ちんまりブログ

日々の中で考えたことを書きます

【短編小説】 「クアーズ」

2017-04-20 12:24:09 | 日記
(長文です。お嫌でしたらご遠慮下さい)

響子からのcallで目が覚めた。

「おはよう。どうしてる?」

彼女のいつものphraseだ。

「どうしてるって?」

「体調はどう?」

「うん、、、まあね。」

「ならいいけど。今日はなぜか気になって、、、。」

「あ、ちょっと待ってくれよ。」

普通なら、phoneを手にして歩くのだが、思わずbedの上に放り投げ、music compoへと向かった。

「THE STEVE MILLER BAND」のGratest HitsのCDを差し込んだ。
最近は毎朝聴いている。
「SWINGTOWN」のintroが流れると、体中の血液が騒ぎ出した。
いつもそうだ。この曲を初めて聴いたのはずうっと前のことだ。

「Come on and dance, come on and dance」

とても好きなphraseだ。
この止まった空間を和らげてくれる。やっと息ができる。

bedへ戻り、響子とたわいない会話をし、showerを浴びることにした。
いつもなら、curtainを開けてからすることだが、今日はshowerが先だ。

頭から熱めの湯を、それも強めに浴びた。
粘々した皮膚にshowerの湯が跳ね返り、さらにbathのplasticsの壁に当って、足元の排出口に大きな音を立てて、勢いよく吸い込まれていった。

俺は長いshowerが嫌いだ。
身体にまとわりつく、このベトベトした感じが嫌だ。
bedで汗をかくからなのだろうが、この数日sheetを取替えていないせいかもしれない。
とにかく、毎日この粘膜質の肌をshowerでサラサラにしないと気がすまない。

「Paul Smith」のEau de toiletteを少し手に取り、首筋に当てる。上質な香りが一瞬身体から広がり、鼻の奥をツンと突く。この瞬間がとても好きだ。

部屋に戻り、CDを「Hotel California」に取替える。
「Eagles」の「Hotel California」は絶品だ。
これを評価することさえもできないくらい素晴らしい。

数紙のnewspaperにざっと目を通す。
俺は、その記事のtitleくらいしか見ない。
各紙の表現の仕方の違いさえ分かればいい。
それが俺流の読み方だ。
day traderにはそれだけで十分だ。
俺だけの話だが。

数日前から、中東で戦争が始まっている。
今、俺が住むAmericaがけしかけた戦争だ。
この戦争の終わり方は俺には視えている。
多くのAmericanが望んだ戦争だ。

戦争は罪もない人々を傷つける。
ただそれだけが気にかかる。
地を這うstealth fighterの爆撃やTomahawkのpinpoint bombingだが、もうすでに何人もの一般市民がそのせいで死んでいる。

TVをremote controlでonにする。
realtimeに映し出される映像は、生々しくそのsceneを映し出している。
それも何度も何度もreplayする。
過剰、too muchだ。
このsadisticな映像こそが、Americanの期待していたものだ。
すぐにjusticeを振りかざすAmericaのやり方だし、それを喜ぶ国民は、ある意味sadistたちだ。
それもterrorismというtraumaをかかえるsadistだ。

もう、何年もこの国に住んでいるが、へきえきだ。
いったい、お前らのよく言うvoluntaryやContributionとは何なんだ。
この戦争とは矛盾しないのか。
目的のためには手段を選ばぬというが、血を流し、逃げ惑う人々たちを楽しむお前たちは、いったい何者だ。
それがお前たちのjusticeなのか。
本来意味するところのjusticeを深く考えたことはあるのか。
U.S. forcesに死者がでる度に、胸に十字を切るお前たちは、異なる宗教を信ずる人々が死んでいくことには、何のためらいも抵抗もないのか。
それをお前たちのjustice、それもinternational justiceというなら、大笑いだ。
この偽善者たちめ。
お前たちこそが裁かれなければならないのだ。

いきなりTVの画面に大きな文字のtelopが流れた。どうもこの戦争は終結を向かえそうな雰囲気だ。

慌ててday trader's roomのdoorを開け、複数のPCのswitchを入れた。
起動に時間がかかる。
いつもそうだ。なんとかならないものか、せめてTVくらいに。

