大连どこでも学校

大連で日本語を学ぶ中国の学生たちと中国語を学ぼうとしている日本語教師の相互学習のブログです。

第八章 唐僧 三蔵真経取経の命を受ける

2016-07-20 19:05:34 | 『西遊記』日本語訳
夏休みになりました。どこでも学校もしばらくお休みですが、『西遊記』日本語訳は、微信グループチャットを通して続けることにしました。メンバーは、卒業生1名3年生4名、それに日本人留学生1名、私の計7名です。

まずは第八章の日本語訳が完成しました!いよいよ三蔵法師の登場です!

第八章 中国語
观音菩萨奉如来佛祖的法旨,来到东土大唐,寻找去西天求取三藏真经的人。菩萨寻访了很长时间,一直没有找到合适人选。一天,法师玄奘正在长安城宣讲佛法,菩萨看到玄奘,掐指算出他是佛子转世,于是暗中选定了他。

菩萨变成僧人的模样,捧着袈裟和锡杖两件宝物来到皇宫,让唐太宗将宝物转送给玄奘,唐太宗高兴地答应了。这一天,在佛经大会上,唐太宗与众人正在听玄奘讲授佛经,观音菩萨突然在法坛上空现出原身。众人见了纷纷跪地膜拜。观音菩萨说:“在西天竺国大雷音寺那里,如来佛祖藏有三奘真经,如果有人取经回来,大家便能修成果。”说就驾着祥云离去了。

唐太宗当即询问众人,有谁肯去西天拜佛求经。这时,玄奘走上前,表示愿意去取经。唐太宗很高兴,立即与他结拜成兄弟,称他为“御弟圣僧”。第二天一早,唐太宗设宴,将通关文牒、紫金钵盂、袈裟和锡杖亲手交给玄奘,并赐给他一匹好马。唐太宗对玄奘说:“观音菩萨说西天藏有三藏真经,我就为你取法号‘唐三藏’吧!”三藏谢过唐太宗后,辞别众人,踏上了西天取经之路。

第八章 日本語訳

観音様はお釈迦様の命を受けて唐にやって来ました。三蔵真経を取りに天竺へ行く人を探すためです。長い間探しましたが、ふさわしい人はなかなか見つかりませんでした。ある日、観音様は長安城で仏法を広めている玄奘をご覧になりました。(指で)占ってみると、玄奘は仏の生まれ変わりあることがわかりました。それで、観音様は玄奘を三蔵真経が取れる人として心密かに決めました。


観音様は僧侶に変装して、袈裟(けさ)と錫杖(しゃくじょう)の二つの宝物を携えて皇宮にやって来ました。そして、唐太宗にこの宝物を玄奘に渡して欲しいと頼んだところ、唐太宗は喜んで承知しました。仏経大会の日、唐太宗とみんなは、玄奘の仏経を聞いていましたが、突然観音様が法壇に現れました。みんなは、観音様を見るやいなや、跪き額ずきました。観音様は、「天竺の大雷音寺にお釈迦様は三蔵真経を置いておられます。もし誰かその真経を取って帰れば、みんなも仏になることができます。」と言い、話が終わるとすぐに瑞雲に乗って行ってしまわれました。


唐太宗はみんなに、誰か天竺へ行って仏参求経できる者はいないか、と聞きました。その時、玄奘は一歩前に進み出て、自分にその役目をやらせて欲しいと申し出ました。それを聞いた唐太宗は喜んで、すぐに玄奘と義兄弟の契りを結び、彼を「徒弟聖僧」と名付けました。翌朝、唐太宗は宴会を開いて、玄奘に通関文書、紫金鉢、袈裟と锡杖を手渡し、一匹の名馬を授けました。唐太宗は玄奘に、「観音菩薩は天竺に三蔵真経があると言っておられましたので、あなたに『唐三蔵』という法号を与えましょう。」と言いました。それで三蔵は唐太宗に感謝して、皆に別れを告げて天竺への求経の旅に出かけました。

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