Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

音色~パノラマカーの視点より

2008-12-19 00:10:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

米合衆国発の金融危機のあおりで、我国経済も大きく悪化している様です。
自動車、電機を中心に操業縮小が相次ぎ、今月だけで派遣会社よりの期間従業員の契約解除や非更新が数万件にも及ぶとの話も聞きました。
昨夜も勤務先よりの信号停止中の車上より、当地名古屋随一の繁華街、栄の模様を見て参ったのですが、交差点脇のブランド雑貨店は退勤の書き入れ時にも関わらず、店内の買い物客はほぼ皆無。飲食店への入りこみも減っている様で、景況が下向いている事を物語っている様でした。
通りを歩く人々も、心なしか元気がない様子。

その様な中、昨日国会にては野党提出の雇用対策法案が参議院にて強行採決の末可決されました。政権与党側は内容の類似を理由に採決に反対し、続く衆議院にては否決の構えの様ですが、野党の強硬姿勢もさる事ながら、この期に及んで大勢の明日の生活をも左右しかねない雇用問題への対策をも政争の具にしようとする了見にはただただ唖然とするばかりです。
この様な国難的問題に際し、ここは欧米先進国の様に、政党の立場の違いを超えて一致協力して参る様な大人の対応と言うものができないのか、改めて嘆かざるを得ない現状であります。

さて、嘆いてばかりいても仕方がありません。今夜は少し、音楽の話題にでも触れようかと思います。
ある知友の方が「冬の夜はバラードを」との日記々事を綴っていらっしゃいました。
寒い夜は確かに、スローなテンポのバラードは心に沁み入るものがある様です。
我が好みとしては、余り歌詞の入らない演奏もの、所謂インストゥルメンタルな楽曲が良いなあと思います。
筆頭は渡辺貞夫さん。同氏のアルト・サキソフォンは包み込む様な柔らかい音色が魅力で、聴いていて心癒されるものがありますね。
同じアルトを演奏されるMALTAさんも、渡辺さんとは異なるカラーで好感が持てます。渡辺さんより少し華を感じる音色でしょうか。
ギターの高中正義さんも、スローな曲はバラードの範疇に入れて良いと思いますね。電気を通した音も、生の音も心地良いものがありますね。
ピアノなどの鍵盤楽器では、ベテランの松岡直也、向谷 実、そして横浜在住の女流、中村由利子の各位。
中でも向谷さんは鉄道交通にも造詣が深く、その方面でも大いに共感が持てる所です。松岡さんは基本的にはラテン・ジャズの方ですが、時に流線形を想わせる秀麗なパラードを聴かせて下さり、こちらも魅了される事しきり。中村さんは所謂ヒーリング系の方ですが、これ又流麗なメロディ構成はやはりバラードの側面が大いにあると思いますね。
どの各位の楽曲も、これからのクリスマス、そして冬に相応しい品格を備えているのではと思う次第であります。

さてさて我らがパノラマカー、勿論音楽とも縁の深い車両です。
登場当時は極秘とされた音楽警笛、ミュージック・ホーンを携え吹奏の折には愛好者の拍手喝采を浴びている様です。
一つ間違えば騒音となりかねませんので場所は限定されますが、今も折々「ミ~ド~ラ~ミ~ド~ラ~ミ~ド~ミ~ラ~♪」の調べは健在。
このメロディに、愛好者各位は思い思いの歌詞を載せて歌ったりしていらす様です。笑
多いのは「ど~け~よ~ど~け~よ~ヤ~バ~い~ぞ~♪」と言うものらしいですが、過日悪友の一人が「HA~KA~SE~HA~KA~SE~ニ~セ~も~の~♪」とやった時には、流石にムッと来るものを感じましたね。又笑

このメロディが本家の真性パノラマカーより聴けるのも後僅かとなりましたが、実子と言われるパノラマ・スーパーも装備していますし、後輩特急車「ミュー・スカイ」にもトーンこそ違え、同じメロディの警笛が搭載されます。
姿は消えても、声のパノラマカーは末永く走り続ける訳ですね。又、そうあって欲しいと願う所です。
下記アドレスのクリックにて、パノラマカーの音笛をお聴き頂く事ができます。
http://jp.youtube.com/watch?v=MzaSt3-3KcM
*(メガホン)*

