浜田ロータリークラブ

浜田ロータリークラブの綱領は、有益な事業の基礎として奉仕の理想を鼓吹し、これを育成することにある

平成19年5月17日会長挨拶

2007-05-25 00:06:08 | 会長挨拶
 日曜日の夜の楽しみはNHKの大河ドラマを見ることです。
昨年は山内一豊の妻でした。
今年は軍師山本勘助です。
戦国時代には不思議と魅力ある人物が排出します。
一豊の居城浜松掛川城の大手門の側で開業している親戚の息子の結婚式に出かけ、観光客に混じり見学しました。
大河ドラマ以前は訪れる人も少なく閑散とした所だったそうですが、ドラマのお蔭で観光バスが大勢の人を運んでくるということでした。
今年は甲府の方にお株を取られ、観光客は激{減ということでありました。

さて群雄割拠となりますと、中国では当然三国志ということになります。
私の時代は吉川英治の三国志でしたが、NHKの「人形劇、三国志」もありますし、柴田錬三郎の「英雄三国志」もあります。
三国志は魏書30巻、蜀書15巻、呉書20巻の正史ですが羅貫中が纏めた「三国志演義」が一般的です。
光武帝が西暦25年に後漢を成立させますが、黄布の乱の勃発から急速に漢は衰退し、三国志一の大悪人といわれる董卓(とうたく)が第13代少帝を殺したところから次第に群雄割拠の世界となり、哀紹、曹操、劉備、諸葛孔明、張飛、関羽、孫権、呂布といった歴代大河ドラマの主役に四敵する人物が輩出します。

しかし、これらの豪傑もこの世を去りますと三国志は終わり、司馬炎〔武帝〕が天下を統一し普を建国します。
そうなると歴史に残るほどのことはなくなりますが、この司馬炎は思わぬことで今日まで名を残しております。
それは水商売の店先に盛る盛り塩であります。
好敵手がいないと後は女になります。
妻妾3,000人とも1万人とも言われております。
徳川将軍では最高11代家斉で愛妾40人、子女53人といわれる位ですから桁違いの数です。
こんなに多いと一回りするだけでも大仕事ですから最後はどうでもよくなって羊に引かせた車に乗ってブラブラして、羊が止まった所に立ち寄るといういい加減さであります。そうなると賢い女性がいて、羊の好きな塩つきの笹を置いたという訳です。
千客万来の縁起物としての盛り塩の謂れです。

歴史に名を残すのは、必ずしも英雄、豪傑とは限りませんが、大河ドラマには絶対登場しないと思います。





平成19年4月26日会長挨拶

2007-05-10 22:16:35 | ロータリークラブとは
 本日は、職業奉仕委員会のご配慮で浜田ガス様の新社屋にお邪魔させていただいております。
櫨山様のご高配に、心から御礼申し上げます。
お葬式などでお坊さんのお経を聞くごとに「人皆死あることを知りて、まつこと、しかも急ならざるに、覚えずして来る」人は死ぬものとわかっている。
だから年を取れば年相応に、それなりに心の準備を始めている。しかし死は当人の自覚をよそにそっと忍び寄っていて、それと気付いた時にはもう遅いのだ(吉田兼好、徒然草)まさに環境問題(エネルギー、水、空気も同様であり、突然の危機に直面するとパニックに陥るものであります。
エネルギー関係の職場訪問にあたり、私達も地球温暖化とエネルギー問題の深刻さをじっくり考える良い機会にしたいと思います。

