昨日の東京は 伊勢志摩サミットの為 ターミナル駅など物々しい警戒で
コンサートホールでもロッカーが使用できませんでした。
しかし劇場に入ると もうそこはオペラを楽しみにしている人ばかり。
ワーグナーと聞くとすぐに ニーベルングの指輪の長大な四部作がすぐに浮かびます。
(まだそれは鑑賞したことが無いのですが…)
ローエングリンも公演時間は長いのではないでしょうか。しかしそうは感じません!
このオペラを知らない人も、この中の結婚行進曲だけは誰でも聴いたことがると思います。
初めてのローエングリンですが、これぞオペラ!と感動しました。
そして、真の悲劇 という結末。
それは、ひとつの線に沿ってそれぞれが自分の思考を変えることのできないからなのですね。
一人ひとりに焦点を合わせていくと、生まれ育った環境がそれぞれ違うのですから 物の見方、
考え方が異なるのは当然ですね。それぞれの内面を考えると実に切なくて・・・
それを合唱によって 立場や、雰囲気がいっそう感じ取れる作品でした。