BSで黒澤の“活劇”『隠し砦の三悪人』〔1958〕が放映。
この映画最大のミステリー(?)は、そのタイトルである。
“隠し砦”はまあいいとして、“三悪人”とは誰と誰と誰をさすのか。
おそらくこれにはたいした理由はなく、ただジョン・フォードの無声映画『三悪人』〔1926/原題『スリー・バッド・メン』〕にひっかけているにすぎないんだと思う。
オマージュってゆーの?
黒澤の世代にとって、『三悪人』というシャシンが“活劇”の代名詞になっていたのかもしれない。
三船敏郎のデビュー作『銀齢の果て』〔筒井康隆/2006〕じゃなくて『銀嶺の果て』〔谷口千吉/1947〕は黒澤の脚本であり、原題は『山小屋の三悪人』である。
なんという豆知識。
この映画は上原美佐の魅力に尽きる。
‥‥‥
わたくし、この作品を現代に舞台を移したらどうなるかと、お風呂につかりながらよく考えた。
雪姫(上原美佐)は、不敬を承知で、やはり秋篠宮の眞子さまか桂子さまであろう。
そして真壁六郎太(三船敏郎)は麻生太郎閣下。
某国が暗躍する天皇制打破のクーデターを背景に、たぶん秋葉原を内親王と総理大臣が三種の神器を守って敵中突破するのである。
又七、太平(藤原釜足、千秋実)の百姓コンビはもちろんアキバのネカフェ難民。
三種の神器とかヲタは大好きな筈。
メンヘルで借金まみれのメイドさんを救ったりしながら、絶体絶命の危機を麻生総理が得意の射撃でくぐり抜けていくのだと存じます。
んで、前原前代表が「裏切り御免!」と。
ははははははははは。
『ネットカフェの三悪人』どーーーーーん!!!
なんか近所の土着の神様に怒られそうな気がしてきました。
基本、風呂ではこういうことばかり考えています。
漫画のネタには全然なりません。