箔と波のつれづれ日記

日本スピッツ箔+波とゆかいな仲間たち

手筒花火、下から見るか?横から見るか?

2017-08-09 01:24:26 | 年間行事
こんばんは、白黒茶々です。
夏といえば、花火を見たくなる時季でもありますよね?全国各地で花火大会がおこなわれていると思いますけど、皆さんはどこかに見に行かれたでしょうか? 私の地元では、今夏も打ち上げ花火とはひと味違った花火がおこなわれたので、今回はその様子をお伝えします。



その少し前には、地元紙にこのような記事が載りました。 ひと味違った花火とは手筒花火のことですけど、その会場では一緒に細工花火も用意されているのですよ。その絵柄は毎年変わっていて、それは当日披露されるまで秘密とされています。他の情報によると、今年話題になったキャラクターというのですけど……… すでに半分ぐらい答えを言ってしまったようなものではありませんか 皆さんはもう、おわかりでしょうか?箔波日記にもしばしば出てくる、あのキャラクターですよ。



とかなんとか言っているうちに、手筒花火の当日となりました。 その花火は2日間に2000本も点火され、初日はこちらのA小学校を会場にして……… って、花火名にも画像にも名前が出ているので、伏せ字にする意味がないような。 とにかく、私の母校でもあるこの小学校に入っていきます。



その中庭には、二宮金次郎さんの石像があります。夜に見ると、凄みがありますね。 ただし、金次郎さんの位置からは手筒花火は見えないのですよ。



夜の校舎は、その手筒花火の火の粉を反射して、赤く浮かび上がっています。 かなり引っ張ってしまいましたけど、このあたりでいよいよ皆さんにも、今年の手筒花火をお見せいたします。



箔波日記では毎年この時季にネタにしているので、すでにご存じの方もいるかも知れませんけど、手筒花火とはこのようなものにございます。 そのメカニズムを説明したいので、もう一段階挟んでもよろしいでしょうか? 私の目の前には、役目を終えた若い衆と、使用済みの手筒花火が横たわっています。この花火は、乾燥させた竹筒を、むしろや縄でぐるぐる巻きにし、中に火薬を詰めて作ります。その作業は当日に上げる本人が講習を受け、すべて自分でおこなうのですけど、数百年前からずっと受け継がれてきたのですよね。成功するか失敗するかは、本人次第。特に火薬を詰める加減にはお気を付けくださいませ。ということで、今度こそ本当に手筒花火が上がっているところをお見せします。



見て見て これが手筒花火ですよ 点火すると、10mほどの火柱が上がるそうです。



遠州新居の手筒花火は、江戸時代中期の貞享年間(1684~1688年)にはすでに諏訪神社の祭礼でおこなわれていました。 手筒花火といえば、隣町の豊橋市の吉田神社のものが有名ですけど、そちらのほうは手筒を抱えた若い衆が直立不動するスタイルとなります。それは次第に火の粉の勢いが弱まり、「はね」と呼ばれる底が抜けて終わりとなります。



一方のこちらの手筒花火は、若い衆は手筒片手に練り歩き、「ソレダセダセヨー 」といった威勢のいいかけ声を発したりするのですよ。 なお、遠州新居の手筒花火は、吉田藩から伝わって独自の変化をとげたとも云われています。それにしても、関所が設けられていて通行を取り締まっている町で、このような火薬を使った祭事がおこなわれてきたなんて、寛容というかおおらかですね。



会場の上空では、時おり打ち上げ花火が上がっていました。 地上の花火のほうも、いよいよクライマックスとなります。



手筒花火は、参加六町が同時に点火する「六本揃え」でもって締められます。時間にして1分か2分ぐらいでしたけど、豪快かつ儚く終わりました。とはいっても、まだ帰ってはいけませんよ このあとに子供にとっても私にとってもお楽しみとなるものが控えているので。そのもう1つの見せ場とは………



そうです 今回の日記の前のほうでも触れた、細工花火のことです。まずは若い衆が長い棒の先にある燃焼物質(名前がわかりません、どなたか教えてください)に点火し、スキップのような足取りで場内を周回。その後ろに数人、同じようなノリで付いていっていますね。その彼らが、いよいよ細工花火に点火しました さあ、皆さんもご注目くださいませ。 果たして、今年はどのような絵柄に………
って、点火より先に「おんな城主 直虎」のあのお馴染みのオープニングテーマが会場に流されましたよ。 これでは見るより先に、答えを言ってしまったようなモンではありませんか



言うまでもなく、出世法師直虎ちゃんであります、はい。 それにしても、けむっていてよく見えませんよ。 煙が流れたら、改めて撮ろう………



………って待っていたのに、このタイミングで横のグルグル回る花火に点火しちゃった これでは邪魔で見えませんよ。 私が嘆いている間に、細工花火の直虎ちゃんは静かに闇夜に消えていきました。



ぶっつけ本番の一発勝負とはいえ、今回のものは成功したと言ってもいいのでしょうか? それに、他の観衆はこれが直虎ちゃんだと認識することはできたのでしょうか?私は消化不良だったのですけど、たぶんこのような絵にしたのだと思います。



直虎ちゃんの悲劇(仮名)のあとは、3つの大筒に点火されて、遠州新居の手筒花火こと諏訪神社奉納煙火初日の「試み」は終了となりました。 天を貫くほど高く上がる火の粉の柱。今回の一連の花火は全体的にはよかったので、来年もまた来ようと思います。もちろん、細工花火のほうも楽しみにしていますよ。その出来だけではなく、絵柄を予想するのも楽しいですし。
そういえば、近々公開される映画にあやかって、今回の日記はこのようなタイトルにしてみたのですけど、基本的に横から見る手筒花火を下からはどのようにして見るのでしょうか? 地下に潜って強化ガラス越しにとか?しかし、そんな努力をしても、かえって見づらいのでは?

それから、上げたあとの手筒花火の燃えカスはどうしているのか?ですって。それらには魔除けや厄除け、商売繁盛の御利益があるとされているので、引取り手がたくさんあり、すぐになくなってしまうのですよ。 それらは祭典から間もなくして、町の商工会がきれいに加工して格安で販売するので、ご希望の方がいましたらお早めに湖西市の新居町商工会にお問い合わせくださいませ。


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