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SH-03CとインターナビをCobaltBlueでBluetooth接続

2011年05月29日 14時32分45秒 | LYNX3D SH-03C
 2010/12/23のエントリー「SH-03CとインターナビをBluetooth接続」で、SH-03C(LYNX 3D)ではBluetoothのをプロファイルのうち「DUN(Dial-up Networking Profile)」がサポートされていないため、インターナビVICS接続等のインターナビデータ通信ができない旨を記した。
 さらに、ソフトウェアでDUNサービスを実現する「PdaNet」というアプリを試してみてもSH-03Cではエラーが発生して接続できないこと。さらには、そもそもの「spモードご利用規則」の中でテザリング行為を禁止しており、この行為は規則違反になると思われることを指摘した。

 この状況は2011/05/29現在も変わっていない。
 ドコモは2011年夏モデルとして発表されたスマートフォンの一部機種からWi-Fiテザリングをサポートすることになり、spモードご利用規則のうち「別途当社が指定する方法」でのテザリングが禁止事項から除外されたが、Bluetoothについては解放が見送られたままだ。さらにやっかいなのは、Wi-Fiテザリングによる通信には別料金が請求されることになり、こっそり行うBluetoothのDUN接続の罪悪感がより一層増してしまった。

 以下に、「CobaltBlue」というアプリを利用して、SH-03CとインターナビをBluetooth接続しインターナビデータ通信を行ってみたことについて記載するが、現状ではどうみても、spモードご利用規則の禁止行為に該当すると私は判断する。このエントリーを基に実施した行為について発生する責任やその結果についての保証は一切負いかねる。以上、念のため記しておく。


CobaltBlue(正式版)


 「CobaltBlue」は、JavaでBluetoothのDUNをエミューションしてテザリングを行うアプリである。機能制限のあるTrail版と、有償の正式版が公開されている。root権限の取得等安全ではない操作は不要であるし、PdaNetではエラーが発生して動作しなかったSH-03Cでも正しく動作するのが嬉しい。開発者様のご努力に感謝したい。
 なお、Trial版の機能制限は、アプリ1起動ごとの接続回数が2回、最大接続時間が20分、広告表示などで、インストールして、動作を検証する分には支障は無い。絶妙の機能制限だ。

【2011/5/31追記】
 CobaltBlueは、その後、価格改定が行われている。購入の際は、Androidマーケットで価格をご確認いただきたい。

【2011/6/15追記】
 2011/6/13に、Androidマーケットでの公開が停止された模様。 → 作者様の当該ツイート

【2011/6/27追記】
  作者様のWebサイトにおいて再公開された。

【2011/8/10追記】
  Androidマーケットにおいて、2011/8/1からCobaltBlue2が公開された。

 使い方は簡単だ。
 インストール後、アプリを起動すると、BluetoothをONにしてよいかどうかの確認画面が出るので「OK」をタップする。この画面は、事前にBluethoothをオンにしている場合には表示されない。
 そして、「Start」をタップすれば、カーナビからの接続要求を待機する状態になる。

アプリケーションがBluetoothをONにする許可をリクエストしています。許可しますか? Startをタップして接続待機


 CobaltBlueが接続待機状態でインターナビからの接続要求があると、自動的にダイアルアップ接続が起動され、接続確立時にはステータスバーに「Connected」の表示が数秒間表示される。

接続完了で「Connected」が表示


 そして、何事もなかったようにインターナビデータ通信が開始される。通信速度はやや遅いかもしれないが、通信量のさほど多くないインターナビでは支障のないレベルだ。通信が完了すれば、正常に切断される。
 繋がってしまえば、なんてことはない。インターナビVICSの交通情報やインターナビウェザーでは正常に情報を取得できた。一方で、自分自身は未検証だが、CDのタイトルや曲名の情報を取得するCDDBへのアクセスは出来ないという情報もあるが、これはどうやらCobaltBlueの問題ではないようだ。

 現時点のスマートフォンにおけるWi-Fiテザリングは、設定画面からテザリング機能をONにして「これからテザリング機能を利用します」と明確に宣言させることで、それ以降のパケット通信をすべて、テザリング機能を利用した通信と見なして課金する方式で実現されている。ただ、この方式をBluetooth接続したカーナビでのインターネット接続に準用することは難しい。カーナビにおける通信は、通信時間が短時間でパケット量も少ない上、さらに数分の時間間隔を空けて通信を繰り返すという、特殊な形態の接続を要求するからだ。
 こうした状況を鑑みてか、ここのところ、専用の通信モジュールを搭載またはオプションで用意するという動きが広がりつつある。通信料金は、各社とも1か月当たり1,000円~2,000円程度で、私的には許容範囲だ。

