博多の歯科医より、皆様に「お口の健康を考えていただく」ための記事紹介サイトです。自記を掲載することもございます。
「健康のためになる記事紹介」福岡市博多区の歯科医より発信
無塩しょうゆ
九大など産学官 「無塩しょうゆ」開発 食塩代用にエタノール 高血圧抑制に効果
2月20日10時8分配信 西日本新聞
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九州大学大学院農学研究院の松井利郎准教授ら産学官の研究チームは、醸造の際、食塩水の代わりにエタノールを使うことで塩分ゼロのしょうゆ風の調味料を開発した。製造過程で生じるペプチド(アミノ酸の結合体)が血圧を抑えることも確認しており、30歳以上の約半数が高血圧とされる日本で食事療法などへの導入が期待されている。 「無塩しょうゆ」を開発したのは、九大院の研究者と福岡県醤油(しょうゆ)醸造協同組合、江崎グリコのチーム。地域産業の高度化を目指す「福岡県産業・科学技術振興財団」の事業として2005年度から研究を開始した。 同チームによると、塩分を全く含まない「しょうゆ」は現在、流通していない。江崎グリコがこの「無塩しょうゆ」を使ったせんべいと柿の種を腎不全患者向けに提供しているが、松井准教授は「香りは普通のしょうゆと同じだが、味が若干違うので、品質向上を図る必要がある。料理や献立の提案と合わせ、2、3年後を目標に商品化したい」としている。 しょうゆは、大豆と小麦が原料の麹(こうじ)に、有害な菌を抑制する食塩水を加えて発酵、熟成させて製造する。一方、「無塩しょうゆ」は、食塩水の代わりにエタノールを使用。エタノールを使うと、発酵が進まなくなるが、同チームは、アルコールに強い酵母を加えることでこの欠点を克服した。 発酵効率が高い「無塩しょうゆ」は、醸造期間が通常の3分の1で済むため、普通のしょうゆでは、熟成前に破壊されるペプチドが残る。研究チームは、このペプチドが血管の機能を高めて血圧上昇を抑えることをラットを使った実験で確認した。 国の調査によると、日本人の1日の塩分摂取量は約11グラムを超えており、政府は10グラム未満に抑えることを目指している。松井准教授は「予防医療への関心が高まっており、将来は世界的な需要増が期待できる」と話している。 これまでスーパーなどでも「減塩しょうゆ」が販売されておりましたが、今回の開発は高血圧症をかかえる方々への朗報になることでしょう。 われわれはともすれば味付けの濃い食事を好み、気がつけば食塩摂取量が過剰になってしまうもの。日ごろから食塩摂取にはじゅうぶん留意することが大切ですが、この「無塩しょうゆ」は日ごろの食塩コントロールを手助けしてくれることでしょう。市販されることを期待しております。 |
感染性胃腸炎について
ブログを思いっきり放置していました。申し訳ございません。
今回のネタは「感染性胃腸炎」です。小生、昨年末はこれで苦しめられました。忘年会にいろいろ出ましたが、ある一つの忘年会の翌日から体調をおかしくなり、きちんと回復するまでに一週間近くかかりました。そんな「感染性胃腸炎」についてまとめたので参考にされてください。
1.原因
夏場は病原性大腸菌やサルモネラなどの細菌類、冬場はノロウイルス、ロタウイルスなどのウイルス類が、病原微生物として考えられている。それらは飲食物を介し、経口感染にて侵入し、感染をひきおこす。
2.症状
発熱、下痢、腹痛、悪心、嘔吐など。発熱の場合38℃以上になる場合あり。昨年末に小生が苦しんだときも39℃近くまで発熱しました。
3.経過
感染から発症に至るまでの潜伏期間が1〜3日あると考えられ、発症してから数日で治るケースが多い。ただし、原因病原体によりほかの感染症を併発する可能性あり。
4.処置(治療)
下痢による脱水をまねいていることが多いので、水分および電解質の補給を行うことが第一。アイソトニック飲料のようなものを飲むもよいが、飲めない場合は点滴にて補給を図ることも。胃腸が荒れているので、しばらくの間、刺激物の摂取を控えるのが無難。
状況に応じ、抗生剤や胃腸薬の服用を併せて行うこともあり。
5.予防
手洗いおよびうがいの励行、適度な睡眠+栄養補給、調理する方の食品衛生管理、などが大切。
6.その他注意事項
(1)乳幼児の脱水に注意:乳幼児では病状が急速に進むことが多いので、症状が現れたら早めに医療機関を受診するようにしましょう。放置により、脱水症がひどくなり生命をおびやかすことも考えられます。
(2)ペットを介した感染の報告あり
参考ページ
・国立感染症研究所感染症情報センターのページから
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k03/k03_11.html
