HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第35話≪才能とは・・・≫

2005年02月23日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 国公立大の2次試験が、25日の前期日程を皮切りにスタートし、志願者は昨年より約2万6000人少ない50万7978人ですね。募集総定員に対する志願倍率は5.0倍で、昨年を0.3ポイント下回っている。
 ◆前期日程で試験(2月25日~
   国公立151大学525学部(志願者は25万9332人で、志願倍率は3.5倍)
 ◆中期日程で試験(3月8日~
   公立12大学(志願倍率は13.2倍)
 ◆後期日程で試験(3月12日~
   国公立144大学504学部(志願倍率は9.1倍)

 今年は、大学入試センターの成績で門前払いする「2段階選抜」は、前期日程では21大学34学部が実施、延べ4179人が不合格となった。

 前期日程試験を終えられた受験生のみなさん、頑張りましたね。良い知らせを待つばかりですね。


 さて、HageOyaji通信・第25話≪オレ、自信がないんだ≫・・・とうセリフを配信しましたが、最近、≪オレ、才能がないんだ≫≪わたし才能がないんです≫という生徒がおりますね。

 今日は、この「才能」について考えてみよう。

 「才能」を辞書で調べると、「物事をうまくなしとげるすぐれた能力。技術・学問・芸能などについての素質や能力。」と記載されています。「才能がない」と「向いていない」とは根本的に違いますからね。

 HageOyajiが考えるには、才能とは「天才+能力」、即ち、「天才能力」のことではなく、「天才になれる能力」のことだと思います。この世に生を受けた人には、この「天才になれる能力」は、みな持ち合わせているのです。そうです、みなさんは「素晴らしい原石」=「天才になれる能力」を持ち合わせているのです。これを上手に引き出すと、社会に出たときにこれを磨き、努力し、真価を発揮することにより「自分の強み」に変えることができるのです。

 よく引き合いに出されるのが、アメリカで活躍中のマリナーズのイチロー選手の例です。マスコミでは、彼を「天才バッター」と騒いでおりますね。イチロー選手は「天才になれる能力」を磨き、日夜努力し、発揮していたのです。

そこで、「才能」=「天才になれる能力」を引き出すには、二つの大事な要素があります。
   ◆ 自分の才能を見抜いてくれる人、又は自分自身で才能を見出すこと。
   ◆ 見つけた才能を磨き、努力し、そしてそれを発揮させること。


 イチロー選手の素晴らしい原石を見つけたくれたのが、オリックスの仰木監督ですね。それをイチロー選手は日夜努力したことで、現在の姿があるのです。

 高校生のみなさんに今、「あなたの才能とは何ですか?」と聞いても返答はないでしょう・・・

 そこで、第3話≪クイズ&パズル≫で配信したことを思い出してください。みなさんは、今までクイズ問題を解いてきましたね。知識が多いほうがいいのですが、知識量だけでは十分ではありません。大切なのは知識や情報などを使ってアイデアを出し、創意工夫することが、新しい方向性を作り出す能力です。クイズ問題が「正解」を見つける問題だとすれば、パズル問題は「正解」を創造する問題だといえます。

 そうです、今からパズル問題を解く練習をするうちに自分の才能を見つける大きなチャンスになります。自分の才能が見えていない人は、自分には才能がないのではなく、才能を見つける訓練が足りないのです。また親、先生、周りの友人から何気なしに言われた「な~~んだ、オマエそんな才能があるのか?」の一言も大事にしよう。

 才能というのは不思議なもので、バッターボックスで、球にかすっていても伸びず、ジャストミートしたときに一気に花開く、という特徴があります。

みなさん、今のうちから自分の「天才になれる能力」を探しておこうね。


図書紹介「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」

                

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