浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

『世界』11月号

2016-10-08 21:34:50 | その他
 昨日『世界』11月号が届けられた。今月号もなかなかの力作がそろっている。もちろん全部を読んだわけではないが、いま脚光を浴びているイギリス在住のブレイディみかこさんと國分功一郎さんの対談はよかった。

 社会民主主義の崩壊は、「労働者階級と進歩的なミドルクラスが分離してしまうこと」とブレンディさんはいう。なるほどと思いながらも、日本の場合は労働者階級の分裂・崩壊がその原因かなと思う。「連合」ができたことにより、労働者階級が統一したという主張もあるかもしれないが、「連合」の人々は、みずからを「労働者階級」とは自覚していない。おそらく、某社の社員という自覚である。某社の社員の人事異動により、労働組合の幹部もやり、また管理職にもなるのだ。だから、かれらにとって社会民主主義を是とする認識は、これっぽっちもないだろう。

 ケンブリッジ・ユニバーシティ・プレスの辞書では、「左翼」の定義は、「富と力は社会のすべての部分で分配されるべきだと信じる政治的な集団」なんだそうだ。だとするならば、私は「左翼」だ。

 ブレイディさんは、だからこそ「お金の問題が大事だ」と主張する。「社会はお金が基本です」だって。選挙でも、日本の「左翼」(?)は、原発とか憲法を争点にするけれども、「お金の問題」をもっと前面に打ち出すべきだと、私も思う。新潟県知事選も、「左翼」(?)陣営は、原発を前面に闘っている。だめだよ、それでは・・と言いたい。

 ブレイディさんは、いいことを言う。

 平等である理由が、みんな尊厳をもっているからなんだ。

 一人一人の能力は不平等である。だから法律で平等にする。みんな平等になるから、みんな自由に社会のなかで行為できるようになる。平等こそ自由の条件である。

 貧困は人権に対する罪であるということを、小学校の時からたたき込むんです。


 ブレイディさんの本を読まなければ・・・・ということで、注文した。しかし読む時間はあるだろうか。

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