 カーナビとスマートフォンのBluetooth DUN接続の課題は、サービス面を含めたスマートフォン側での解決がされるものと思っていたが、今後は、スマートフォンでの利用は諦め、専用通信モジュールでの対応に移行していくのかも知れない。

【参考】その後の紆余曲折について
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マクドナルド公式アプリが「かざす会員証」に対応

2011年05月28日 00時59分12秒 | おサイフケータイ
 マクドナルド公式アプリは2011/5/20、Ver2.1.0へバージョンアップし、「かざす会員証」に対応した。
 同アプリは、2011/3/4のバージョンアップで、おサイフケータイ対応スマートフォンでは、「かざすクーポン」が利用できるようになっている。しかし、通常の「かざすクーポン」による割引額はせいぜい数十円で「見せるクーポン」や紙のクーポンと同額であったため、スマートに注文できる以外のメリットは薄い。
 今回、「かざす会員証」によるキャンペーン参加が出来るようになり、いわゆる「お得意様割引」を受けることで初めて目に見えるメリットを享受できるようになったと言っても過言ではないだろう。もっとも、フィーチャーフォン版の「トクするアプリ」では、2009/8/23から提供されていた機能だ。

 私は、バージョンアップの告知を「マクドナルドのオススメ情報」メールで知った。金曜日の朝に受信したメールには「アプリバージョンアップ」の文字が躍り、スタンプなどの各種キャンペーンに参加できることが明記されていた。
 さっそく、Androidマーケットから更新作業を実行してみると、店舗情報などのデータを含めた更新処理が行われたようだ。

2011/5/20付の「マクドナルドのオススメ情報」メールに記載されたアプリバージョンアップの情報 マクドナルド公式アプリのバージョンアップにともない店舗情報も更新中


 バージョンアップしたからと言って、「かざす会員証」という会員証が表示されるわけではない。「かざす会員証」はバーチャルなもので、以前のバージョンのアプリとの違いは、マイページ画面の「キャンペーン」をタップすると実施中のキャンペーンが表示される点だけだ。とはいえ、「スマートフォンアプリでは下記キャンペーンに参加いただけません」とつれなく表示されていた先週までとは違う。

 


 この1週間の購入履歴に基づき、2011/5/27にスマートフォンアプリに初めてのプレミアムクーポンが配信された。
 私のSH-03C(LYNX 3D)に配信されたのは「かざす会員証」をかざしてiDで500円以上の買い物をしたことに対する割引クーポンだ。通常価格100円のハンバーガーが、なんと50円。(「数十円引き」は同じだが、割引率が違う)
 この他にも、新バージョンでは、対象商品を購入してスタンプを集めてプレミアムクーポンの配信を受けたり、抽選でスポーツ観戦チケットが当たるプレゼントに応募できたりするなど、購入履歴と結びつけられたキャンペーンに応募できるようになった。
 さらに、「アナタが食べたメニューコレクション」として、かざす会員証をかざして購入したメニューの履歴が残るようになっている。このコレクションには期間限定商品はもちろん、サイドメニューやドリンクに至るまであらゆるメニューの購入履歴が残るようだ。ただし、「コレクションを集められた方に対して、賞品はございません」との注意書きがあるので、あくまで自己満足だ。

 


 マクドナルド公式アプリのコンテンツは、「FUN」と題されたコーナーを残すのみで、初版の公開から半年をかけて着実に提供サービスを増やしてきた。高く評価したい。
 今後、どのような方向に進化していくのか、ハンバーガーを食べながら見守っていきたい。

かざすクーポンで注文したビックマックなど


【参考】
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SH-03C(Android2.1)がAndroidマーケットのキャリア決済に対応

2011年05月22日 11時19分16秒 | スマートフォン向けサービス
 2011/3/31から順次対応開始とされた、Androidマーケットでのコンテンツ購入代金をドコモの毎月の料金支払いと一緒に支払うことが出来るコンテンツ決済サービスは、当初SH-03C(LYNX 3D)には対応していなかった。このほか、Optimus Pad、及びAndroid2.1にアップデートしたXperia SO-01B、Android2.2にアップデートする前のREGZA Phone T-01Cが2011年4月の時点では非対応機種とされていたものだ。
 ・・・「いつになったら、SH-03CはAndroid2.2にアップデートできるのか」という議論はとりあえず置いておく。