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未来~パノラマカーの視点より

2008-12-15 00:34:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

今年2008=平成20年12月も早折り返し点となりました。歳暮シーズンとあってJR名古屋駅周辺や栄、金山などの繁華街は大変な人出があり、不況とは言えそれなりの賑わいを見せている様です。

日付が変わり、昨日曜日は当地方の、様々な工芸に取り組んでいる方々の作品展を拝見する機会に恵まれました。その内絵画の分野において、卓抜した才能を開花させている小学生の方の作があり、私も大いなる感動を受けた次第。
手の指を使った指絵、所謂フィンガー・ペインティングと呼ばれる油彩画ですが、モデルの輪郭の把握が素晴らしく、又色遣いも良く考え抜かれていて到底小学生の作とは思えぬ精緻さと温かみがありました。

障害のある方の由ですが、そのハードルを乗り越えようとする情熱が伝わって来る見事な作品群。
この才能の輝きを摘み取る様な無神経な所業は決して許されず、我々大人は努めて心静かに、その成長を見守る道義的義務を負っていると強く思います。

さて近年問題になっている子供達の身の安全を守るのも、我々大人の務めでありますね。
先日の全国紙S新聞の事実上の社説「主張」欄にては千葉県下にて生じた幼女の不審死をを取り上げ、過日の奈良県下や広島県下にて生じた幼児殺人にも言及しつつ、不審者リストなどの情報を生かせなかった事を指弾、又こうした事件発生の背景として、経済情勢悪化に伴う犯罪増加と共に、戦後の急激な都市化に伴う地域住民の関心と連帯心の低下などが関係している事を挙げています。

その上で「子供の安全をどう守り、安心で住み易い街を築くのか。警察、学校、地域が一体になって協力して犯罪を防ぐ事が肝要だ」と結んでいます。本当にその通りであり、まずは「事件に無関心でいてはいけない」のだと思いますね。

子供に殺傷などの危害を及ぼす事は、そのまま祖国日本の将来を危うくする事であると私は思います。
こうした罪業については、その刑罰にも、これからの裁判員制度の発足にも絡んで特段の顧慮を願いたいものであります。

顧慮と言えば最近、残り少ないパノラマカーの先頭席を一部の愛好者が常に占拠し、この為に他の乗客が着席できないとの指摘があるやに聞いております。事実とすれば遺憾です。
過日のインター・ネット掲示板にも「最後のパノラマカー先頭席への着座は、子供達を優先すべき」との投稿がありました。正論ですよね。
毎日の定期運転終了が間近に迫っている以上、幼い彼らには、パノラマカー先頭席よりの抜群の眺望は、二度と体験できない事であるのですから・・・。*(日本)*
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路線バスより見た雑感

2008-12-14 23:59:44 | 日記・エッセイ・コラム

久し振りで名古屋市営バスに乗る機会を得た。今日(12/14)日曜日は土・日・祝日と名古屋環境保全の日たる毎月8日に通用する格安の1日フリー切符「ドニチエコきっぷ」の通用日。瑞穂区の市立博物館方面への所用もあって、この切符にて市営地下鉄とバスを乗り歩いていた次第。

午前中、拙居所の近くで引退迫る名物電車、名古屋鉄道パノラマカーの姿を追って、普段は車や自転車での移動になる所が、今日はバスにての移動となった訳だが、目的地は名古屋の中央競馬、JRAの場外馬券売場のそば。当然道中には競馬ファンの男達が多く乗り合わせていたのだが、この各位も例外なく高齢化が進んでいる様だ。

少し前は40~50代が多かった様に見受けられたが、今日見た限りでは60代以上が主で、中には80歳前後の方も少なくなかった様に思う。僅かな間に、競馬ファンも高齢化が進んでいるのではとの印象を受けた次第。

午後早く、博物館近所の所用に赴いたのだが、歳暮シーズンともあって、JR名古屋駅の正面側交通渋滞は半端でなく、同駅南東の笹島交差点より駅前まではほぼ全く動かない状態。実施中の同駅の夜の電飾見物の渋滞と大して変わらない混雑であった。折角のドニチエコきっぷも交通渋滞による遅延が解消されなければその価値は半減してしまうだろう。