4月10日の新聞では、原油価格が再び高騰し石油関連製品(重油、ポリプロピレン、リエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、印刷用紙、国内航空運賃)が値上げしている¥と報道され、その一方でIPCC(気候変動に関する政府間バネノのは地球規模の
温暖化に関する欧州編を発表し、「欧州南部は温暖化が深刻で夏の熱波常態化、干上がる川続出」と深刻な報告をしました。
こんな報道を見るにつけ、アル・ゴア元アメリカ副大統領の「不都合な真実」で述べている言葉;「地球の裏切りか、人類が地球を裏切ったか」という問いかけが身近に迫って参ります。
こんな暗い話は夜するな、昼にせよ。昼にすると大したことはないとは島田洋七
さんのガイアではなく「ガイバア」さんの言葉ですが、昼してもやっぱり心配な問題です。
経済小説「燃える氷」高任和夫著の中にガイア仮説というのがありました。地球神「ガイア」は自分が生き残る都合で、この世の生物を創り出し、かつ滅ぼしている。
6500万年前に恐竜が滅びたのも、繁殖しすぎてガイアに脅威となった。人類は繁殖しすぎた。
その結果地球を温暖化させ、他の動物を食いつくし、エネルギー資源を枯渇させた。
人類もすでにガイアの脅威になったか?これは仮説ではなく真実だと思いたくなるほど現実味があります。


ポスト京都議定書:EU主導で1990年比20%CO2削減目標(2020年まで〉で地球の温暖化が阻止できるのでしょうか?地球温暖化、環境問題に対して、私達ロータリアンも何か出来ないか真剣に取り組んでみたいテーマであります。

CH4(メタン)は、同じエネルギーを得るのにCO2排出はガソリンや軽油より2~3割リ少ない上に硫黄や不純物を含まないから、硫黄酸化物や窒素酸化物、ススの排出がないという地球環境によいエネルギーであります。
このようなガスを売る浜田ガス様は企業活動それ自体が環境問題への取り組みであり、職業奉仕そのものであります。
心から敬服する次第であります。浜田ガス様の益々のご発展を祈念して私の挨拶とさせていただきます。




平成19年4月19日会長挨拶

2007-05-02 20:34:41 | 会長挨拶
 8日の弥栄への移動例会は、大変好評とのことで喜んでおります。
親睦委員会の皆様に感謝申し上げます。
当日は、大石幹事と松江東RC創立20周年記念式典に出席して参りました。
大崎副会長には代理をして頂きました。
有難うございました。
3/19の薪聞に、安部内閣の支持率43%、不支持率45%という結果が載っておりました。
松岡利勝農相の光熱費問題、衛藤氏の自民党復党への批判が原因のようであります。
最近の世論調査では50%台の支持率へと回復したようでありますが、いずれにしろ「智に働けば角が立っ。
情に樟させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
とかく、人の世は住みにくい。」
夏目漱石の「草枕」の一節ですが、まさに総理といえども仲間をサポートする
のは難しいものだとつくづく思いました。
漱石先生がおっしゃるように、世間で上手くやっていくには智、情、意の三要素の
バランスが必要であると実感します。

さて、3/1例会で財務特別委員会の活動を支援する意味でシェルドンのロータリー第2標語(They Profit Most Who Serve Best)と四つのテストを引き合いに「最もよく奉仕するもの、最も多く報われる」を我々の仲間に対しても実践しようと呼びかけました。
これは残念ながら論理の展開に無理があったようで、早速反論のメールを頂
きました。・・…
①最もよく奉仕するもの(Fellws)とは商業上の仲間、同業者あるいは従業員であり、クラブ奉仕が対象ではない。
助け合うのは商業上の事であり、即ち社会奉仕に向けられたものであるから、第2標語を根拠にした論理は、クラブ会員救済への支援にはならない。
②友晴論はロータリー・に馴染まない。・・…
まことにご尤もな手厳しいご指摘であります。
つくづく智、情、意の3要素のバランスの難しさを思い知らされました。

ところで、禅語の中で法演の第3戒に「規矩不可行尽」(きくおこないつくすべからず)というのがあります。
すなわち規則、法則を振り回す、今時はやりのマニュアル通りあるいは形通りの前例に従いというのでは誰もついてこないよという教えであり、私のような大上段に第2標語をかざすのは金くもって逆効果だという教えであります。
ということであれば、同4戒に「好語説き尽くすべからず」というのがあります。即ちあまりくどくど言わずに短い言葉で「お願いします」と言った方が良いという意味であります。
財務特別委員会の問題にしろ、あるいはその他の懸念の問題にしろ、最後は「姫語説き尽くすべからず」で、その節は「よろしくお願いします」と申し上げようと思っております。

