歯科衛生士deはなそうnet

むしば・歯周病・生活習慣病予防を。

横浜歯科臨床座談会の分科会、
歯科衛生士の会「はなそう会」の活動日誌です。

4月のはなそう会!

2017年04月19日 | 今月のはなそう会
1/2世話人の吉泉です!

皆様、お待ちかね!
4月のはなそう会を振り返ります!
今回のケースプレゼンターは
久保田香奈衛生士(タケスエ歯科医院)

まずは久保田衛生士の感想から



「見た目を良くして娘の運動会に行きたい」というHさんの望みを叶えるために、まず治療を進めていきました。

応急的な処置が終了し、次の治療に進むためにはプラークコントロールが必要とTBIをスタート。

毎回自信なさげに来院してくるHさんに
私は少しでも自信を持ってもらえたらいいなと思い関わり始めました。

Hさんはいつも不安そうな表情で
「できているかわからない」「自信がない」「こわい」と言ってきます。

しかし、口腔内はどんどん良くなっていく!
Hさんは一つ一つの指導を素直に受け止め、それを自宅で実行してくれていました。

できていること、結果が出ていることを伝え、Hさんが不安な部位は確認する…

TBIを重ねていく中でHさんの自信のない様子はあまり変わらなかったのですが、
4回のTBIでプラークコントロールが安定し、次の治療に進めることができました。

この時、Hさんの頑張りを認め、結果が出たことを伝えられれば、
自信をつけてあげたいと考える必要はなかったのかもしれないと思いました。
Hさんはついてきてくれた!自信がなくてもやれる!「自信がない」のもHさんの性格のひとつ。

と嬉しく思う一方…

早く次の治療へという焦る気持ちがどこかにあり、1回1回詰め込んだ指導になっていたことも感じていました。

はなそう会でもそこの部分が話題に上がり、
治療が先行
かけ足のTBI
患者さんが置いてきぼり
こんな印象を与える内容だったようです。

Hさんは自分自身で良くしたという実感や手ごたえはあったのだろうか?

質問を受けて振り返りと、やったことは報告してくれていたが、
口腔内の変化やHさんの感じていることを聞くこともなかったし、ゆっくり確認する時間も取らなかった。

今からでも成果を自分自身で感じてもらえるようなやり取り、
変化したことを振り返り、自分のものにする作業が必要。

意見をもらいながら、TBIは口腔内だけでなく、患者さん自身と向き合うことだよなと改めて思い、
私はまだHさんのことを何も知らないことに気付かれされました。

もっとHさんの思っていることを聞いてみたい!



Hさんは、
来院に至るまでに何度も電話をかけようか迷い、やめ、迷い、、、、
相当な決意と、"抜歯の覚悟"を携えて、ようやく来院された方です。

Hさんの口腔内は、
歯周病もむし歯もかなり進行していて、
咬合も崩壊してしまっているような状態。

ですが、この状況になるまで"放っておいた方"では決してありません。なにか事情がおありになったのでしょう。

今日に至るまで悩みを抱え、葛藤を抱え、不安やコンプレックスを抱え、
それでも一念発起して、歯科治療を受け、娘さんの運動会に行ける!とご自身で思えるような口元を手に入れました。

処置の内容は、
多数歯抜歯とテンポラリーのセット。
本当に良くぞ決意なさって治療を受けられたなぁと、思います。

Hさん一家にとって運動会の当日は
きっと特別な気持ちで過ごした一日になったことでしょう。
娘さんもきっと嬉しかったんじゃないかなぁ、


Hさんの場合は来院時点で大きな決心を持っていらっしゃるので
歯科医院側から説明を受ける事に対しても治療方法に関しても、
きっと素直に前向きに受け入れ、必要なことには意欲的に取り組む気持ちも
既に持っておられたのではないかと思います。

一生懸命にTBIで学んだことを日常のブラッシングに反映させ、
みるみる上手なブラッシングテクニックを手に入れられました。
歯肉も歯面もOKがでて、治療も次のステップに進むことができています。

Hさんの覚悟と想いが伝わるような結果と感じました。


Hさんはいつも不安そうな表情で
「できているかわからない」「自信がない」「こわい」とおっしゃった、とのことですが、

"自信なさげに見える"
"自信がない、と言う"
"できているかわからない、と言う"

↕︎(あえて逆にすると)

"自信があるように見える"
"自信があります、と言う"
"できています、と言う"

久保田さんも感じられたように、患者さんの発言や表情や様子と、
ブラッシングテクニックの向上と評価は別物
Hさんも、自信がない様子でもテクニックの向上を果たしました。

ですが、そもそも
これらの発言は本当に「自信がないから」なのでしょうか???
"何"が、Hさん行動変容を支える"芯"となったのでしょうか?

こちらも技術とは別物に、
もっともっと、いろんな気持ちが含まれている言葉かもしれないな、と思うのです。


努力に対し、実力も実績もついてきたHさんですから、
ご自身の納得の行く行動と結果が得られ続ければ、
いつしか自信は表に滲み出てくるもの、、かもしれませんし、
自信は後から付いてくる...ものかもしれません。


歯科衛生士には技術や情報のサポートの役割がありますが、
実際に磨いて結果を出し効果を実感するのは患者さんご本人。

技術や情報のサポートとして、磨き方のパンフレットやDVDを渡すのではなくて
"対人"として関わる機会をいただいているならば、
その"対人"の部分を私も大切にしたいなぁ、と改めて思いました!

なにより、久保田さん自身、
治療をすすめるための詰め込みの指導に気がついていて、
Hさんの自信なさげな様子は少し小骨が引っかかるような心持ちだった様子。。

Hさんと久保田さんの過ごす時間は
これからますます変わっていきそうですね

また経過のご報告を楽しみにしています素敵なケースをありがとうございました!

来月5月のはなそう会は休会です!

次回は
6月7日(水)19時〜20時半
@横浜歯科臨床座談会ホールにて!
詳細はまた後日(*´艸`)


はなそう会のお問い合わせ先
hana.so.net@gmail.com

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