JR名古屋駅前、栄、金山などの繁華街その周辺は将来へ向け、自家用車の乗り入れを規制する段階に来ている印象を強く受けるがどうか。

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守り~パノラマカーの視点より

2008-12-11 00:08:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!
今夜もパノラマカー先頭席の「走る夜景」の鑑賞は他の愛好者各位に任せ、私は続く中間車内より、拙日記を綴る事と致します。

4名もの方が一度に受賞する快挙となった今年のノーベル賞授与式が執り行われる一方で、昨日は歴史的事件、現金3億円奪取が強行された日でもありました。1968=昭和43年の年の瀬でありました。これをきっかけに、給与賞与の銀行振込みが普及したのは有名な所であります。

さて現金に関するセキュリティの陰には、関係各位の「守り」への厳しい姿勢がある訳ですが、国の安全保障についても同じ事が申せるのではないかと思います。
先月の拙日記にても触れた、航空自衛隊幕僚長の前任、田母神(たもがみ)俊雄さんの著された論文は、歴代の政府見解と異なった箇所もあって賛否両論ある事は承知していますが、最近緊張の度合いが増す我国周辺の安全について警鐘を鳴らし、独自の自衛力を確立する必要がある事については一定の説得力があると私は見ています。

先日、あるCafe会員の方が、田母神さんの論文要旨を簡潔にまとめて下さっていましたので興味深く拝読して参りました。
それによると、戦前我国の旧軍が中国大陸及び朝鮮半島に駐留していたのは条約に基づく権益保護の為で、決してその全てが侵略ではなかった事、日中戦争の陰には共産主義勢力の暗躍があり、為に戦局が深刻化して中国々内の被害が増した面がある事、戦後の極東国際軍事裁判は、我国に戦争の全責任を転嫁する目的で行われた事、自衛隊はもっと主体的に動ける様制度整備をすべき事、などの主張が述べられています。特に、俗に東京裁判とも呼ばれる極東国際軍事裁判の経緯についてはほぼこの記述通りであり、私も共感を覚えます。

田母神さんは同時に、歴史上の主な紛争の解決は戦争によって行われたとの主張もなさっている様ですが、これには一定の歯止めが必要かとは思いますね。
日米開戦に慎重だったかつての海軍大将、井上成美(しげよし)さんが主張なさっていた「戦争はあくまで最終手段。外交や対話などのあらゆる平和的手段を尽くすべき」との姿勢は当然堅持すべきでしょう。

その上である程度、田母神さんのご構想にもあるやや強化された自衛隊とする事が最も望ましいと思いますね。同時に国民各位の、防衛への理解も必要。それが疎かだった為に、多くの被害者ご家族が今も苦しむ朝鮮民主主義人民共和国による日本人拉致事件を防げなかった訳でもあるのですから。
又、中東のアラビア近海における海賊対策への海上自衛隊や海上保安庁の更なる関与も模索されて良いと思います。
10月の外交評論家、岡本行夫さんの論文にもあった様に、既に我々の便利な生活を支える我国の原油タンカーが襲われた時、その海賊掃討の為に尊い同盟国の人命が失われている事実を決して忘れてはなりません。

我国の国会にては本日、中東にての多国籍軍艦船向けの海上自衛隊給油活動に関する改正法律案が成立の見込みとか。まずは良かったと思います。

余談ながら、パノラマカーの先頭席周りの窓に、最近の主流たる局面ガラスは採られていません。
技術そのものは勿論あったのですが以前の品質では強度に難があり、万一の列車事故などから乗客の安全を守る為、見送られたやに聞いております。
事実とすればここにも「守り」の思想が生かされている訳ですね。*(日本)*
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決断~パノラマカーの視点より

2008-12-07 23:47:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

明る12/8は我国の歴史上忘れるべからざる大東亜戦争こと太平洋戦争開戦の日。米合衆国にては本日がその日に当ります。拙欄にてもできるだけ詳しく拙見解を述べたく思いますが、その機会は勝手ながら次回にてお願いしたく思います。