そのほか、各都道府県および医師会のサイトにはなんらかの感染症情報のコーナーが掲載されていると思われますので、そちらも参考にされてください。
罨法
今回は紹介記事ではありませんので、あしからずご了承ねがいます。で、皆様にあらかじめ知っておいていただきたい応急処置法をひとつご紹介いたします。それが罨法と呼ばれるものなのです。
罨法(あんぽう):消炎目的に、冷温刺激を与える処置法
患部に与えられる冷温刺激は、患部局所のみならず周囲の循環器系、筋肉・神経系に影響を与え、さらには中枢に伝達されると自律神経系に影響し、全身に及ぶといわれます。
たとえば…、ひじょうに分かりやすい例では、夏の海水浴で生じやすい日焼けでしょうか?首の後ろなどはえてして火照りやすいものですが、海水浴のあとで首すじに冷たく塗れたタオルなどをあてがうと気持ちいいものです。これは患部(首すじ)を冷やす罨法で「冷罨法(れいあんぽう)」の一例です。
冷罨法は局部を冷やして炎症を取り除きますが、その本質は局所周囲の血管を収縮させることにあります。血管の収縮により、局部への血行は一時的に悪くなるものの以下のような効果があるといわれます。
1.菌による感染症の場合、病原菌の活動を抑える
2.止血効果(局所での血流量減少による)
3.知覚鈍麻効果により疼痛が緩和される
一方、冷えることで痛みが増す典型例が関節痛でしょうか。この場合では温めてあげると患部が気持ちよくなることがあります。これは「温罨法(おんあんぽう)」と呼ばれる処置法で、冷罨法とは逆に、血管を拡張させることで炎症の緩和を図るのです。血管拡張により患部の新陳代謝を促進させ、局所に貯留停滞している組織液や老廃物の排出を促すのです。
歯科でも冷温刺激による罨法が行われます。急性炎症の緩和目的や、広範囲での手術後の消炎などで用いられますが、大切なのは「ずっと冷やしっぱなしにしない」ということです。
大きく腫れたときや、手術当日などは患部を冷やせといいますが、これは患部周囲での余分な炎症を抑えるのが主なねらいです。
しかしながら、ずっと冷やしたままだと患部の症状がひかないことがあります。これは必要以上に患部の炎症を抑え続けてしまうことが原因と考えられます。炎症の重要な役割として「組織修復」というものがありますが、冷やし続けるとこの組織修復反応がうまく行われなくなります。
したがって、ある程度患部の腫れがひいたら、あまり冷やさないようにすることが大切でしょう。
(罨法に関する注意事項)
冷温刺激による罨法では熱傷(やけどなど)および凍傷にじゅうぶん気をつけて行ってください。刺激になるものを患部に直接あてないようにすることが大切で、少なくともタオルなどで刺激を多少やわらげてから行うことが肝要です。
また、病原菌が原因で炎症をおこした場合は、やはり病原菌をなんらかの形できちんとたたいておくことが大切です。たとえば歯ぐきが大きく腫れた場合、その原因が歯周病ならば、歯周病菌を抗生剤などでたたいておき、根本的な治療(歯石取り、抜歯などなど)を受けないかぎり、再発する可能性が高くなることを覚えておきましょう。
内臓脂肪撃退ダイエット(主婦と生活社)
メタボ書籍でおなじみの「メタボリックシンドローム危険度チェック」や、油や砂糖の使用量を減らした調理法など、さまざまなコーナーが盛り込まれておりますが、なんといってもこの書籍の目玉は松村邦洋氏の「減量ダイエット記」でしょう。
のちにリバウンドしたとはいえ約10ヶ月で40数キロの減量を実現したわけですから、たいしたものです。ダイエットをはじめたばかりの頃は大変な苦労があったことでしょう。詳細は本をご覧いただくのがよろしいでしょう。
メタボに関する薀蓄は他のサイトなどでもさんざん取り上げられておりますから割愛いたしますが、たいせつなのは内臓脂肪を過剰にためないことです。脂肪細胞から分泌される種々の生理活性物質(サイトカインとよばれます)は、ふだんなら身体の恒常状態(ホメオスタシス)を保つ役割を担うところが、過剰になると今度は動脈硬化や高血糖、高血圧、高脂血症などを助長するようになるといわれます。これらは「死の四重奏」ともいわれ、いくつも重なると種々の脳血管障害にかかるリスクが高くなります。
いのちにかかわることなので、みなさまも内臓脂肪を溜め込まぬよう、日ごろから気をつけましょう。
「むし歯になりにくいチョコレートの食べ方」 All About
記事アドレス:http://allabout.co.jp/health/oralcare/closeup/CU20070314A/index.htm
みなさま、どんなときに甘いものが食べたくなりますか?
