HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第175話≪公立中高一貫校の入試シーズン≫

2006年01月30日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、中高一貫校の入試シーズンを迎えており、受験する6年生やその保護者らが、今春から5校に増える東京都のそのシステムに何故戸惑っているのでしょうか?

 殆どの中学生は卒業すると高校に進学するようになったことで、教育の多様化を目指し、中学、高校の6年間を一貫した課程や環境で学べる学校として、そして生きる力を身につける教育方法の一つとして1999年度から制度化されたのが、中高一貫教育校です。文部科学省・中高一貫教育設置・検討状況のHPによると、2005年度現在、全国に公立120、私立50、国立3の計173校があり、今後500校程度まで増やす計画です。


 既にHageOyaji通信でも「中高一貫教育校」に関し、下記の配信をしております。

  ◆ 第54話≪中高一貫教育校ーその1≫

  ◆ 第60話≪中高一貫教育校ーその2≫

  ◆ 第105話≪私立中高一貫校「海陽学園」開校≫


 1月26日付けの毎日新聞が≪公立中高一貫校:人気高く、3人に1人「門前払い」≫というタイトルで、受験する生徒や保護者らが戸惑っています理由を取り上げています。

 その中から内容をピックアップすると、

 全国で設置が進む公立中高一貫校が入試シーズンを迎えているが、今春から5校に増える東京都でも人気が高く、4校が適性検査(筆記)の受験者を絞る書類審査を行っている。なかには応募者の3人に1人が筆記を受けられない学校があり、戸惑う受験生や保護者も少なくない。

 東京の公立中高一貫校とは、 
   東京都立: 小石川中等教育学校(文京区)・・今春開校
   東京都立: 桜修館中等教育学校(目黒区)・・今春開校
   東京都立: 両国高校付属中(墨田区)・・・・今春開校
   千代田区立:九段中等教育学校(千代田区)・・今春開校
   東京都立: 白鴎高校付属中(台東区)・・・・昨年開校

と合わせて5校が、今週2月3日に適性検査を行います。

 応募状況では、ほとんどが10倍前後の高い人気。試験会場の収容力の都合で、九段を除く4校が、小学校の通知表の内申点を中心にした「報告書」による書類審査を行っている。

 書類審査のカギの「報告書」にも、保護者らの不安は尽きない。小学校の通知表は「絶対評価」のため、担任によって内申点に大差がつくと見られるからだ。

 東京以外の首都圏各県でも公立一貫校は増えているが、今のところ書類審査だけで1次選抜をする学校はない。2003年開校の埼玉県立伊奈学園中は今年、1352人の応募に対し抽選で筆記受験者を160人に絞っているのである。


       東京都の公立中高一貫校応募状況

          応募人数・募集人員・倍率・適性検査人数      
  ◆小石川******1907 ・ 155 ・12.3・ 1600
  ◆桜修館******1544 ・ 160 ・ 9.7・ 1000
  ◆両国********1295 ・ 120 ・10.8・ 960
  ◆白鴎*********901 ・ 144 ・ 6.3・ 800
  ◆九段【区民】***135 ・ 80 ・ 1.7・ 全員  
  ◆九段【区外】***888 ・ 80 ・11.1・ 全員

                

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