さて先日、もう一つの拙趣味であるモーター・スポーツの世界にて重大な報道がありました。
我国の自動車交通隆盛の時期より至高のカーレース、F-1世界選手権参加を続けて参ったホンダこと本田技研が、昨今の自動車業界を取り巻く環境悪化のあおりもあって、同活動よりの撤退を表明しました。以下一昨日、同社より発表された文面を載せて参ります。

「F1レース活動について 2008年12月5日(金)

私どもHondaは、このたび2008年をもってF1レース活動から撤退することを決定いたしました。
サブプライム問題に端を発した金融危機と、それらに伴う信用危機、角国に広がった実体経済の急速な後退により、Hondaを取り巻くビジネス環境は急速に悪化してきています。
当面の世界経済は不透明さを増すばかりであり、回復にはしばらく時間がかかることが予想されます。
Hondaはこの急激かつ大幅な市場環境の悪化に対し、迅速かつフレキシブルに対応してきましたが、将来の投資も含め、さらに経営資源の効率的な再配分が必要との認識から、F1活動からの撤退を決定いたしました。今後のHonda Racing F1 Team、英国でエンジンの供給を行ってきたHonda Racing Development Ltd.については、チーム売却の可能性も含め従業員と協議にはいります。

Hondaは第3期のF1活動として、2000年よりB・A・Rとの共同開発という新しい形での参戦をいたしました。その後のF1を取り巻く環境変化により2006年よりHondaが100%出資するチームとしての運営に移行しました。
最高峰のレースへの挑戦は思いのほか厳しい道のりでしたが、多くの応援を頂き、2006年に貴重な1勝をあげることができました。頂いたご声援に十分お応えすることなく撤退の決定をすることは大変困難をともなう決断でした。
今後は、この激動の時代を生き抜き、レースで培われたチャレンジング・スピリットをもって、様々な新たな課題に引き続き挑戦し続けて参ります。
これまでご声援をくださったファンの皆様、そして活動を支えてくださったF1界の皆様に対し、心よりお礼を申し上げます。
尚、来年、鈴鹿サーキットでは予定通りF1日本グランプリを開催いたします。来シーズンに向けての改修工事も順調に進んでおります。

ありがとうございました。 本田技研工業株式会社」

この文面を、皆様はどうお感じになりますでしょうか?拙方には、正に今の我国の製造業全体に当てはまるのではないかとの思いがありますね。
思えばホンダのレース活動は2輪、4輪を問わず創業者 本田宗一郎さんの挑戦の精神を凝縮したものであり、同社の根幹をなすものだったと私は見ています。
F1にしても途中の空白はあったにせよ、1964=昭和39年より1968=同43年までの第1期、1983=昭和58年より1992=平成4年までの第2期、そして2000=平成12年より今年までの第3期と、延べ4半世紀に及ぶ歴史を積み重ねた事になり、その間全盛を誇った第2期には総合優勝を複数回遂げているのはご存じの通りであり、又同社によって開発された鈴鹿サーキットは1987=昭和62年より20年もの長きに亘って日本グランプリの舞台となったのも有名な所です。

ホンダのみならず、我国の他の主要企業にてもこうした事態は今後起こり得る事であり、その様な少ない機会に方向性を変えなければならない決断を迫られる場面はきっと現れるのではと思います。
モーター・ジャーナリストの赤井邦彦さんも触れていらっしゃいましたが、今回のF1撤退決定は、ホンダの企業イメージの根幹に関わるだけに重大なものがあり、営業面でのダメージは極めて大きい一方、期間従業員の契約解除多数などの現状を見ればやむなしとの見方もできる由。
一説によると、F1レース活動には年間約\500億近い資金を要するとか。
対するに撤退に要する費用は多くても\100億以内の様で、勝利に手が届かない現状では費用対効果の面でも潮時であるとの決断を下さざるを得なかったものと想像されます。

一見しては無関係そうなパノラマカーとF1でありますが、我国における先駆としては通底した何かを感じると共に、三重鈴鹿にての日本グランプリの折には、観戦に向かうレース・ファンが先頭席に大勢乗りこむ場面もあった様です。久し振りに鈴鹿に戻る来年のF1日本グランプリにパノラマカー、そしてホンダ・チームの両者共もうその姿はありません。
果たしてどの様な展開となるのか、こちらも心静かに見守って参りたく思います。以上、今夜はパノラマカー中間車よりの日記でした。*(車)*
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