Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

治安~我が文化論

2006-11-26 15:40:00 | インポート
年の瀬に近づいたせいかこの所当地愛知では、不穏な事件の報道が目立ちます。

名古屋南郊の岡崎市にて先日より路上生活者、所謂ホームレスの人々が若い不審者のグループに襲撃される事件が頻発、1名が犠牲となり、重軽傷者も複数生じています。
犯行目的は金銭の様ですが、警察による薬物取締りを装ったり、又複数の犯人が交代で襲撃に及んでいる節があるなど、今までにない巧妙悪質な側面が窺えます。
又名古屋北郊の一宮市にては、住居の窓ガラス等の損壊事件が今月に入って数十件も発生、こちらも若い不審者のグループが犯行に及んでいる様です。

当地はもとより、全国的にも治安の悪化は深刻です。被害に遭った、ある高齢の路上生活者の1人は「年寄りに手を上げるとは、信じられない事」とのコメントを残しています。
路上生活のやむなきとなった各位への、主に「ただの怠け者」と言う偏見。又、どんな立場の高齢者に対しても敬意を表わすと言う価値観の衰退。更に、他人の持ち物がどんなに立派でも恨みを抱かず、破損したり汚したりしないとの、倫理観念の欠如・・・等々。
当地の問題1つ取ってみても、正に倫理欠如=モラル・ハザードの時代であると申さざるを得ません。

これらの事件の背景には、やはり不健全な功利主義の横行があると強く思います。
「最も強いものは暴力」「金は手段でなく目標であり、その入手の為には手段を選ばない」「気に入らない他人の人格は平然と傷つけ、又その持ち物は損壊して良い」・・・そんな出鱈目が罷り通り始めているのでは、と大いなる危惧を抱かずにはいられない昨今であります。
所詮は狩猟民族の価値基準であった功利主義を、ろくな吟味も検討もせずに鵜呑みにし、一方的に子弟達の教育を図った・・。
その結果として、現代社会の諸々の悲劇が繰り広げられている気が致します。

安倍政権の目指す「教育基本法改正」への動きは、こうした問題を少しでも解消すべく、より社会の安寧に資す事のできる倫理観を取り戻し、それと共に我国の基本構成要素たる地域社会を建て直す事にあったのではと思います。その為には、安倍内閣総理大臣を初めとする関係各位の高い誇りと矜持、そして不退転の強い信念が不可欠ではないでしょうか。
この動きに関しても、芳しくない報道があるのはご存知の通りです。
政府、そして政権党主催の一般国民に向けたタウン・ミーティングの席にて発言者に対し、法改正支持発言への依頼が恣意的に複数回行なわれていた由。
本当に「余計な事をしやがって!」と言うのが素直な気持ちであります。

国民に対し、法改正の趣旨や基本姿勢を解り易く説明して疑問点に明快に答え、必要な議論を行なう。そんな常識的にして議会民主制に不可欠な作業を労をいとわず続けて行けば、教育基本法改正への国民的理解は必ず得られ、改正法施行への道は自ずと開けるはずであります。
まずは国家の根幹の職務に関わる方々が、責任ある姿勢を態度で示して頂きたい。
そうすれば我々国民は理解も協力も惜しまないでしょう。そうする事が、損なわれた治安を取り戻す鍵の大きな1つであると、強く思います。*(日本)*

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