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ぽかぽか春庭「ソプラノとメゾソプラノin 旧岩崎邸」

2017-10-07 00:00:01 | エッセイ、コラム
20171007
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2017十七音日記音楽の秋(4)ソプラノとメゾソプラノin 旧岩崎邸

 東京都内の無料コンサート。今回は、東京文化会館の事業「まちなかコンサート」です。東京の秋、無料で楽しめる音楽がいっぱい。


 旧岩崎邸でのコンサートは、コンドルが設計し1896(明治29)年に竣工した重要文化財のお屋敷の客間での演奏ですから、音楽を味わうおもむきもまた一段と古風に優雅に。といっても、集まっていた聴衆は、ジジババがほとんどです。

 10月4日木曜日午後。大食堂・客室・婦人客室を開放して響く音楽は。
 ・ソプラノ:清水理恵 ・メゾソプラノ:髙橋華子 ・ピアノ:篠宮久徳

 客間におかれたピアノ。小さいけれど、近くで聞いたから音はよかったです。
 

 曲目は。
・ヴィヴァルディ「グロリアより我らは主をたたえ」ソプラノメゾソプラノ二重唱
・本居長世「七つの子」
・小林秀雄「落葉松」 (「まっかな秋」などで知られる作曲家小林秀雄は、今年8月86歳で亡くなりました)。
・アルディーティ「口づけ」
・シュトラウス「万聖節」
・プッチーニ「ジャンニスキッキより私のお父さん」
・サンサーンス「サムソンとデリダよりあなたの声にわが心は開く」
・オッフェンバック「ホフマン物語より生垣に小鳥たちが」
・ドリーブ「ラクメより花の二重唱ジャスミンが咲くドームへ」

 ソプラノの清水さんは、ジャズダンス仲間Cozさんが所属している合唱団の歌の先生です。
14時から旧岩崎邸の建物ガイドツアーがはじまったので、参加して建物のお話を聞いていたら、ぽんと肩をたたかれました。Cozさんでした。
 Cozさんが自分の先生の歌を聞きにくるとは知らなかったのですが、偶然いっしょに岩崎邸に居合わせたのです。広い東京、といっても、趣味がいっしょだとこういう偶然もある。

 客室、夫人客室、大食堂の三つの部屋を開放してのコンサート。私は歌手のすぐ前、前から2番目のベンチに座りました。こんなに歌手の近くで歌を聴くのは初めてです。とてもすばらしい歌声。第7回と8回の東京音楽コンクール1位の歌手です。
 コンサートが終わってから、清水さんは「こんなにお客さんのすぐ近くで歌うのは初めてなので緊張した」と、合唱団で指導しているCozさんたちに話していました。私もこんなに近くで歌を聞いたのは初めてですが、お二人とも表現力あふれる歌唱でした。
 15時から16時15分までのミニコンサート、無料でたっぷり美しい歌声を楽しみました。
 
 Cozさんと


<つづく> 
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4 コメント

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そんな素晴らしい会が! (くちかずこ)
2017-10-07 10:37:24
良いなあ、良いなあ、良いなあ!!!
岩崎邸、是非また行きたい所です。
そこで、コンサートなんて。
グランドピアノですからね、小さくても十分だと思います。
お写真のお庭、地下道が離れ建物と繋がっている所ですよね。
テラスも覚えています。
金唐紙も。
芸術の秋 (すみとも)
2017-10-08 10:27:34
そんなに間近で聞けるなんて 滅多にない事ですね!
歌う方も緊張なさったなんてお話も聞けて なんか嬉しいコンサートでしたね^^

そう言えば 何年か前に岩崎邸は行った事があります。 記憶は手前から無くなると聞きますが…怪しくくなってきましたww
くちかずこさん (春庭)
2017-10-08 10:47:18
いいでしょう。毎月第3木曜日は、地下道を通って、離れのビリヤード室の見学会も行われていますから、次に旧岩崎邸を訪問なさるときは、ビリヤード室内の見学をおすすめ。
以前は室内写真撮影禁止でしたが、今は、週末祝日以外の平日は写真撮影OKになっています。こちらのおすすめ。
婦人客室で、優雅なマダム風に座るくちかずこさんを撮影したら絵になると思います。
すみともさん (春庭)
2017-10-08 10:53:08
歌手との距離は3mくらいでした。
メゾもソプラノもとても美人さんで、オペラなど歌ったら、映えるだろうなあと思いました。
今、東京都文化財公開イベントを行っていますので、あちこち出かけて建物を見て歩くつもりでいます。

東京は、故郷のように山や川が身近でない暮らしですが、このような文化事業は楽しめる。どちらも一長一短ですが、今のところ美術館やコンサートを無料で楽しむことにしています。

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