 私のSH-03Cの接続環境では、2011/5/20の午前中から、支払い方法の選択肢に「NTT DOCOMO利用料金と一緒に支払い」が加わった。
 前々から購入を検討していたアプリがあったのだが、Googleチェックアウトにクレジットカード情報を登録することに若干のためらいがあり、キャリア課金サービスが利用できるようになるのを待っていたので、さっそく利用してみることにした。
 初回の利用には、規約への同意や情報の登録が必要となる。順にステップを追っていこう。

 まず、Androidマーケットで金額が表示された購入ボタンをタップし、次の画面でアプリに許可するアクセス権に「受け入れ許可」を与える。そして、支払い方法として、「NTT DOCOMO利用料金と一緒に支払い」を選択し、ドコモの課金契約に同意する。
 
支払い方法は「NTT DOCOMO利用料金と一緒に支払い」を選択 ドコモの課金契約に同意する


 続いて、ドコモに登録してある請求先住所をGoogleアカウントに保存することに同意する。
 自動的に保存されるのかと思いきや、電話番号だけが表示され、その他の項目は改めて入力が必要だった。Googleチェックアウトに、ある程度の個人情報は登録されることになるようだ。

ドコモに登録してある請求先住所をGoogleアカウントに保存することに同意 Googleアカウントに保存する請求先情報を入力


 Googleアカウントへの情報の保存が完了すると、いよいよ実際の購入操作に移る。
 「Androidマーケット支払いサービス規約に同意」にチェックを入れた上で、支払い方法が「NTT DOCOMO利用料金と一緒に支払い」が選択されていることを確認して、「今すぐ購入」をタップ。続いて、spモードのパスワードを入力する。

「NTT DOCOMO利用料金と一緒に支払い」を選択して「今すぐ購入」をタップ spモードのコンテンツ決済サービスを使うため、spモードのパスワードを入力


 すると購入処理が行われて、購入したアプリのダウンロードが自動的に開始される。
 これと時を同じくして、Googleアカウントに注文に関するメールが着信。「返品は購入完了後15分以内」の文言が見られる。

Androidマーケットの購入処理中 Googleアカウントに配信された注文処理メール


 こうして、Androidマーケットでの有料アプリケーションの支払が、毎月のドコモ利用料金の請求に合算されることになった。このコンテンツ決済サービスは、spモードの機能の一つなので、利用するには当然ながらspモード契約が必要になる。

 Android向けにも優秀な無料アプリケーションが数多く提供されているのは事実だが、それ以上に価値のある有料アプリケーションも多数公開されている。より敷居の低い支払い方法が提供されることは、利用者がアプリを自由に選択して端末をカスタマイズするというAndroid端末の一つの魅力を高めることに貢献するものだろう。
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spモードメールアプリの気になるところ

2011年05月08日 17時54分28秒 | スマートフォン向けサービス
 2011/4/27にバージョン4400にアップデートしたspモードメールアプリでは、多くの機能改善が行われた。なかでも、メール振り分けがグループを条件に実施できるようなったことがもっとも大きい改善点と言えるだろうか。

【参考】 spモードメールアプリのバージョン4400での改善点など

 とはいえ、まだまだユーザーの期待するレベルには達していないというのが大多数の見方であろう。マーケットのレビューを見ると、厳しい評価が並ぶ状況は変わっていない。(ただし、マーケットではGmailのレビューも燦々たるものなので、マイナス方向にある程度のバイアスがかかっているのは確かだろう)
 よくよくコメントを見ていくと、「送信に失敗する」とか「アップデート時に全てのメールが消えた」などの悲痛な声も見られるが、幸いにして私のSH-03C(LYNX 3D)では、バージョン4400はすこぶる快調に動いている。私自身が遭った「酷い目」といえば、バージョン4000~4200までのWi-Fi接続時のマイアドレス消失現象や新着通知の遅延くらいのものか。私は運が良いのかもしれない。
 今もspモードメールアプリに悩まされている方々には申し訳ないが、基本的な動作は正常という前提に立って、「もう少し、上をめざしてほしい」という意味でいくつか気になる点をまとめてみた。

