人権擁護法案縦断キャラバン

昨日、大雨のため午後から人権擁護法案に反対するキャラバンを行いました。
午後からの開催で参加できなかった方もおられ、天候の影響とはいえ本当に申し訳なく思いました。

参加者は７名でしたが、一台の車に乗って移動できるギリギリの人数でしたので、車内でいろいろ打ち合わせしながら移動できました。

午後１２時過ぎにキャラバン車に乗り込んでいざ出発まではよかったのですが、もともと選挙カーだから屋根の部分の両側に看板を取り付けられるので、手書きで私たちは人権擁護法案に反対しますと書いた横断幕を張っていたのが、風で飛ばされそうになりおまけに看板を吊るしている針金も弱くて、途中、ホームセンターに寄って針金の補強と横断幕の応急処置をしました。そのため予定より３０分以上遅れて、出発地の西鉄久留米駅に到着しました。

そこで女性のメンバーと合流し、駅前の通りに停車させたまま（道路交通法の関係で駐車できない）のぼりを立ててハンドマイクで道行く人に訴えてながら、チラシを配っていきました。

話を聴いてくださる人、チラシ受け取ってくださる人もいらっしゃいましたが、あからさまに嫌がる人もいらっしゃったのが残念でした。なんか怪しい感じに見えたのでしょうか？？？日ごろは右翼とか連合系の組合が街宣車でがなりたててるから同じ連中だと思われたのかもしれません。

ともあれ、一人でも耳を傾けていただいてチラシを読んでいただくことができたことは成果だと思います。

その後、ＪＲ久留米駅→筑後市（八女市は時間の都合で中止）を経て、夕方前からＪＲ大牟田駅前で街頭アピールとチラシ配りを行いました。大牟田は古賀さんの地元、駅前に事務所があります。この時期は古賀代議士もちょうど帰福してるときで土曜日の西日本新聞に地元の遺族会の慰霊祭に出席して挨拶した記事が載っていました。

記事に戦後６０年にあたり、国のために何ができるか考えてほしいと挨拶したとあったので、国家国民の幸せを願うのなら憲法に保障された表現の自由などを制約する人権擁護法案は考え直してほしいと訴えました。戦前の日本は間違いだったと野中さん、古賀さんはいうけれど、この法案こそ戦前の特高警察の復活ではないでしょうか。そういうことを喋っていると大牟田では結構、若い人もチラシを受け取ってじっと話を聴いてくださる人が多く、地元だから関心があるのだろうかと思ったりしました。

チラシ配りをしていた仲間から聞いたのですが、駅前のビルの３階にある古賀さんの事務所から秘書らしき人がときどき下にいる私たちをみていたそうです。

あまり政策とか関心のない、生活が満たされればそれで十分という人が多い土地柄で反対意見を堂々と街頭に出て訴える活動をしている私たちには、事務所側も警戒をしているのでしょう。

終了後の反省会で出た反省点は、具体的な推進団体の名前を出して批判するのは、あまり印象もよくないし、誤解を招きかねないという指摘が出ました。地元独特の事情があるから慎重でないといけないと思いました。あと、法案の問題点を具体的な事例をもとにあげるということでした。法案自体がまだできていない段階で抽象的になりがちで聞いているほうがピンとこないということがあったと思います。

今後、反省した点を活かして廃案になるまで人権擁護法案の問題点を訴え続けていきたいと思います。