私は疲れているときです。とくに、多くの患者さんを休みなく続けて診察を行った後は、無性に食べたくなるのです。そんなときにチョコレートをひとかじりすると、少し疲れがとれた気になります。(この記事、女性向けに書かれていますが、40歳男性の私もチョコ大好き人間です。チョコは決して女性だけのスイーツじゃない!)
歯科医師としては立場上、チョコレート油断大敵だよ!って訴えるところですが、個人的にはチョコレートは優れた食材であると考えております。要は、チョコの特徴を知ったうえで上手に利用すればよいのです。
記事は2ページにまたがっており、2ページ目にチョコとの上手な付き合い方が掲載されております。あえて苦言を呈させていただくならば、タイトルがまぎらわしい!「チョコがむし歯になりにくいんだ」って勘違いしそうです(苦笑)。私だけ?
最後に本文中に掲載されていたチョコのメリットデメリットをまとめておきます。
(メリット)
1.ミネラル・食物繊維が豊富である
2.抗酸化作用がある:ポリフェノールを含む
3.集中力・記憶力を高め、穏やかな気持ちになれる
(デメリット)
1.甘味が強い→口腔内でpH低下によりむし歯を生じやすい
2.高脂肪・高カロリー→太りやすい
先日の市民公開講座から
今回はサイト紹介ではございません。
先日、福岡サンパレスにて「第5回 日本神経疾患医療 福祉従事者学会 市民公開講座」が開催されました。第一部が音楽会で、第二部が健康講座という構成でしたが、健康講座の最後に「めざそう健康長寿 食生活のポイント」という表題にて講演および調理実演が行われました。その講義内容がメタボリックシンドローム予防につながると考えられたので、今回から数回に分けてその内容を抜粋してご紹介いたします。
1.生活習慣病における食事療法のポイント
(1)自分の体に合ったエネルギー量で栄養バランスの良い食事を
食事は、主食(ごはん、パン、めん類)、主菜(たんぱく源:肉、魚、大豆製品など)、副菜(野菜類、海藻類、きのこ類)、汁物の四つに分けられますが、一日分のそれぞれの摂取の目安として、「主菜は両手1杯分、副菜は両手2〜3杯分」と講義では述べておりました。
とくに副菜については、「緑黄色野菜は両手1杯分、その他の野菜は両手2杯分」とのことでした。はたして、私たちはふだんからこのぐらいの野菜が摂取できているでしょうか?
