心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

強迫性格障害

2017年03月06日 | 心理カウンセリング


 

少し前にご紹介させて頂いた不潔恐怖(潔癖症)の動画がありましたが、

今回は、確認行為、物の配置(綺麗な配置)へのこだわりが

強すぎる人の動画のご紹介させて頂きました。


性格障害パターンは、

誰もが多かれ少なかれあるもので症状、行動が

比較的軽度な人は、健康、正常の範囲でしかなく

可笑しさや個性やこだわりとして現れます。


少し酷くなると神経症として現れて

もっと酷くなると人格障害となり

精神病の域まで達することがあります。


上の動画や前回の動画は、

いくつかに分類されている性格障害の一つ、

強迫性格障害型の行動や特徴です。


強迫性格障害型の行動や特徴は、

確認行為

戸締り(鍵をかけたかどうかを何度も確認)

ガス栓(ガス栓が閉まっているかどうかを何度も確認)

電気器具のスイッチ(切ったかどうかを何度も確認)


整理し綺麗に並べる

物の配置に強くこだわり、そうなっていないと落ち着かない。


儀式行為

自分の決めた手順通りに物事を行なわないと

何かとんでもないことになるような思いから

どんな時も同じ方法で、手順で行う。


ー仕事や家事、道を歩いている時に

マンホールや線を足で踏まなくては気が済まない等、

個人によって様々な拘りがあります。


加害恐怖

車の運転中に人をはねたかもしれない。

身体がぶつかって倒れた人が大けがをさせたかもしれない等、


誰かに危害を加えたかもしれないという不安が離れず、

新聞やテレビのニュースを絶えず確認したり、

警察や周囲の人に確認する。


数字やへのこだわり

不吉な数字、幸運な数字に過剰な拘りを抱きます。

 

神経症や精神病の域にまで達すると言うのは、

本人が行動を主導するのが普通ですが、

神経症や精神病の域にまで達すると

行動が本人を主導しているかのようになります。

 

このようなことの原因のあくまで一つとして

養育者が強迫性格養育者であり

子育てを完璧にしようとしすぎて養育書に従ったり、

養育者が受けた養育法をそのまま用いたこと等があります。


これらは養育者が

養育結果への全責任を自分が背負ってしまい

立派な人間に成長しない場合への罪悪感や

他人から非難されることへの恐れや不安を感じているからです。


自分が受けた養育法や養育書に従うことで

養育結果に対しての責任や罪悪感を背負ったり

押し付けられることから少し逃れることが出来ます。

 

また強迫性格養育者は、自分が完璧であるべきだと

自分に要求しています。


子供の楽しいから、したいからと言う理由での

遊びや何かに熱中することや馬鹿なことをして面白がること、

泣いたり、怒ったり、悲しんだりと子供の自然な感情を認めず

正しいとされる道徳的価値観や

正しいとされる行動をとる

自己統制がきいた完璧な人間へと成長することを求めます。

(養育者自身がそのように成長してきました。)


これらの弊害としては、

明らかに判別できるような事柄の時には問題ありませんが、

世の中の大半は黒と白の間にあるものが多く、

黒白が簡単に判別できないような事柄と向き合った場合には

自分の答えを出すことに時間をかなりの時間を要したり

答えを出すことが難しくなります。

 

養育者が求めるそれに見事に応えた素直な子供ほど、

あまりにも見事で堅固な枠によって

自分の自然な感情を抑圧することになります。


しかしながら、

人はそんなに正しく完璧でいられるはずがなく

正しく完璧でないことが人間であることの証明なのです。



その強く抑圧した自分の素直な気持ちや感情は、

人間であろうとするかのように

抑圧している堅固な枠を打ち破ろうと反発をします。


この時、愛すべき養育者への反発心を持つことへの

恐れや罪悪の気持ちと

自分を縛り付け自然な人間性を幽閉した養育者への怒りとが

葛藤が先のような形で現れることがあります。

 

また、自分の行動を頭が要求している

しなくてはならないこと、してはならないこと、

正しいことを優先して決定しようとするので、


自分の素直な気持ちや感情が求めるものが

何であるのかが分からないままなので

心からの満足であったり、

喜びを体験することが難しくなります。


不適応な思考や行動が

日常生活への多大な支障をきたすまでになっている場合、

本人のそれまでの不適応となっているパターンを

変える必要があります。


しかし、経験上

これらの問題を解消するには数回のアプローチで

何とかなるような簡単なものではないので

あせらずじっくりと取り組むことが大切です。


アプローチの仕方としては、

いくつかの方法がありますが、

基本的な取り組みは、

不完全な自分であることを認め、許し、受容し、

本人の自然な感情を堅固な枠から出入りを

自由に出来るようにすることになります。

 


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