HALクリニックの診察室から

Human Active Life…新潟で心臓血管外科のクリニックを開設した医師のひとりごと

医療… 都会の常識、地方の常識!

2017-07-06 17:06:33 | 医療
 医師や病院などの医療資源は、地域によって異なる偏在が
あります。これは医療以外のいろいろな分野でも同じですが。
だから集中する都会と分散する地方では全く事情が異なるのは
当たり前なのですが、日々生活していると「常識」は
場所によって大きく異なることがあります。
でも、その人にとっては自分のいる環境のことが「常識」で
あると信じてしまいがちです。

 新潟市内は、医師数も病院数も全国的にみると多いのですが、
東京都に比べると少ないというのが現状です。
狭心症と診断された患者さんは胸痛がなく、安定した状態で
入院予約をして待っているのですが、予定よりも入院までの
時間がかかりました。
東京におられる患者さんの子どもから、「狭心症なのに
入院まで何カ月も待つなんて信じられない!」という
言葉があったとか…




心筋梗塞や不安定狭心症なら新潟でも緊急対応で入院に
なりますが、安定している患者さんにはしばらくお待ち
いただくことがあり、これが地方での現状であり「常識」と
なっています。
新潟市内よりもさらに地方の街になると、さらに厳しい
医療状況になり、病院への受診すらもままならないという
過疎地の「常識」もあります。


病院もドクターもそれぞれの持ち場で最大限に頑張っています。
でも、都市も地方も同じように医療を行うことが現実です。
だから、自分たちの医療事情は決して「常識」ではない
ことも知らなければならないようです 
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