野乃草

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 パートⅡ  🐚 高橋順子さんの詩 

2016-12-28 17:23:13 | 日記
      🐚  「巻貝」     高橋順子

    海と陸のさかいにすむ巻貝は
    疑問符がまるまったような形をしている
    疑問符は幾世代かかってもほどけない
    巻貝が砂にかくれると
    海峡は巨大な渦を巻く

今日も 高橋順子の詩を一編、読んだ。
高橋順子氏に興味をいだいたのは、自分が所属している結社の主宰と、4ヶ月前くらいに句会を開いた記事を読んだことから。
それまで、勉強不足の私は彼女が優れた詩人で、俳人であることを知らなかった。

数々の詩集で数々の賞を総なめにしている詩人であるらしい。
亡くなった作家「車谷長吉」の名前は知っていて、彼が彼女のご主人であったことも遅まきながら知った次第。
世の中は立派な人が沢山いて、井の中の蛙であるところの私はこのまま田舎の古井戸で朽ちてゆくのである。

それを嘆いているのではない。
少し淋しいだけ。
ブログを書いてその日がすぎて、今日も何ごともなく一日を終わりました、と感謝している市井の一人でいいじゃないか。

評論家ならこの詩に勿体ない言葉をつけて、彼女の精神構造がどのような時期に作った詩であるとか、背景にある思想は等々と小難しい理屈をつけて評論をする。

巻貝を口に出して読む。
俳句と違ってリズムが悪い。
しかし私を深い、答の出ない疑問の渦の中に引きずり込む。
そして、今日のこの時間、私を青いくさい少女に引き戻してゆく。
順子さん 有り難う と云う。
久しぶりに、生きている実感と考える時間を与えていただいて。

        

アフリカ系のお面。
先だって 川島猛 美術館に行った時、川島猛氏が収集をした アフリカ系の色々の民具やら古い祭祀に使用をする、小物を飾っていた。
この面の前に佇むと面が話をしかけてくる感じがした。
面の前から足が離れられないのである。
私はひょとして遠い遠い祖先がアフリカ系かも、親しく懐かしく、そんな思いがした。
日本には能狂言に使う能面。
息ぶいているのはその能面と同じように、何か心をとらえ、訴えかけるものがある。

なぜか、この詩を読むうちに、この面とコラボレーションをしたのだ。

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