HALクリニックの診察室から

Human Active Life…新潟で心臓血管外科のクリニックを開設した医師のひとりごと

論文は自分で書くのが常識でしょう!!

2017-04-20 17:23:38 | 日記
 今回の事件では、製薬会社だけでなく
医師のモラルにも呆れるばかりです…




製薬会社が自社に有利となるような論文の下書きした
ことは呆れますが、さらに驚くのは論文の著者の
コメントです

新聞に載った医師代理人弁護士のコメントでは
「製薬会社と協力して論文を作るのはこの業界では当たり前。
医師は内容をキチンと確認している。」というのですが…

製薬会社の社員にカルテを調べさせて論文を書かせ、
自分の名前で論文として投稿することが当たり前とは

この医師のモラルに対して疑問を感じますし、われわれ医療全体に
対する不信感を与えるとんでもない行為で怒りを覚えます 


大学院生時代には、データの集め方・解析方法、論文の書き方まで
徹底的に指導され、論文を書くスキルを身につけてきました。
自分が書いた下書きを共著者である指導者の先生に真っ赤になるまで
添削してもらって、何度も書き直したり… 大変な労力がいります。
でも、ゴーストライターに書いてもらったことは一度もありません。

製薬会社と共同研究することもありますが、その際は、研究サポート
されていることを論文に明示しなければなりません。
COI(利益相反)については、現在では厳しく求められています。

これらをキチンとしないで、「誰もがスピード違反や駐車違反しているから
法律的に問題ない!」と言っているようなものです 

こんなことをいう医師の「常識」は決して正当化される
ものではなく、むしろ深い謝罪をするのが「常識」だと
思います。
こういう医師は、医療者としても正しい治療をしているのでしょうか??
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