らんかみち

爛柯道からの移行

初めてのお客様は、地球人じゃなかった

2012年02月24日 | 暮らしの落とし穴
 開店しているように見えるからと、お客さんがのぞいたら電動のこぎりが回っていたりする。しかし「営業中」とあるからには何かやっているのだろう、といったように実にケジメのつかない我々の店舗である。
 しかし自転車がパンクしたお客さんは藁にもすがりたかったに違いない、営業中であろうがなかろうが入ってこられた。が、それは地球人ではなかった。

 ダースベイダーが「シュコー、シュコー」と息をしながら自転車を押して来て、「パンク修理をしろ、フォースを使え」とか宣うので、自転車の担当者を呼び出した。彼はすぐに来たが、チューブを買いに行ったりして何やらものすごく難渋している。それを知りながら、ぼくの方は蕎麦のお客さんが来たので、熱盛り蕎麦をせっせとゆでなくてはならず助け船を出せなかった。
 後で聞いたら、ダースベイダーが乗って来たのは、フランス式虫ゴムの自転車だったらしい。以前「最近のおしゃれな自転車はフレンチバルブが多いと思うよ」と助言しておいたのだが、間に合わなかったか。



 ところで写真の奇っ怪な連中は、ダースベイダーが呼び寄せた仲間だ。この統一感を欠いた一団について、アニメファンなら何に準拠しているのか一目なのだろうが、ぼくは黒光りのする奴しか分からなかった。特に女装している彼の本歌取りなど、追求するのも憚られるよな気がして……。
 それはともかく、屈託のない楽しい連中だった。いやひょっとして、屈託の限界を超えた結果がこのいでたちだろうか。

 こういう連中が大挙して島に押し寄せるようなら、煩悩や屈託の多寡などの障害を差し引いてもおつりが来る。島おこしなど造作もないことだ、この辺りを深く研究する必要があるのだろうね、ガッチャマン?
 ぼくは訳あってモザイクをかけさせてもらったが、扮装をしている彼らにその必要は無かろう。道ばたで屯していたら交通事故の要因になりそうな連中を野放しにすることの是非はともかく、「京都大学の大学院生」を名乗っていた彼らに託す日本の未来は明るく楽しいのか、あるいはそうでないのか……。
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