一句鑑賞

40半ばから始めた俳句は何回かの中断を経て今を。いつも傍に置いて教わって来た歳時記を新たに読み直し感謝しています。

長き夜

2016-10-18 23:34:16 | 日記

夜長は、BS2でクリントイーストウッドのグラン・トリノを視ていた。

とくに感想は書きませんけど・・夜長に肩の凝らない時間が過ぎていた。

 

夜長・長き夜、例句を開いてみた。

鐘の音の輪をなして来る夜長かな   子規

やはりあの句・・・柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺を思いますね。

旅館のうら若い女中(今は使いませんが)さんに柿をむいてもらって、ほのかな恋心を抱いたと言われる句ですね。

その夜遅くになっても、鐘の音が輪をなして聞こえる来るようだと言ってるのでしょうか。

鐘の音は子規自身の心の鼓動と聞こえるのですが・・・

 

もう一句、私には情景が分からないのですが。

よそに鳴る夜長の時計数へけり   杉田久女

上五の、よそに鳴る・・・ここです。

昔の柱時計だと思います、晩くに10時か11時か、ボーン、ボーンと鳴る数を聞こえるままに心で数えているのでしょう。

時計はどこにあるのでしょうか?

よそ、他所にあるいは余所に鳴っているのですが、彼女は没頭していたのでしょうね俳句を作り推敲していたのではと。

そのときに時計が鳴った、それでも集中している彼女は時計の音はよその出来事のように捉えてただ数だけを聞いていたのでしょうか。

よそに鳴る、いろんな情景が浮かびますね。

 

長い夜に🎶という歌もありました。

今夜はグラントリノを楽しみました。

 

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