浜田ロータリー45周年記念事業、桜と海の見える広場

2007-04-25 09:19:46 | ロータリークラブとは
 平成19年4月25日浜田ロータリー45周年記念の広場の桜を見に行きました。
一般の桜は見ることができなくなりましたが、桜と海の見える広場の桜は今が満開です。
連休でも見ることができるかもしれません。

平成19年4月8日会長代理(大崎副会長)挨拶

2007-04-19 13:50:17 | 会長挨拶
 本日の花見例会には、多数ご参加いただきありがとうございます。
弥栄での花見会は昨年も行いましたが、大変好評で今回はご家族も含め日曜日
の開催となりました。
今日は幸い天候にも恵まれ、弥栄入口の十国トンネル過ぎの桜並木は丁度満開の素暗らしい美しさで、私達を迎えてくれました。
これから山菜を中心とした野外でのバイキングや囲炉裏の食事、入浴、やまめ釣り、そば打ちと、楽しい予定がいっぱいです。
近くの山を散策される方もあるかもしれませんが、どうかケガのないよう注意して、里山の春の風構を十分お楽しみ下さい。

1000本の桜 市民で守ろう

2007-04-12 20:55:10 | ロータリークラブとは
 1000本の桜 市民で守ろう
浜田 高齢化などで会費収入減「浜田市に桜を育てる会」新入会員募る
毎春、県立大学や浜田市総合福祉センター周辺を彩る1000本の桜。
植樹は終えたが、肥料や草取りなどの管理が引き続き必要になっている。

平成19年4月8日の山陰中央新報の新聞記事に大変大きく掲載していただきました。
以後はその記事です。

浜田の桜を市民で守ろうー。
浜田市野原町、竹迫町一帯に桜を植樹、管理する「浜田市に桜を育てる会」が、新規会員を募っている。
会員の高齢化などに伴い、会費収入が減り、維持管理費が賄えなくなっているため。
千本の植樹は達成したものの、まだ手入れが必要な若木も多く、市民の協力を呼び掛けている。
一九九四年に発足した同会は、当時、年一万円の会費を集め苗木を購入。
建築組合、市民グループ日本さくらの会からの寄贈も合わせ、千三十五本を植えた。
この時季、県立大学や市総合福祉センター、多目的広場周辺でソメイヨシノや大島桜などが、美しい花を咲かせている。
植樹後も同会で管理を担うため、現在は、会費を年三千円として、肥料・や水やり、枝切りなどの
費用を捻出(ねんしゅつ)。特に、大学裏手の桜は、まだ若く、病にかからないよう継続的な手入れが必要となっている。
ただ、ピーク時に五百五十人を数えた会員が減少。
発足時、六十や七十代だった会員が亡くなったり、転居したり、今では約三百人に。
年百万円の維持管理費を工面しづらくなっている。
島田康夫会長は「日照りや病で立ち枯れになる木もあり、植樹後も、世話は続けなければならない。美しい桜を残すためにも、会員が増えてほしい」と話す。
同会は、八重桜が見ごろを迎える十五日、同市野原町の多目的広場で、正午から観桜会を開催。
現地で会員登録を受け付ける。
イベントでは、おでんや山菜てんぷら、焼きそばなどの店を出すほか、舞台もある。
問い合わせは島田病院(電話0855・22・2511)。

