老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

    主婦失格

2018-01-19 10:34:20 | 俳句

     

 昨日は一日を費やし帽子を縫った。
この生地も部屋の整理をしていて見つけた。
ジャジー?ニット?のチュニックの余り布だ。ラメが目立たない程度に入っていて、この洋服もお気に入りの一つ。       

       

 最後の仕上げで少し皺がはいっているが、被れば全く目だたない。
型紙通りに作ると鍔が少し広いが、チュニックとお揃いと思えば成功だ。

          

 先日、作った帽子。これは頭にピッタリとおさまる。
コートが仕上がればこれも、コートと一緒にかぶることができる。

 全くお裁縫ばかりに熱を入れて家事のほうがおざなりになっている。
主婦失格と云うべかり。!

 中村汀女の句にこんなのが。

      ☆   霜焼の手を子は告ぐる婢は告げで     中村汀女
> 昔は皸や霜焼をしていた人が多かった。水仕事をする主婦や冷たい外で遊ぶ子供が特に。赤くはれた手の甲や指先が痛痒かった。

      ☆   夜の客に手探りに葱引いて来し     汀女
      ☆   枕上来てやる度に隙間風     汀女
> 子育て最中、又は夫が客を連れて帰宅をすれば内助の功を発揮する彼女がいる。

主婦失格の私は少し見習うべきとこれらの句を読みながら反省しきり。
昨日もストーブの上で手抜カレーを作った。
冷蔵庫の有り合わせ材料で、、(海老は殻つきのまま、ほたて貝、鶏のささみ、バナナ、リンゴ、玉ねぎ、ブロッコリー、じゃが芋)を適当な大さに切って、大きめの鍋に放り込み、半日ぐつぐつ煮込んだ。
結構、美味しくできたが、こりゃ駄目だ。
お裁縫に夢中になると、何かを手抜して家事がおろそかになる。

 

しりとり俳句から

     🍒    もがり笛吹くは雪女かも知れぬ    (雪)

     🍒    富士にかかる雲吹き飛ばす大嚏    (雲)

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