先週(月末)、所属している
グループの例会終了後、メンバーのAさんから、
「息子のことが載っている本です。よかったら読んで下さい」と小冊子を頂いた。
読売新聞発行で、タイトル
”先生”出会いの春に
?何なんだろう?
読売新聞大阪本社編集、B5版で僅か10ページ程の冊子で、息子さんが仕事で、何か
表彰された?学者で発表されたのが載ってるのかな?くらいの気持ちで冊子を受け取り、
表紙を捲ると、
Aさんの息子さん、今春 亡くなったんだ~。
(現
グループ、5月に入会したばかりで月1回の集まりの為、メンバーのことまだよく知らない)
※ 本の内容はー
大阪府立東寝屋川高校の数学教師のS先生が、悪性リンパ腫で、今年3月に50歳で亡くなり、
A先生と教え子達の絆を、4月中旬、朝刊で6回にわたり連載したところ、沢山の反響があり、
社会部が連載と、読者のからの感想をもとに作った特集記事を冊子にまとめたとのこと。
A先生は、阪大工学部在学中 (教師を目指していたわけでなく) 教員免許だけは取っておこう
と思い、母校に教育実習に行き、その時、人を育てる仕事に興味を持ったれ、先生の道に
進まれたようだーと。
熱血教師
というのではなく、夕食時には必ず家にい、休み返上で部活の指導をした
わけでもなく、家で少し気難しそうにしている様子から、生徒の前で面白いことを言えそうも無
い人なのに
( ただ、卒業生を家に呼ぶのが好きで、よくされた。と)
お通夜の時、引きも切らずに駆けつけて来る 教え子達の様子に、ご家族も驚いたと。
滅多に声を荒げることなく、ああしろ・こうしろとは言わず、生徒が動くまで待つ、
迷った時 全力で応援、教え子が「先生の顔を見ると落ち着く。ホッとするオーラがあった・・・」
など、ご家族の知らない 学校での
先生を知った。
A先生のご子息が、同じ道を進まれるようで、今年 教育実習の教壇に立つという。
自分の息子に「自分のなりたい先生像に近い」と言われ、教え子から愛し慕われた先生、
A先生の様な先生は、昔はいたかもしれないけど、今は・・・
そういないのでは?
今回のことで、Sさんの年齢(高齢)も知ったが、一人息子さんに先立たれ、
ご夫婦の哀しみを思うと、胸が痛くなった。
年はかなり違うが、我が家も一人息子。もし息子に何かあったら・・・
想像するのも嫌
でも、教え子から慕われたA先生のお父さん(Aさんは、某自動車メーカーの元技術家さん)の
「技術というものは日進月歩で、今会社で自分の業績を知るものは何処にもいない。
でも、息子は、沢山の教え子の胸の中に、何か価値あるものを残して逝ったようだ。
これは すぐに消えるものではないでしょう。彼の勝ちでした。」というお言葉に
この親にして、あの先生ありなのだ
素晴らしい人達と感心
奇しくも、我が家の息子も子供を教える立場にある。
A先生のように慕われる先生でいるのか
?
この冊子を見せてあげよう