現代俳句選抄

ご恵贈頂いた書誌などから五島高資が感銘した俳句をピックアップしています。

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三宅やよい『鷹女への旅』創風社出版

2017-07-04 | 評論

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高岡修『水の蝶』ジャプラン

2017-07-04 | 俳句

ホッチキスで日記にとめる五月闇  高岡修

空蟬の背にも銀河の流れこむ  同

海の底でマッチを擦れば点る胸  同

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山本洋子『ベスト100山本洋子』ふらんす堂

2017-07-04 | 俳句

落椿のせたる水の走ること  山本洋子

鷹の上を隼流れ初景色  同

その先に一軒のなき蛍かな  同

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「小熊座」平成29年7月号

2017-07-03 | 俳句

逆波は根の国生れ蘆の角  高野ムツオ

テーブルの無数の傷へ春の雷  同

古墳から揺れがはじまる春の地震  渡辺誠一郎

花粉とぶきれいな色の水薬  栗林浩

魚叱る男ありけり夏の月  大場鬼怒多

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「対岸」平成29年7月号

2017-07-03 | 俳句

かたつむり音立てて降る夜の雨  今瀬剛一

泉湧く泉の芯をひた隠し  同

遠泳のこのまま星とならむかな  同

春の雲人も鳥居も足二本  今瀬一博

花が花いざなひ堤あふれだす  岡崎桂子

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「鷹」2017年7月号

2017-07-03 | 俳句

火の影を踏む白足袋や薪能  小川軽舟

体内を燃やす呼吸や夏来たる  同

砂利船の吃水深し五月雨  同

春眠のわたしは布のやうに広い  奥坂まや

汗しつつ街のいづこにゆくも壁  髙柳克弘

 

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「晨」平成29年7月号 第200号

2017-07-03 | 俳句

虫の夜の星夜に浮く地球かな  大峯あきら

日輪の燃ゆる音ある蕨かな  同

峰雲を背後に水素ステーション  浦川聡子

春の月ぬうつと藁の屋根の上  黛執

畑にゐる人にまつはる蝶々かな  山本洋子

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「藍生」平成29年7月号

2017-07-03 | 俳句

梅雨の雷などにもふつと励まされ  黒田杏子

卓袱台をたためばほたる二つ三つ  同

如月の望月をやや過ぎしころ  髙田正子

床の間に琴立てかけし朧かな  中岡毅雄

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櫂未知子『カムイ』ふらんす堂

2017-06-29 | 俳句

南風吹くカレーライスに海と陸  櫂未知子

無花果の火口を覗く夜なりけり  同

陽炎に投函したる手紙かな  同

水やれば咲くかもしれずかたつむり  同

太陽と父と見失ふ磯遊  同

一瞬にしてみな遺品雲の峰  同

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金子敦『音符』ふらんす堂

2017-05-29 | 俳句

花屋より水流れ来る巴里祭  金子敦

からつぽの鳥籠浮かぶ冬銀河  同

小鳥来る音楽室のがらんどう  同

狛犬の阿に月光の射しにけり  同

それぞれの個室に戻る朧かな  同

神の留守手帳に覚えなき数字  同

 

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田島健一『ただならぬぽ』ふらんす堂

2017-01-20 | 俳句

満月に眼のあり小学校の石  田島健一

兎から風もれている涅槃かな  同

生まれては死んでは開く障子かな  同

西日暮里から稲妻見えている健康  同

七夕や卵の知られざるつづき  同

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中村安伸『虎の夜食』邑書林

2017-01-20 | 俳句

睡るため翼の欲しき五月かな  中村安伸

星祭この世の草を超えてゆく  同

黒鳥は南無阿弥陀仏より黒い  同

漏電や蓮の上なるユーラシア  同

鰯雲どのビルも水ゆきわたり  同

 

 

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小川軽舟『俳句と暮らす』中公新書

2016-12-21 | 随筆

金盥傾け干すや白木槿  小川軽舟

鶏頭や洗濯物の袖雫  同

レタス買へば毎朝レタスわが四月  同

平凡な言葉かがやくはこべかな  同

死ぬときは箸置くやうに草の花  同

家に居る芭蕉したしき野分かな  同

一年の未来ぶあつし初暦  同

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高野ムツオ『片翅』邑書林

2016-12-18 | 俳句

みちのくや蛇口ひねれば天の川  高野ムツオ

死者二万餅は焼かれて脹れ出す  同

欠伸してこの世に戻る冬日和  同

日高見は片目片足片葉の蘆  同

罔象女とは銀杏の木凍空に  同


 

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日野原重明『百歳からの俳句創め』富嶽出版

2016-11-25 | 俳句

初御空我上り坂米寿越え  日野原重明

カンナの緋わがからだにぞもえるショパン  同

癌を病む若もの診たあと星仰ぐ  同

あやまちを犯した傷をゆるし合おう  同

さっそうと揺れるコスモス風のまゝ  同

滋賀の里琵琶湖にかかる虹の橋  同

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