 まず、メールを受信した際に、送信者と件名、本文の冒頭が表示されるウィジェットの出来がいまいち良くない。
 「spモードメール(詳細表示)」のウィジェットは、デコメールに対応しておらず、受信したメールがデコメールだった場合は「デコメールです」という表示になるのだ。なにもデコメ絵文字や画像を表示する必要は無いが、ごく一部でもテキストを抜き出して表示してくれた方が、「デコメールです」という文字列よりはよほど有意義だ。
 もう一つ、受信メールなのにこのウィジェットをタップすると、律儀にメールアプリがトップ画面を表示して起動するのも、イラッとする瞬間だ。ウィジェットが未読メールの存在を表示しているのだから、せめて受信メールのフォルダ一覧画面に遷移するのが常道だろう。

ウィジェット「spモードメール(詳細表示)」(バージョン4400)はデコメールに非対応 ウィジェットをタップしても受信メールのフォルダ一覧ではなくトップ画面に遷移する


 また、マーケットのレビューなどで既に多くの指摘があるが、返信画面のインターフェースも良くない。
 返信画面を起動した際、カーソルの初期位置はメール本文のウィンドウではなく、なぜか返信先のアドレスに置かれる。さらに送信先を追加するための新しいアドレス入力欄が追加で表示されて画面を占拠し、返信メールの速やかな作成作業を妨げてくれる。「なんとか、なりませんかねぇ」と、思わずため息が漏れる仕様だ。ちなみに、新規メール作成画面では送信先アドレス入力欄は一つだけが表示されるので、なんらかの意図があるには違いない(が、ハズレている)。

課題がいっぱいの返信画面


 メール詳細画面で画面を左右にスワイプすると、前後のメールに切り替えることが出来る機能は以前からあったものだ。。
 この操作に新しく付加されたアニメーションもすこぶる評判が悪い。左下または右下からメールがズームしながらスライドイン(スライドアウト)してくるこの処理が重いのか、反応が良くない。加えてタチの悪いことに、このアニメーションをOFFにする設定がないのである。
 前のバージョンまでは、単なる左右へのスライドでそれほど緩慢な動作ではなかった様に記憶しているのだが、なぜ変更した上に、動作が遅くなっているのか理解に苦しむ。

評判が悪いメール詳細画面でのアニメーション


 もうひとつ、なかなか改善されないのが、添付ファイルの扱いである。
 何度も指摘しているが、フィーチャーフォンでは当然にできていた添付写真の自動表示が出来ない。デコメ絵文字などで複数の画像ファイルが添付されると、どれが添付写真かわからず、イライラを一層高めてしまう。これは早急に改善願いたい。

 


 一方で、添付ファイルの展開については改善されている部分も見られるので紹介しておく。
 添付されたファイル名をタップして、さらに「表示」を選択するとギャラリーから写真が読み込まれる。実際に写真が表示されるまで以前は10秒近い時間がかかっていたのだが、いつのバージョンからか表示にかかる時間が大幅に短縮されている。
 この改善は嬉しいが、そもそも自動で展開してほしいところだ。



 キャリアメールの要不要論は、それぞれの利用者の利用環境によって異なるだろう。
 ただ、spモードは単なるキャリアメールの提供サービスではなく、ドコモ独自の様々なサービスをスマートフォン上で展開するためのプラットフォームと位置づけているのは明らかだ。だとすれば、その顔となっているspモードメールアプリに、もう少し真摯に取り組むべきだと思うのだが。
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アップデート予告は福音か、それとも不信の火種か。

2011年05月02日 00時10分48秒 | LYNX3D SH-03C
 2010/12/3に発売されたSH-03C(LYNX 3D)はAndroid2.1を搭載しつつも、カタログ等では、2011年春にAndroid2.2にバージョンアップする予定が明らかにされた上で発売された。
 発売の直後には、複数のニュースサイトに製造元であるシャープの開発担当者のインタビュー記事が掲載された。それらによれば、製品の品質や安定性を重視するため検証期間が長くとれるバージョン2.1を採用して発売したことや、バージョンアップしやすいようAndroidの基本フレームワークには必要以上に手を入れずに設計したことなどが明らかになり、バージョンアップに対する購入者の期待は高まった。

 2011/1/28に行われたNTTドコモの2011年3月期 第3四半期決算説明会説明会資料中(リンク先はPDFファイル)には、SH-03Cが3~4月にAndroid2.2にバージョンアップを予定している旨の記載があり、これまで「2011年春」とだけされていたバージョンアップ時期が若干具体化された。この情報は、各ニュースサイトでも取り上げられ、多くの購入者が知るところとなった。

