Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

ある要望書

2007-12-19 23:58:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

先日も記しましたが年の瀬らしいと言えばそれまでですが、この所の我国内は本当に色んな事があり過ぎると強く思います。
先日の長崎佐世保にての発砲事件の衝撃も冷めやらぬ所へ今夕は東京都内にて警察官の拳銃自殺の報がもたらされました。本当に交通面以外でも「安全は何処へ」の想いに駆られてしまいます。

この様になったのは国民、政治の両レベルにての不具合が折り重なった結果であるのは事実ですが、こうした事共について絶大な人気と大いなる信頼を誇る女流ジャーナリスト、櫻井よし子さんが数日前の大阪に本拠を置く全国紙、S新聞の紙上にて率直なご見解を示していらっしゃいました。
福田内閣総理大臣に宛てたものでタイトルは「福田首相に申す」であります。以下勝手ながら要点を少し引用させて頂きます。

櫻井さんは、まず福田政権の薬害肝炎問題に対する不十分な姿勢を指弾していらっしゃいます。同大臣は多数の患者名簿が長期間放置されたり、肝炎の症例を把握していながら患者への通告などを怠った官僚が多くあったこの問題につき当初「余り良く知らない」との見解だった訳ですが「国民への思いに欠ける事甚だしい」との断であります。当然至極でしょう。

又、予め国側の主張に沿っている事が分っていた大阪高等裁判所の和解案を待って対応するとの姿勢にも疑問を呈していらっしゃいます。
仮の話とお断りになった上で、患者全員の一律救済を目指す原告が国側の和解案を拒否した場合、同大臣が一律救済を絶妙なタイミングで政治決断する事により、内閣支持率の上昇に繋げる事でも考えているのか、と不信感を表わしていらっしゃいます。つまり福田大臣の立位置は、国民サイドではなく官僚サイドの様だと言う事ですね。

後半で櫻井さんは、薬害肝炎問題と数年前の朝鮮民主主義人民共和国による日本人拉致問題とを対比させ、当時官房長官だった福田大臣の対応を批判していらっしゃいます。時の小泉内閣総理大臣に対し、拉致被害者の家族が面会を求めた所「日朝会談を平穏に進める為に、会わない方が良い」として拒絶したのであります。
全く拉致問題解決へ向けての会談に際してのこの態度「何をか言わんや」の感がありますね。もしかするとこれは、親北朝鮮派の国会議員や官僚に配慮した結果かも知れませんが、拉致家族の心情を踏みにじった暴挙であるのは事実でしょう。正に言語道断であります。

最後に櫻井さんは、福田政権が官僚天下り防止の為設けられた「人材センター」のあり様を骨抜きにしようとしている事を批判、「明らかに福田さんの政治も外交も国民を見ていない。同氏の視界にあるのは官僚群だ。同氏の心を動かすのも官僚の理屈だ」とした上で「福田政権は国民の利益の為に働いていない。国内政治においてそうなら、北朝鮮や中国外交においても国益を実現して行けるはずがない。猛省して国家国民の為にこそ働け」と結んでいらっしゃいます。憤りの心情は誠、察するに余りあるものがありますね。

この事について福田内閣総理大臣がどこまで真剣に耳を傾けるか、ちと疑わしいものがありますね。しかしながら民の信頼を失いたくなかったら、このご発言を真摯に受け止め、蛮勇を振るって軌道修正を図るべきでしょう。さもなくば政権党は次回の衆議院選挙にて、目を覆うばかりの大敗北を喫する事となりましょう。

最後の最後に、ある有力な閣僚が呟かれた一言を載せておきます。「福田総理は、官僚の言いなりになっている。」

P.S 次回は12/24(月)に掲載予定です。尚、拙HP「HAKASEの隠し部屋の別室」に櫻井さんのブログがリンクされていますので、ご案内しておきます。*(日本)*
コメント
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