(2)脂肪は量とバランスに注意
(3)コレステロールは控えめに
コレステロールや中性脂肪を抑えるのは「不飽和脂肪酸」で、「飽和脂肪酸」は逆に上昇させてしまいます。飽和脂肪酸が含まれているのは魚以外の動物性食品であり、演者はこれら動物性食品を摂り過ぎないように注意をされておりました。
尚、かつお、いわし、ぶり、さんまなどの魚介類に含まれる脂肪は「不飽和脂肪酸」に含まれます。
(4)抗酸化食品を積極的に摂る
抗酸化作用があるビタミンA、C、Eを含む色の濃い野菜(かぼちゃ、ほうれんそう、小松菜など)の摂取をすすめておりました。
(5)食物繊維をじゅうぶんに摂る
講義で述べていた「食物繊維のメリット」を紹介します
・食後の急激な血糖値の上昇とインシュリンの急速な消費を防ぐ → 糖尿病予防
・コレステロールの吸収を抑え排泄を促す → 高脂血症の予防
・脂肪が消化吸収されるのを防ぐ
・ナトリウムの排泄を促す → 高血圧症の予防
(6)塩分(調味料)を控えめに
塩分の摂取は高血圧症の方だと一日6g未満が目標量になります。これをクリアするためには減塩の工夫が求められますが、無理に減塩すると食欲をなくすので、調理の工夫などで無理なく減塩できるようにしてほしい、と呼びかけておりました。
たとえば和食が比較的塩分が多く含まれる傾向にあるので、一日のメニューは和食と洋食を組み合わせるのがよいと述べております。
(7)甘いものやアルコールは控えめに
この項目は時間が限られていたのでほとんど触れずじまいでしたが、配布された資料では生活習慣病にかかった方が医師の許可がおりた場合の一日あたりのアルコール摂取量、カロリーや食塩含有量が多い「注意したい」おつまみ、などが掲載されておりました。
以上、今回は総説的なお話に終始いたしました。
次回からはいくつかの項目について、もう少しわかりやすく述べてみたいと思います。
食物アレルギー
久しぶりに記事を書きます。
歯科では、病態や処置により、医科同様に処方薬剤を出すことがございます。
医科ほど多くの種類を出すわけではありませんが、それでも処方薬剤を出すときは細心の注意を払っております。たとえば、消炎酵素剤である「塩化リゾチーム(当院では「レフトーゼ」という薬剤名で処方します)」という薬剤では、卵アレルギーがある方では処方できないので、消炎酵素剤を出さないようにしております。
そこで今回取り上げるのは、多少強引ですが、「食物アレルギー」についてです。
紹介サイト:「食物アレルギーねっと」
東北日本ハムが立ち上げたサイトで、なかには自社製品の紹介も入っておりますが、基本的にはよくまとめられていると感じました。なかでも、「食物アレルギーの原因」「アレルギーをひきおこさないための調理や食事のポイント」といった項目はひじょうに分かりやすく書いておりました。
また、具体的な調理例も「安心レシピ」というコーナーで紹介されておりました。表示が義務化された「卵・牛乳・小麦粉・そば・落花生」を除外した食品でつくるのを原則としておりますが、それぞれに調理のコツがまとめられております。
他にも食物アレルギー対策のサイトがあるかもしれませんが、機会があれば再度ご紹介させていただきたいと存じます。
みなさまが、健康で豊かな食生活が送れますように!私からのみなさまへの切なる願いです…。
熱中症対策
九州北部は、本日梅雨明け宣言が出されました。いよいよ夏本番、といったところでしょうか。猛暑の時期に入ったといってもよいでしょう。
ところで、この時期に注意すべきことは何でしょうか?前回お話した食中毒も該当事項ですが、今回お話しする「熱中症」にも気をつけていただきたいところですね。
今回の紹介サイト:「熱中症のホームページ」
URL:http://www.heat.gr.jp/index.html
このサイトでは、熱中症の原因と症状、そして熱中症を予防するための対策について、述べられております。猛暑の中といえども、外で仕事や運動をされる方にはぜひ見ていただきたいサイトです。 水分をとることの重要性がこのサイトから伝わってきました。炎天下の中で運動や作業をしたり、という状況では水分がかなり失われますが、その失われた水分をこまめに摂取していくことが生命活動にも大切なことなのです。
小生自身が熱中症にかかったことはまだありませんが、過去(開業前)に治療途中の患者さんが熱中症のためにショック症状をひきおこしてしまい、治療途中で救急車を呼んだ経験があります。 治療といっても、患者さんの入れ歯の調整で、口腔内をほとんど触っていない状況での発症でした。来院前は、炎天下でずっと作業していたそうです。なので、みなさまには夏場の熱中症対策をしっかり行っていただきたい、と人一倍感じております。
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