浜名史学

歴史や現実を鋭く見抜く眼力を養うためのブログ。読書をすすめ、時にまったくローカルな話題も入る摩訶不思議なブログ。

読むことと聴くこと

2016-11-20 09:34:29 | その他
 昨日、『アメリカ黒人の歴史』(中公新書)の著者、上杉忍氏の話を聴くことが出来た。テーマは「モーゼと呼ばれた黒人女性ーハリエット・タブマンの生涯」で、タブマンの生涯を中心にお話しになるつもりであったと思われるが、昨日の研究会は日本の近現代史の研究者の集まりであったため、前段でアメリカ奴隷黒人の歴史について話された。

 前段の内容については、『アメリカ黒人の歴史』を読んでいたつもりであったのに、話しを聴いているなかで、本に線を引いたり、書き込みをしたところのほかに重要な記述がいくつもあったことがわかった。

 本を読むということは、みずからの興味関心で読むので、著者の意思を気にせずに読み進めてしまうということだということがわかった。アメリカ黒人史について勉強されている方はそんなことはないだろうが、素人の読み方が浅いということがわかった。

 本を読むだけではなく、著者の話しを聴くことの大切さを学んだ。

 お話の内容は全体的に緻密で、マクロとミクロの内容をうまいぐあいにつなげていた。私は、いただいたレジメに次々と書き込みを入れ、久しぶりに知的興奮を味わった。

 なおハリエット・タブマンについては、HPがある。

http://www.harriet-tubman.org/

 彼女は、黒人奴隷の解放に尽力した人で、オバマ政権は彼女の肖像を、2020年から20ドル紙幣に使用することを今年4月に決めている。しかし、次期大統領トランプは2ドル紙幣にタブマンを入れればよい、と語ったそうだ。2ドル紙幣は、20ドル紙幣に比べて使用頻度は極めて少ないそうだ。トランプの黒人に対する考えが、ここに現れているとみてもよさそうだ。
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