銀河鉄道拾遺

SF、かふぇ及びギター

茨城県北芸術祭 その6

2016-11-02 20:30:19 | 日記
10/29、天候は曇りがち、風も肌寒くなってきたが、屋外鑑賞には十分だろう。常陸太田の展示としては北側から三つ目の拠点、水府地区松平町休耕地付近を目指す。県道29号線から33号線に折れて直ぐ。蕎麦屋で腹ごしらえして、いざ行きますか。目指す場所は、その裏手を小高い丘へと登るその先だ。ところどころに黒みがかった動物のプレートがちらちらする。大体、趣向は知れたかな?とタカを括ったのがマチガイ、なんじゃこりゃあ!そこそこの山を丸ごと削った段々の耕地をぐるっと巡ると、高台に突き出た堂々たる見晴らし台が現れる。その上は大子から里見を経て、遠く県庁まで見晴るかす大パノラマ、それをバックにサファリが出現するという、もうこれはロケーション勝ちだね、うんうんと頷く鑑賞者たちであった。  水府地区というのは常陸太田市が水府村を吸収合併した時に残された呼び名で、もちろんここは元の水府村である。立派な碑も建っていたので少し紹介すると、山間で耕地面積が少なく、当然インフラも行き届かない。おまけに松食い虫のお陰で林野は荒れ放題。この状況を打破すべく昭和60年から15ヶ年計画で県が主導して組合が組まれ、およそ70ヘウタールもの水田と畑に生まれ変わったのであった。ところが完成はみたものの、その後の農業従事者の高齢化と農業後継者不足で広大な田畑の全てが活かされたという風には行かなかったらしく、立派な施設でありながら苦渋の道を歩んだものと思われる。  休耕地とある拠点名を思い出して貰いたい、パイロットファームのプロジェクトが終了したのは2000年ちょうど、その後のことも想像に難くないのだが、2016年を迎えた今年、こうしてアート・プロジェクトで復活した地を見られたのは幸いだ。知る人ぞ知る絶景のスポット、そこに眠る地域の苦い歴史。アートがどれ程のものを呼び起こしてるか、これはやっぱり訪れた人にしか分らないだろうな。  ロケーション勝ちだ、きょうは決まりだな、と常陸大宮の残り分を漁りに出掛けた私とカミさんはまたそこで裏切られることになる
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