昭和・私の記憶

途切れることのない吾想い
生涯の記憶を切取らん

 

若い頃

2017年06月16日 | 5 青春のひとこま 1973年~

通り過ぎたら その後に 花の香りの 残るよな
そんな娘になりたいと いつも心に思ってた
同じ言葉をあの人に ふいに言われてうつむいた
頬の熱さが気にかかり 三歩小走り立ち止まる
この恋を 叶えてと、一途に思いつめ
花のようにひそやかに 待ちわびる想い
・・・花の様にひそやかに
 小柳ルミ子


私の好きな女性像である

19歳・青い私の
一番の想いは、恋人が欲しい
花のようにひそやかな
そんな、可愛い娘がいい             (コ)
そんな娘はきっと存る・・・・と

 己が心懐
昭和49年(1974年)
4月29日(日曜日)の夕暮

親友・長野と二人

いつもの様に旭屋書店で書籍を探すと、御堂筋を中之島まで歩いた

そして、高等裁判所の前、堂島川の護岸に坐り

阪神高速道路下、鉾流橋、中央公会堂、中之島図書館、水晶橋、大阪市庁舎、と続く

一連の景色を眺めた

眺めながら

人生とはなんぞや・・・そんなことを語ったのである

然し、青い麦畑

人生とは何ぞや・・なぞ、分らうはずもない

二人、黙して語らず

只茫然と、前方の景色を眺めた

・・・
 
                     堂島川と中央公会堂    (43年後のイメージ)
・・・

肩を並べて沈黙の中

前方の景色に目を遣りながら、私は

スリーファンキーズの歌ならずや

「この広い世界にたった一人、僕のお嫁さんになる人がいる」

「斯の子は今、何処で如何しているのやら・・・」

・・・と

そんな想いに耽っていたのである

同じ景色を眺める、隣りの親友・長野が

何に想いを巡らしていたかは知らない

物語から43年後の中之島
リンク→私の DNA  
     男のロマン 大東京 二・二六事件 一人歩き (一)

・・
此の日
親友・長野と共に旭屋書店に行った私は
己の欲するところ欲するがままに
武者小路実篤の著書
若き日の思い出、
ある彫刻家、
おめでたき人、若き人々、馬鹿一、
人生論、人生雑感、
人類の意志について
の、8冊(文庫本)を纏めて購入した
親友・長野も数冊束ねていた
自分を磨こうと、読書三昧の日々を送っていたのである
別に競ってはいない
カラー違いの似た者同士、タイプの違った同類項・・故に
相互が、「俺はオレ、オマエはお前」
「吾、汝に関知せず」・・と、そう想っていた
其を肝に銘じて語り合ったのである
そして二人は(私だけかも知れぬが
)、
自分を磨く・・と、格好をつけた
格好をつけたがるは、若い力ゆえのもの
「己が気持ちに素直に生きる」
その方が、楽に決っている
然し、それは出来ない、やっちゃあいけないと
若い力が邪魔をするのである

自分を磨くことこそが、夢を追いかけることに繋がる
そう、確信したのである、
これが人生と

そんな二人が、堂島川の護岸に坐ったのである

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