老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

   二日かな

2018-01-02 13:17:15 | 俳句

             

 朝から、テレビの前にくぎ付けになって、箱根駅伝を見ていた。
青山を応援?どこの大学が勝っても、みんな精一杯の努力をしているから、皆頑張れ頑張れ。
                   

 
       言い負けて悩みのふゆる夜長かな    小森邦衛

 お正月であるから、この立派な人の句を、、、
一月号に載っていた句。この方は輪島塗の人間国宝である。

 以前、ある雑誌の対談記事を読んでいた。相手は名だたる女流俳人である。
読み進むうちに 櫂先生 の名前が出てきた。
ずいぶんと昔から 櫂さんの師事を受けていると云う話に。
(俳句雑誌ではなく、写真が主の立派な月刊誌の対談だったと思う。記憶は定かではない。)
超有名な女流俳人の結社では 巻頭 を飾っていたのを、それ以後に見たことがある。
人間国宝など、歌舞伎俳優の人が多く名を連ねているのしか、知らなっかった。
そして、吾が属している結社の誌友だとも知らなかった。
その対談記事を読んでから、意識をして、投句者の名前を見るようになった。

 言い負けて、誰に! 奥さまに若い弟子に、孫に?
言葉少なく、反論を試みたが言い負かされて、なかなか頭が冴えて落ち着けない。
世間一般の生活の片鱗である平凡な事項か、それとも我々が近寄ることの出来ない 芸術論 かも? 想像をするところでは、肩書は関係ない普通の人間の一面が見えてくるような句である。

片や、ある結社では 巻頭句の常連のような人らしいが。
面白い、我が結社との比較をすると、、、。
そのような、正月休みの ブログの種が転がっていた。

 

         駅伝にくぎ付けとなる二日かな

         二日はや猫平然と粗相して    

     

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