ゲイツよ、お前もその偽善者のひとりだ。
いらいらしながら待っていると、やっとlog inできた。
day trader用のsoftwareを起ち上げ、目をつけていた銘柄の値動きを追った。
どんどん上がっている。思い通りだ。
黙って値動きを見ていると、上がっては下がり、下がっては上がりと揉みあっている。
それさえもおり込み済みだ。
俺の判断はこのまま保留だ。売り時はまだまだ先だ。

day traderのsenseを問われるのは、銘柄選びもあるが、実際のところselling pointだ。
「頭と尻尾はくれてやれ。」と、よくamateur向けのknow how本には書いてあるが、俺には必要のない言葉だ。
頭の先から、尻尾の先まで美味しく頂いてやる。
所詮、amateurのday traderの考えることは皆同じだ。
その裏をかく奴がいるから、そのまた裏を読めばいい。
ただ、それだけだ。単純だ。
そのうち、放って置けばselling pointがやってくるはずだ。
余裕だ。

refrigeratorから、短めのCoorsの缶を取り出した。
Ring pullをゆっくり引くと、炭酸の抜ける心地よい音がした。
一気にそのbeerを飲み干した。
俺の勝ち祝いだ。
それがAmericaの勝利の祝いでないことは当たり前だ。

porchに向かい、やっとcurtainを開ける。陽光がいきなりlivingに差し込み、壁に真っ白なflameを描いた。
Californiaのstraight line的な太陽の光が好きだ。

beachを見ると同時に、musicから波の音が聴こえたような気がした。
marine blueが太陽の光に反射し、キラキラときらめいている。
Good timingだ、全てが。こういうときに俺は「perfect」という言葉を使う。

俺はまたCoorsの長いほうの缶を取り出し、海を見ながら数本空けた。
tableには、その缶がat randomに並んでいく。
porchを開け、外の空気を入れる。

旨い。美しい。心地よい。

俺にはあまりにも贅沢で、幸せ過ぎる時間だ。

数日後、TVはいつものくだらないprogramに戻っていた。
TVshoppingをおもしろ、おかしくやっている。
いつもの司会者だ。
皮肉のひとつも言ってみろよ、本番中なら。
くだらない、本当にくだらない。
そしてまた、よくできたCMとそのtimingにもうんざりだ。
単にsubliminalだ。

俺は当分TVを消すことにした。
そのことでAmericaを、いや、今の世界を遮断できたような気がして、小気味よかった。
justiceを喜ぶAmericanがwild beastに見えた。

こんな獣たちの争いは、いったい、いつまで続くのだろう。
誰もおかしいとは思わないのか。
lie-likeなJesus Christ誕生から、幾度も繰り返されてきた人間と人間の争いだ。
単なる命の奪い合いだ。
そのこと自体の自己矛盾に疑問を抱かないのか。
話し合いを勧めてきた国々も決してjusticeのためにやっていたことではないことは明白だ。
損をしたくないだけだ。

そもそも国家という概念自体が曖昧だし、好きではない。
地球儀に線を引いてどうなるというのだ。
領土とか公海などと言ったところで、それこそが戦争の原因の一端になっているということを、どうして誰も言わないのだ。
いや、その数は少ないが、気づいている奴もいるはずだ。
この広い地球なのだから。人間はそれほどfoolishじゃないと信じている。

身体から、怒りが込み上げてきて、俺はlivingをうろうろしていた。
CDを替えることにした。
「Louis Armstrong」にした。

「What a wonderful world.」

が始まるとすぐにreplayに設定した。

bedに寝転び、目を閉じた。
そこには本来あるべき平和な世界が描かれていた。
全ての色の人々がshake handsしている。
みな、How are you?と挨拶を交わしながら、微笑みながら、ゆっくりと歩いている。
babyも母親の腕の中に抱かれ、安らかに眠っている。
ある人は楽しくsongを口ずさみ、ある人はdanceを楽しんでいる。

そこに数日前のTVの生々しい戦争のsceneを重ねてみた。

急に、涙がこぼれた始めた。

太陽は、人間が誕生する前から地球にその光を注いできたはずだ。
それも、やわらかく、あたたかく。
人間は、その意味を理解するまでにさえも、多くの時間を必要とするだろう。

「What a wonderful world.」

それを望み、愛を行動すればいい。

それだけでいいのだ。

でも、ずいぶん永い時がかかりそうだ。

俺らしくないが、ひとりbedの上で嗚咽した。

涙が枯れるまで、、、。
『ささやき』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 【朗読会】 「ベストチョイ... | トップ | カクテル(1) »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL