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読書・鑑賞記録&日記

2017年5月の読書メーター

2017年06月01日 | 読書メーター
5月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2856
ナイス数:46

クレアが死んでいる (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-15 87分署シリーズ)クレアが死んでいる (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-15 87分署シリーズ)感想
シリーズ14作目。1961年米作品。。。平穏な十月の夕暮れどき─87分署の刑事部屋は、クリングと恋人クレアの仲むつまじい電話のやりとりに、和やかな雰囲気につつまれていた。そこへ、カルヴァー街の本屋で暴漢が拳銃を乱射したとの通報がはいり、ただちにキャレラたちは現場へ向かった。血にまみれた三人の男たち。第四の被害者を見たクリングは絶句した。クレアが死んでいる!(aga-search)。。。今回の主役は、バート・クリング。87分署の署員たちが犯人を挙げようと奮闘するが・・。エド・マクベインの手腕引き立つ作品。 
読了日:05月30日 著者:エド・マクベイン
鉄の絆〈下〉 (創元推理文庫)鉄の絆〈下〉 (創元推理文庫)感想
1992年。英作品。。。英国を代表する詩人トリストラム・アブリー。この類い稀なる才能は、スペイン内戦に義勇兵として身を投じ、戦火の中、若くしてこの世を去った。彼の死から半世紀。詩人の残した手紙を求める探索は、詩人の姉の死の真相をも明らかにした(Amazon)。。。面白かった!下巻は一気読み。ゴダード作品にはつきものの、読後感の切ない感がなく、女性嫌い感もなかった(多分作者は、女性差別ではないだろうけど、悪役に女性が多い)。主人公たちの未来も納得のラストで、メデタシメデタシ。スペインの勉強にもなったし。
読了日:05月30日 著者:ロバート ゴダード
鉄の絆〈上〉 (創元推理文庫)鉄の絆〈上〉 (創元推理文庫)感想
1999年英作品。ゴダード6作目。「あなたがどんな命令を受けているかはわかっています。だれに雇われたのかも」老婦人は、いままさに自分を殺そうとしている男にそう告げた。すべての計画を見抜き、死を覚悟したうえで待ちかまえていたのだ(Amazon)。。。ゴダードの初期作品はやっぱり面白く、さくさく読んでしまった。1930年代のスペイン内乱の出来事を、現代の物語に上手く(ゴダード調に)からませて描かれる。現時点では、少しの謎しか解明されてないので、下巻が楽しみ。スペインの歴史を全く知らず、勉強にもなった。
読了日:05月25日 著者:ロバート ゴダード
サブリエル―冥界の扉 (古王国記)サブリエル―冥界の扉 (古王国記)感想
チャーター魔術が栄える古王国。そこでは長年、魔術師たちの力によって、冥界から蘇ろうとする死霊たちが滅ぼされ、平安が保たれていた――はずだった。サブリエルは、アンセルスティエールの寄宿学校で学んでいる18歳。一見ふつうの少女だが、父親のアブホーセンは古王国で最も力のある魔術師で、彼女にも優秀な魔術師としての力が備わっている(Amazon)。。。久しぶりのダークファンタジー。非現実な話だが、サブリエルとタッチストーンの淡い恋愛や冒険を、少年少女の気持ちになり楽しめた。
読了日:05月23日 著者:ガース ニクス
タイム・トラベラー―時間SFコレクション (新潮文庫)タイム・トラベラー―時間SFコレクション (新潮文庫)感想
ファーマーの異色作「わが内なる廃墟の断章」の他、ラジカセ片手に若きアマデウスが活躍する話題のサイバーパンク「ミラーグラスのモーツァルト」、失われたバビロンの都が未来に甦るワトスン「バビロンの記憶」など、きわめつきの時間SF全13編(Amazon)。。。久しぶりに短編を読んだが、どの作品も内容の濃い作品。特に、シルヴァーバーグ「時間層の中の針」、シェフィールド「遥かなる賭け」、バズビイ「ここがウィネトカならきみはジュディ」は印象に残った。「ここが・・」は、人生の時間をランダムに過ごしていく発想が面白かった。
読了日:05月18日 著者:P.J. ファーマー
死にざまを見ろ (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-14)死にざまを見ろ (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-14)感想
シリーズ13作目。87分署の二人の刑事は熱気に静まり返った街を、老婆を射殺して逃走したペペの行方を追ってパトロールしていた。 早く逮捕しないと、第二の殺人が起きてしまう。 二人は、街の不良青年たちから手がかりをつかもうとしたが、ペペを英雄視する彼らは、決して口を割ろうとはしなかった(Aga-search)。。。今回の主役はフランキー・ヘルナンデスら二人の刑事。キャレラは、牧師姿で犯人の盾となるが。不良少年たちの一人シクストが、その考えは間違っていると仲間を説得する所などが、印象に残った。
読了日:05月12日 著者:エド・マクベイン
リビドヲリビドヲ感想
残虐連続殺人事件。凶器、被害者同士の関連、不明。妻を残し失踪した男が捜査線に浮上するが、彼には人を殺す理由がない。失踪した男の妻。男の旧友の元精神科医。覇気のない年下の相棒に苛立ちながら捜査する刑事。それぞれが探るうちに、男は失踪直前、未完成のままお蔵入りした昭和30年代の映画を観ていたことが判明(Amazon)。。。一所懸命読んでいたのだが途中で「アレ、これって実はホラーだったんだ」と気づいた。それからは、こんなことありか~てなもんで・・。発想が面白い小説。
読了日:05月07日 著者:弐藤 水流
黒衣の女 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)黒衣の女 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)感想
霧の中、沼地の方から馬車が来る。少し遠ざかったかと思うと、水が引き、吸いこまれ、渦まく奇妙な音、続いてうろたえた馬のいななき、そして子どもの泣きさけぶ声。―孤立した〈うなぎ沼の館〉で、亡くなった老夫人の遺産整理をしていた弁護士キップスを襲った真夜中の怪奇!(Amazon)。。。滅多に読まないホラーに挑戦。怖くて怖くて夜に読めなかったよ。でも面白かった(^_^;)
読了日:05月04日 著者:スーザン ヒル

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