Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「捏造(ねつぞう)」を許していては・・

2017-07-06 13:46:04 | 国際・政治

昨日来、九州北部周辺が、記録的な大雨に見舞われ、行方不明複数、建物施設及び農業被害も相当規模に上っている様だ。一言お見舞いを申すと共に、今暫く降雨が続く可能性もあり、現状以上にダメージが広がらない事を、心よりお祈りする次第であります。

さて本題。先月末の事だが、2013=平成25年5月、橋下 徹(はしもと・とおる)元大阪市長(元日本維新の会共同代表)が、所謂慰安婦問題を巡る記者会見を行った際、同席の桜内文城(さくらうち・ふみき)元衆議(橋下元市長と同会派)が、「吉見さんと言う方の本を引用されておりましたけれども、これは既に捏造であると言う事が、色んな証拠によって明らかである」と発言された。これが名誉棄損に当たるとして、吉見義明中央大教授が 1200万円の損害賠償を求め、東京地方裁判所への提訴がされた件だ。

慰安婦問題のきっかけは、広く知られている朝日新聞の誤報と捏造だ。1992=平成4年の初め、同紙トップの「慰安所への(旧日本)軍関与を示す資料・防衛庁図書館に旧軍の通達・日誌」と言う記事は、吉見教授資料に基づいたとされる。この当時、訪韓直前だった故・宮澤元総理大臣は、前述の朝日記事発行の5日後、記事の詳細意図を掴む事なく旧軍関与を認める謝罪方針に傾き、当時の日韓首脳会談中、盧 泰愚(の・てう)元大統領に8回も謝罪する事態に陥った。後世に大きな負債を残すと言われる「河野談話」と共に、大韓民国に、慰安婦問題を対日外交カードにされるきっかけとなってしまった訳だが、この主因は、吉見見解と朝日論調にある。

東京地裁判決は「桜内さんの発言は『慰安婦の置かれた境遇をどう理解すべきか』を論じたもの。同氏の発言は、吉見教授への不当な攻撃ではなく、公益に関わる問題についての意見・論評であり、違法性はない」とし、吉見教授の請求を棄却。続く東京高裁でも、「慰安婦=制奴隷」だとして、世界拡散を図った吉見教授側の主張は通らなかった。

吉見教授、朝日新聞、日共・社民を初め左派野党各派は、慰安婦問題を被害者利権に仕立てた集団だ。これで「20万人の性奴隷」なる虚偽と捏造が国内外にバラ撒かれ、日本及び日本人の名誉と尊厳を、大きく損ねる結果となった。特に朝日は「韓国・済州島(ちぇじゅど)での慰安婦狩り」との、所謂吉田偽証、「韓国女子挺身隊の慰安婦として強制連行」との、植村 隆元記者の捏造記事、そして吉見見解の掲載を、少なくとも2014=平成26年の、誤報捏造発覚までは継続し、未だに媚中媚朝姿勢での報道をやめていない。更に、誤報捏造についての朝日謝罪は、あくまで日本国内向けだけであり、もう一方の当事国 大韓民国や諸外国向けの、目立った誠実な説明はされていない。これでは、間違いのフォローと言える代物では到底ない。

桜内さんは、前述の訴訟につき、最高裁判所の上告審でも勝訴されたが、その折、あるネットの知人に、こう語られた由。

「私は、日本の国会議員として、日本人の名誉と尊厳を守ることこそが、国益に資するための、自らの使命だと信じて行動しました。万が一にでも負ければ、彼らは『慰安婦が、20万人の性奴隷である、と、日本の最高裁判所が認めた』と、再び世界中に広めて回るに違いないので、悔いの残らないよう、自ら準備書面も筆を執って書きました。

とにかく、最高裁で勝訴が確定し、日本の国益を守ることができてホッとしています。これも、応援して頂いた皆様のお蔭です。本当にありがとうございました」

この訴訟の本当の目的は、吉見教授、朝日新聞、日共・社民など「左」の党派が一体となって「慰安婦=性奴隷」を司法の場で不当に認めさせようとする企てだったのだが、この最高裁判決で破砕されたと言って良い。しかも、吉見「誤った」見解も、法理上否定されたのである。4年に亘る、熾烈な戦いを制された、桜内さんには心からの敬意と、労いを表したいものである。勿論、残された大きな課題もある。未だ撤回も訂正もされない、国際連合向けの、誤った「クマラスワミ報告書」の処理もそうだし、元横浜市長 中田 宏さんが 某TV番組で提唱された様に「我国側の人権問題」として、争いを提起して行く思考も必要かも知れない。

更に、こうした問題について、懸念される動きがある。先日の、櫻井よしこさんブログの更新記事にあった、韓国映画新作「軍艦島」の問題描写。戦前戦中、長崎県下の地下炭鉱「軍艦島」の、在日各位を交えての、炭鉱施設のあり様を描いた作品の由だが、物語中に、我国側の「在日」各位を巻き込んだ、作話の爆破シーンがあり、そのままでは「史実」の主張をされかねないと言う。是非とも、公開前にこうした問題箇所を糾し、牽制への強い運動をしないと、こちらも、後で禍根を残す事となりかねないのではないかと愚考する。

今回画像は、先月、当地名古屋に乗り入れる、近畿日本鉄道の地下プラット・フォームで迎えた、伊勢志摩向けリゾート特急「しまかぜ」の出発前・回送到着の様子。この所、夜景撮影の機会に中々恵まれず、些かフラストレーションが溜まり気味でしたが、やっとこれで少し解消かなと言う所。今回の最後に、櫻井よしこ、桜内文城・各位のサイトを以下にリンク致します。

櫻井さんのサイト http://yoshiko-sakurai.jp/

桜内さんのサイト http://ameblo.jp/sakurauchi/entry-12288695874.html

 

コメント (2)
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