SH-03Cのアップデート予定は3~4月(NTTドコモ2011年3月期 第3四半期決算説明会資料)
(NTTドコモ 2011年3月期 第3四半期決算説明会資料より引用)


 さらに、2010/11/26に発売された兄弟機とも言える、同じシャープ製のau IS03は2011/4/14からAndroid2.2へのメジャーバージョンアップサービスが開始された。となれば、IS03の1週間後に発売されたSH-03Cのバージョンアップ開始日も近い、とネット上はいやが上に盛り上がったところである。

SHARP Android端末用メジャーアップデートツールを起動


 しかし、ついに4月中に、SH-03Cのバージョンアップに関するリリースが出されることはなかった。
 ユーザーの脳裏には、「総統閣下のお怒りを買った」au IS01及びSH-10Bのバージョンアップ断念の記憶が否応なしにもよみがえる。

 Android2.2へのバージョンアップには、アプリ実行速度の高速化やAdobe FLASH 10.1への対応、一部アプリのmicroSDへの待避など、いくつかのメリットがあるとされているが、ユーザーがその恩恵を実感できる場面は少ないかも知れない。そもそも、OSのバージョンに強い関心を持つのは、アーリーアダプター層に属するような少数の購入者に限られるという指摘もある。
 アップデートに向けた準備作業には、未曾有の大災害となった東日本大震災の影響は大なり小なりあっただろうし、実際に作業を進める上で明らかになった事象により意図せざる遅延もあったかもしれない
 以上のことを勘案したとしても、「5月に提供できるよう準備中です」といったアナウンスはあってしかるべきだ。

 こうした情報不足から生まれた不信感がネット上で渦巻き始め、4月も中旬を過ぎる頃には、アプリの追加により本体の空き容量が低下して警告画面が出ているといった報告のほか、総統閣下の「台詞」をなぞるようかのような「SHARPのAndroidは2度と買いたくない」といった過激な書き込みも見られるようになってきた。

SH-03Cのメジャーバージョンアップメニュー SH-03Cの本体空き容量を確認


 2011年5月のドコモ携帯電話カタログには、SH-03Cの紹介欄に「2011年5月 Android OSバージョンアップ予定(2.1→2.2)」との記載がある。ネット掲示板やTwitter等では連休明け早々にも開始されるのではないかという願望にも似た書き込みも見られる。
 しかし、いつからカタログがユーザーへの周知媒体になったというのか。これより先に、まず購入者に対して、ニュースリリースの形などでしっかりと通知すべきだろう。

2011年5月ドコモ総合カタログ中、SH-03Cの「2011年5月 Android OSバージョンアップ予定(2.1→2.2)」の記載
(NTTドコモ 2011年5月携帯電話カタログより引用)


 スマートフォンではOSのバージョンがユーザーに見える形になり、最新バージョンでないOSを搭載して発売される場合、バージョンアップを予告することが必須になりつつある。
 予告をするからには、継続的な情報提供を欠かしてはならない。SH-03CのOSバージョンアップは「予告通りに」まもなく提供されるであろうが、一連の情報開示の不足は購入者に不信感を与えてしまった。今後のプロモーション戦略に活かしていただきたい。


【参考】
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spモード公衆無線LANサービスに申し込む

2011年05月01日 00時59分18秒 | スマートフォン向けサービス
 2011/2/1から提供されているspモードの公衆無線LANサービスは、2011/4/30までに申し込むと月額使用料315円が1年間無料となるキャンペーンが実施されていた。キャンペーン期間中に公衆無線LANが必要になる機会があれば加入しようと思っていたが、この3か月間、そうした機会がなく、最近まで申込をせずにいた。また、いつものようにキャンペーン期間が延長されるのではないか、と思っていたのも事実だ。
 そうこうしているうちに、キャンペーン最終日になり、どうやら期間が延長される気配もないようなので、1年間無料の恩恵にあずかろうと、My docomoから申し込むことにした。

