 」 を、大切にした時代だったと思う
♪ おさげが風にゆれていた
わすれないさ わすれないさ 
いつまでも

泣かないって 約束したのに
「さよなら」 と 言ったら
何にも言わずに 横向いた
お下げが 風に ゆれていた
忘れないさ 忘れないさ 好きなのさ

よく似合うね 真赤なリボンが
「しあわせ」 と 聞いたら
はずかしそうに 爪を噛む
小川の岸で 見た夕陽
二人だけの 二人だけの 思い出さ

淋しいけど 帰ってくるまで
「待ってゝ」 と 言ったら
可愛い瞳が うるんでた
綺麗に編んだ お下げ髪
忘れないさ 忘れないさ いつまでも

「 忘れないさ 」 北原謙二 
昭和36年(1961年)


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