HALクリニックの診察室から

Human Active Life…新潟で心臓血管外科のクリニックを開設した医師のひとりごと

小さなクリニックなのに講演依頼をいただけるのは…

2016-09-29 17:51:44 | クリニック
 当院のように街中の小さなクリニック…
特別な機器や検査があるわけでなく、患者数が驚くほど
多いわけでもありません。
ひとりひとりの患者さんを診ながら、最新・最良の医療に
少しでも近づけるように、薬の使い方も製薬会社のパンフレットを
妄信することなく、問題を考えながら自分なりに診療を組み立てています。


そんな小さなクリニックの医師に講演依頼が飛び込みます。
大学病院時代よりも多いな〜 
小さなクリニックでもひとりひとり丁寧にみることで
大規模臨床試験では見えない問題点も分かってきます。

僕の講演は、偉い先生方のような論文データをまとめながら
レビューする講演とは全くの別物です。
そのような講演は僕のような一介の開業医の出番では
ありません。
地道な診療の中から見える視点から、リアルワールドの
いろいろな疑問点や発見が見えてみます。
講演でお話しする内容は、大部分が当院で僕自身が診た
データです。
モヤモヤした統計データではなく、顔が見える実データです。
他の先生とはひと味もふた味も違う講演だからこそ
依頼があるのだと思います。

定期的に行っている某社の講演会は、当院での臨床の積み重ねと
治療方針の変遷のため、お話しする毎に内容がレニューアルされて
いることは、来月の講演に向けて準備していて僕自身が驚きました。
また、最近の依頼では病院側からの視点での講演が多い話題について
開業クリニックからという別の視点からの話しになります。

講演させていただくことは、自分の診療をまとめて振り返るので
僕自身の勉強になりますし、お聞きいただく聴衆のひとりひとりに
なにかヒントになればいいなと思います。

小さなクリニックですが、視野は広く持ちながらひとりひとりの
患者さんを深く診ていかなくては 

さてさて、講演の準備は佳境になってきました…




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