会長挨拶平成19年4月5日

2007-04-12 18:16:51 | 会長挨拶
 2週ぶりの例会は久し振りの感じが致します。…
先日私の友人が食道ガンの手術を受けました。
お見舞いに行って参りましたが、そのやつれはてた姿を見るのは辛いものがありました。
この年になると親しい友人、知人が脳血管障害で倒れたり、癌で死んだりと、次々周囲から姿を消していきます。一人取り残されるのも寂しい限りです。
だんだんに形骸相弔うが現実味を帯びてくるようで気弱になります。理想的に書えば、平均寿命をクリアして、ある日眠るように逝く、マア天寿を全うしたといえるように生きたいものですが、老衰死、自然死の確立は4%だそうで、そうであれば我がクラブでも幸運な方は2~3人だけということになります。
ほとんどが臓器に何らかの異常、欠陥が生じて死を早めているわけであります。
日本が世界でも長寿のトップクラスであることは間違いありませんが、地城的にいえばペルーのビルカンバ、旧ソ連のカフカス、パキスタンのフンザは世界3大長寿
村といわれ、その人達の長生き顔は①シミが多い、②口が大きい、③鼻の下が長い、④耳たぶがふっくら、⑤団子鼻、⑥手足が小さいということであり、これらの特徴は人相学的に見ると人情味が厚く、少々わがままであるが、周囲からは大切にされるという人相であるそうです。
それにしても一寸わがままで、それでいて周囲から大切にされるとは羨ましい人相であります。私など鏡を見ると団子鼻ぐらいが合致する程度でありますから、家でわがままを言おうものなら、手痛いしっぺ返しを受けます。
スコッチのオールド・パーで知られるトーマス・パーは152歳まで生き、ロシアのムスリモフという人は130歳で56歳の夫人に娘を生ませ、168歳で死んだといわれております。
日本でも第10代崇神天皇は古事記によれば168歳で崩御されております。とてもこういう人達と同列には論じられません。
一般的には、寿命は固体の成熟年齢の5倍というのが通り相場であります。犬は2年で成熟しますから10年というところがせいぜいで、人間は25歳で成熟とすれば5倍の125歳が限界ということであります、いずれにしろやせ我慢ではありませんが、長く生きたから良いということではなく、どう生きたかが最も大切なんでありますが、悔しいけどこの年になるまで大した生き方もしていないのも事実であり、せめて形骸相弔うような晩年を避けたいが故にロータリーに所属しております。
どうか、私ども老タリアンを労害などと冷たい事を言ってのけ者にせず、老・壮・青共存の和気藹々のロータリーを作り上げるように協力を宜しくお願い致します。

会長挨拶平成19年3月22日

2007-04-05 22:56:40 | 会長挨拶
 今夜は田中委員長のご命令でIDMの講師を務めさせて頂きます。
CLPテーマであります。
もとよりCLPに精通しているわけではありませんが、CLP導入の責任者として責任をとれということでございます。
簡単に言えば罰則のようなものと心得ております。
はじめにご理解を得たいのはCLP導入の動機です。
その前にポールハリスの言葉を最初に申し上げたいと思います。
世界は常に変化している…ロータリーは、この世界と共に変化して成長していかなければならない…ロータリーの物語は幾度も書き換えられねばならない…この言葉を今夜のIDMのために心に留めておいて頂きたいと思います。
地区ガバナー方針は会員基盤の維持強化の必要性とCLP導入であります。
その背景には世界的なロータリアンの減少、わが国においてもロータリアンの減少だけに止まらず2000年6月から06年12月までに18クラブがRIから脱退しました。
特に05~06年は顕著で13クラブと脱退が急増しました。
私の年度もこ他聞にもれず05年度の会員総数71名から58名に減少しました。
私が危惧したのは減少だけでなく、退会希望者が急増したことであります。
その原因は複雑でありますが、かなりの会員が「ロータリーの魅力」を失ったという現実があります。
そこで親状打破の必要性に迫られ、会員基盤の維持強化を図る目的でCLPの導入に踏み切ったのであります。
「ロータリーの魅力」を今一度取り戻そうという意図であります。
深川純一先生はロータリーの基本原則を守ることがロータリーの魅力を保つことであり、職業分類の原則を守り、同業者を排除し、一業一人制を堅持し、例会の原則を遵守し(出席義務、途中退席禁止)、約束を守り、クラブの自治権を保持し、良質な会員を集めることが必要だと述べられました。
なるほどもっともでありますが、我がクラブでは空絵ごとであります。
出席をとっても長期不登校者の黙認、輪番制を原則とするロータリーにあって会長人事でも拒否権があります。
私には原則を貫く勇気がありませんし、また必ずしもそれが正義だとも思いません。
それで親状打破が出来るのかと申しますと、第2の方法ですが、深田先生の教えをなどりますと、ロータリアンは理想主義者でなければならない、友情、寛容、親切心、優しさを育てること、特にインド独立の英雄チャンドラ・ボースの言葉優しくなければ生きる資格なし」を借りて、奉仕の根底にこのような心が無ければならないとし、さらに奉仕は韋駄天(毘沙門天、帝釈天:仏教の守護神、七福神の一人)の如くあるべき(朝日の射し込む一瞬に仏から出でて人々に仏の心を伝え、一瞬に仏の元に帰る)真に出処進退の鮮やかな、スマートな奉仕を志す。
このようなすばらしい奉仕が出来るのであれば「ロータリーの魅力」は復活するのではないかと思います。
私達のクラブも50年を迎えるのでありますから、「ロータリーは奉仕する団体ではない、奉仕をする人を育てる所だ」(決議23・24第2条の1と3)という原則論にいた
ずらに留まるだけでなく、この辺りで真の奉仕とは何かをクラブが実践し(決議23・24第2条の2)、会員を啓蒙し、鼓舞する必要があるのではないかと思うのです。
原理原則も必要ですが、実践を通じて喜びを見出す(決議23・24第2条の4)、真のロータリアンの形成に取り組む時期に来ているのではないかと思います。
決議23・24第4条「奉仕するものは行動しなければならない」を心に刻みたいと
思います。