月額使用料が367日間無料の記載


 Mydocomoからの申込は簡単に終了した。このあと、実際の接続に必要なIDやパスワード、SSID、WEPキーなどの情報を、spモード経由でスマートフォンから入手する必要がある。
 まずは、「ドコモマーケット」→「お客様サポート」から「spモード各種設定」画面に遷移。「お客様サポート」からのリンクは、「spモード(メール、パスワード等)に関する設定内容の確認・変更をするにはこちら」の「こちら」をクリックする。やや不親切だ。

pモードに関する設定内容の確認、変更をするにはこちら spモード設定画面の公衆無線LANサービス設定


 続いて、公衆無線LANの設定画面では「確認」を選択し、次の画面でspモードのパスワード(数字4桁)を入力して認証。

公衆無線LAN設定画面では「確認」を選択 認証はspモードのパスワード


 確認画面で、公衆無線LAN IDとパスワードが表示される。また、ローミングを含めた各アクセスポイントのSSIDとWEPキーの一覧もこの画面で確認できる。

公衆無線LANのIDやパスワードを確認


 この設定値を、SH-03C(LYNX 3D)に設定しておこう。
 「MENU」→「設定」→「無線とネットワーク」を開き、Wi-Fi設定を選択。

設定メニューから「無線とネットワーク」を選択 Wi-Fi設定を開く


 「公衆無線LAN自動ログイン」を開くと、公衆無線LANアカウント設定画面に「ドコモ公衆無線LANサービス」の文字が見られる。

「公衆無線LAN自動ログイン」のメニュー 「ドコモ公衆無線LAN」のメニュー


 ログインIDとパスワードに、先ほど確認した公衆無線LAN IDと公衆無線LAN パスワードを入力。「ログオフ時Wi-Fi自動OFF」のチェックは外してみた。「OK」を押すと注意書きが表示されるので目を通しておく。

ドコモ公衆無線LANサービスのログインIDとパスワードを設定 自動ログインにともない、定額以外の予期せぬ課金が発生する可能性がある旨の注意書き


 設定が完了すると、ドコモ公衆無線LANサービスが「自動ログイン可能」である旨の表示が出た。

ドコモ公衆無線LANサービスが自動ログイン可能になった


 spモード公衆無線LANサービスで提供されるサービスエリアは、Mzoneのエリアと同じ。駅や飲食店のほか、東海道新幹線のN700系のぞみ号車内も含まれる。一方、マクドナルド店内などで利用できるソフトバンクテレコム社のBBモバイルポイントをローミングで利用する場合は、24時間あたり500円の別料金が発生し、あわせてBBモバイルポイント用のSSIDやWEPキーを設定しておく必要がある。

 スマートフォンを無線LANサービスで接続した場合には、より高速な通信速度が得られるものの、実際のところ、現時点のドコモの広いサービスエリアと十分な回線品質であれば、FOMAネットワークだけで通常のスマートフォン利用に支障は無く、公衆無線LANサービスを利用する積極的な理由はないと感じている。あくまで公衆無線LANのエリアはスポット的に提供されていることもあり、3GやWiMAXのような広域的なサービスとは性格が異なる。実際、私の生活圏では数えるほどのエリアしか提供されておらず、利用頻度はかなり少ないものになるだろう。
 一方で、携帯事業者の抱える通信トラフィックは、フィーチャーフォンに比較して膨大な通信量が発生しやすいスマートフォンの急速な普及により、逼迫しつつある状況であるとも聞く。このため、どの事業者も無線LAN接続サービスを経由して固定系の通信サービスにトラフィックを流そうとしているようだ。

 現状、spモードの無線LANサービスにこれといった特長があるわけではない。利用者としてどういう利用シーンがあるのか1年間の無料期間の中で検証してきたい。


【2011/5/3 追記】

 まずは動作確認ということで、アクセスポイントが設置されている店舗でWi-Fiのスイッチを入れてみた。

ドコモ公衆無線LANサービスのアクセスポイントを発見 ドコモ公衆無線LANサービス認証完了

 事前に設定したログインIDとパスワードを使って自動的にログインが正常に完了したようだ。
 上記のエントリー中で「公衆無線LANサービスを利用する積極的な理由はないと感じている」と書いたことをさっそく翻すようだが、やはり通信速度が速いに越したことはない。速度は測定していないが、Webページの切り替えやTwitterのタイムラインの読み込みは、通常のFOMAネットワークに比べて段違いにスムーズである。
 試しに、ドコモの公衆無線LANサービスということで、spモードメールの設定画面などspモード接続限定のサイトにもアクセスできるのかと確認してみたが、「Wi-Fi接続を無効にしてください」というメッセージが出た。やはり、他事業者の回線と同様の扱いのようだ。

ドコモ公衆無線LANサービスに接続中の通知画面
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