老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

睡蓮

2016-05-17 14:01:28 | 俳句
    🐢   後ずさりできぬ枝先かたつぶり



インターネット句会で選をされた。
最近は、しりとり俳句で生まれた句を出すことがある。

   🎲   後ずさりできぬかなしびかたつぶり 

蝸牛の句をつい先日、何人かでつないだ。
その時の句を推敲して出す。(かなしび )を素直に (枝先)に直した。
(かなしび)はいかにも、修飾をした感じ。
読んでどなたさまにも解ってもらえそうな平明な句にして投句をした。
しりとり俳句での即興の句が時々、日の目を見る。
捨てたもんじゃない、しりとり俳句である。
 


公園の入り口に、今日咲いている「花」の案内をしている。今日は睡蓮が見頃だと。。。。
人と待ち合わせをしているから時間が無い。睡蓮の池をましっぐらに目指す。
橙色。ピンク。黄色。色とりどりの大輪の睡蓮が咲いている

   🐟   目の端に動く蜻蛉でありにけり

   🐟   たつた今蝶の飛び立つ葎かな

   🐟   藻草かき分け亀出る夏の池

        

睡蓮の池で今日は亀を見つけた。
蓮は泥水の中から美しい花を咲かすと云うが睡蓮の池も澄んだ美しい水とは云い難かった。。
藻草の中から首を出した🐢はゆっくりと橋を潜って見えなくなった。

   🐟   なかんずく甲高い声日の盛り

   🐟   睡蓮に松が枝の影ありにけり

   🐟   睡蓮の池にただよふ斑の日

   🐟   睡蓮に音なき白日なりにける
コメント
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