ロータリー記念樹の桜を見にいきました。

2007-03-29 17:45:00 | ロータリークラブとは
 まだ少し早くてつぼみの様子でした。
それでも大学側の桜は3分咲き状態でもう少ししたら花見ができます。

会長挨拶平成19年3月15日

2007-03-23 09:08:02 | 会長挨拶
 18年前に新進気鋭のパスト幹事諸氏が予測された通り今日まで女性会員の入会者はありません。
しかしいつの日かに確実に女性会員が誕生すると思います。

実は昨年7月会長就任直後クラブ会員数が58名に落ち込んだときは、不見識と言われるかもしれませんが女性の入会者を真剣に考えました。
歴史的にみても、日本は東アジアの中で最も多くの女王、女帝を輩出した国であり天照大神を崇拝する国民ですから、入会を頑なに拒否したり、あるいは女性蔑視の思想からではなく今まで適任者が見つからなかったという事だと思います。

歴史を振り返ってみますと、3世紀の卑弥呼、台与をはじめ神功皇后〔天皇扱いされている〕7世紀から8世紀にかけて推古天皇、皇極(斉明)天皇、持統天皇、元明天皇、元正天皇、孝謙〔称徳〕天皇など女性天皇は枚挙にいとまがありません。
しかもその出現は時代の変わり目に出現するのです。
例えば日本最初の天皇〔日本書記〕である第33代推古天皇は第32代崇峻天皇(この天皇の時代は穴穂部皇子を天皇に擁立しようとした物部守屋と崇峻天皇を擁立した蘇我馬子との抗争の時代で最終的に聖徳太子が加わった蘇我馬側の勝利に終わるのでありますが、しかし最後は蘇我氏に天皇は暗殺される)そういった殺伐とした時代に三顧の礼で請われ救世主的な存在として擁立された天皇であります。

今日においても例外ではなく、例えば志望者激減で崩壊寸前の産科医療の現場において、産婦人科医師を養成する大学医局への入局者は今や女性の入局で救われている有様です。
企業においても、女性の人材を確保していかに才能を引き出して活用するかが企業に求められており、古い因習に固執する頭の固い役員がのさぼる企業の未来はないと言われております。
これほど社会が女性の活躍を期待するようになったということは、歴史的観点から考えても時代の大きな変わり目に来たと理解すべきでありましょう。

それでは、時代は女性に何を求めているのでしょうか?女性の特性が「ソフト・精神・魂」であるなら、我々男性優位社会が作り上げた「ハード・モノ・物質」といった価値観から文化、芸術優位社会への移行といった価値観への転換ではないかと思います。
女性会員が一人もいないクラブの現実について、一寸考えてみました。