HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第221話≪第17回 2006年度 新入社員 意識調査資料より~財団法人社会経済生産性本部≫

2006年05月12日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、毎年財団法人社会経済生産性本部は、新入社員の意識調査を行っており、今年で17回目です。調査方法は2006年3~4月に実施した新入社員研修の受講者等に「若者意識アンケート」を配布し、1961通の有効回答(回収率97.5%)から分析しています。

「人より多く賃金を得なくとも、食べていけるだけの収入があれば十分だ」とする回答が4割近く、起業への関心は3年連続低下するなど、新しい傾向が目に付きます。また、担当したい仕事では、「個人の努力が直接成果に結びつく職場」を希望した人は20.9%。これに対し、「チームを組んで成果を分かち合える職場」を希望した人は79.1%にのぼり、この設問を始めた1997年以来、過去最多となっています。朝日新聞などはこれらを含めて、脱「個人主義」的な傾向と評してます。更に今回初めて設けた設問では、「人より多く賃金を得なくても、食べていけるだけの収入があれば十分だ」とする人が36%に上ったのが目立っています。

詳細は下記をクリックしてお読みください。

 ◆2006年度回答者
  ・性 別:  男性 70.1%   女性 29.9%
  ・年 齢:  20歳未満 18.2%  20歳以上 81.8%
  ・最終歴:  大学生 53.9% 高校生 15.2% など
  ・従業員:  299人以下 28.1% 300人以上 71.9%
  
 
 ◆第17回 2006年度 新入社員 意識調査(要旨)から複写すると、

 主要調査結果
 1.ニートの受容、賃金へのこだわりや企業家精神などの上昇志向・意欲に乏しく、現状肯定的な傾向がうかがわれる。
  (1)「ニートになってしまう人の気持ちは理解できる」とする回答がほぼ4割を占めた。
  (2) 「人より多く賃金を得なくとも、食べていけるだけの収入があれば十分だ」とする回答が4割近くに達した。
  (3)「将来への自分のキャリアプランを考える上では、社内で出世するより、自分で起業して独立したい」とする回答が3年連続で減少し、2割前半の低い水準となった。

 2.昨今の企業の不祥事の影響を受けてか、コンプライアンスや倫理に対する感度の高まりがうかがわれる。
  (1)「上司から会社のためにはなるが、自分の良心に反する手段で仕事を進めるように指示された」場合に、「あまりやりたくないが、指示通りに行動する」とする回答が減少し、2年ぶりに4割を下回った。
  (2)「発注者が取引先から贈答品や食事などの便宜を受けること」を「問題ない」とする回答が減少し、調査開始以来、最も低い水準となった。

 3.個人主義的な志向から、集団とのかかわりを持ち、ハイタッチなコミュニケーションを求める傾向が強まっている。
  (1) 担当したい仕事について、「個人の成果が直接成果に結びつく職場」より「チームを組んで成果を分かち合える職場」を希望する回答が増加してほぼ8割に達し、調査開始以来、最も高い水準となった。
  (2)「会社の運動会などの親睦行事は、できれば参加したくない」とする回答が減少し、過去最低の水準となった。
  (3)「先輩や上司の仕事のペースを崩さないためには、近くの席の相手であっても電子メールでやり取りをした方が効率的で良い」とする回答は1割だった。

               

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