第336話≪図書紹介：「大きな結果をもたらす小さな習慣」≫

　高校生のみなさん、(^◇^)ノ お～ぃ～ゲンキか！

　みなさん、12月21日の生島ヒロシ氏のラジオ番組「おはよう！一直線」でも紹介していた図書「大きな結果をもたらす小さな習慣」について触れてみます。

　既に就職が決まったみなさんは、これからの社会生活で行き詰ったときに、この図書の人生が好転する３つの「魔法のしかけ」を思い出してください。

　　　　　　　　
　　　　≪大きな結果をもたらす小さな習慣≫
　　　　　著者：ハリー・ポール、ロス・レック
　　　　　翻訳者：門田 美鈴
　　　　　定価：1,260円(税込)
　　　　　判型：46判
　　　　　体裁：並製
　　　　　頁数：152頁
　　　　　ISBNコード：ISBN4-7612-6376-8
　　　　　発行日：2006年9月6日

　内容の概略は、生活の問題で傷つき、仕事で窮地に立たされた中間管理職の女性が、心理学者のアドバイスで以前の自分を取り戻し、私生活と仕事の両面で成功を手にするというストーリーを通じて、人生が好転する３つの「魔法のしかけ」を伝授しています。

　主人公ケイティーは、大手企業のスーパーバイザーとしてバリバリ仕事をこなし、私生活では幸せな家庭を持ち、充実した生活を送っていた。ところがある日、突然、夫が家を出、もめたあげく離婚。ひどく傷ついたケイティーは心を閉ざし、職場でも人のあら捜しばかりするようになり、あげく約束されていた昇進は見送られ、クビにすらなりかねない状況に・・・・。　八方ふさがりの苦しいはめに陥ったケイティーは、悩んだ末に友人に相談し、そこで心理学者で有名なラジオ番組のパーソナリティを紹介されます。その彼、マイケルは、「周囲の人と距離をおいて傷つかないようにしながらも、うまく仕事をしたい」というケイティーにうってつけのプログラムがあるという。ケイティーは、救われたい思いでそれに取り組むことにする。　こうしてケイティーは、マイケルに導かれてプログラムを進めていく。迷い、半信半疑ながら指示を実行し、少しずついろんなことに気づき、心を開いていくケイティー。読んでいる人も彼女と一緒になって学んでいくことができる。そしていつの間にか、「人を気づかう」ことがいかに大切で、またいかに見返りが大きいかということを実感できるようになっている。　人間関係に悩まない、悩んだことがないという人はいないだろう。ケイティーのような立場でなくても、生きていればどうしても人と人との行き違いは生じる。この図書は、ふとそんな立場をふり返って、さてどうしたものかと思うようなとき、何かしらヒントを与えてくれると思います。

　この図書はその見返りを最大限にするための簡単な三つのしかけを紹介しています。
　一つは、「味方につける」ことは、人をもう少し先に進む気にさせる方法を教え、二つは、「感動させる」ことは、そのやる気を次の段階にまでもっていく方法を教え、三つは、「加速させつづける」ことは、やる気満々の状態をどこまでも維持させる方法を教えています。

　この三つのしかけの方法を実行に移せば、即、仕事の成果が上がるようになり、私生活もこれまでになくうまくいくようになるはずだ・・・・・と。

　まとめると、

　　◆　人間関係で苦手な人の話も聞けば見方が増える
　　◆　人間関係はプラスサービスで改善してみる
　　◆　人間関係は気遣いのチャンスを増やして加速させる