HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第1302話≪「ポジティブ・アクション」とは、女性の活躍推進や格差解消(リーフレット完成)≫

2013年07月03日 | 時事用語
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、厚生労働省は女性の活躍推進や格差解消に向けて「ポジティブ・アクション」に積極的に取り組んでいます。

 「仕事と生活の調和」(ワーク・ライフ・バランス)を推進する社会的な動きもあり、更に年齢、性別、国籍、健康状態などの異なるさまざまな人々が、一人ひとりの能力を発揮して企業を発展させる「多様な人材の管理」(ダイバーシティ・マネジメント)は、真のグローバル化を目指す企業において重要課題に位置付けられてきています。

 「ワーク・ライフ・バランス」や「ダイバーシティ・マネジメント」に関し、下記のHageOyaji通信を参考にしてください。

 ◆第393話≪ワークライフバランス(仕事と生活の調和)「Work Life Balance」≫
 ◆第453話≪ワークライフ・バランス「Work Life Balance」の投稿記事から≫
 ◆第1268話≪「ダイバーシティ(Diversity)」(米国企業で導入された経営手法)とは≫

 
 更に厚生労働省は、女性社員の活躍を推進するための「メンター制度導入・ロールモデル普及マニュアル」も作成しています。

               


 さて、「ポジティブ・アクション」とは、

  企業の社内制度には、男女差別的な取扱いはありませんが、「女性の管理職が増えない」「女性の職域が広がらない」など、女性の能力が十分に活かされていないことが見受けられます。
 こうした男女労働間の格差の解消を目指して、個々の企業が進める自主的かつ積極的な取り組みのことであり、実質的な男女均等取扱いを実現するために必要となるものです。
 この取り組みは、企業経営にプラスの効果があるとされています。直接的な業績面での成果に加え、「社員が積極的に業務に取り組むようになる」「社員の定着率が向上する」「業務や社内制度を見直すことで問題点が改善される」などの社内全体の活性化や業務改革の進展など間接的な効果もあります。


 この「ポジティブ・アクション」を判り易く理解するためのリーフレットが5月に出来上がっています。

               


 このリーフレットの中から一部を抜粋しますと、

 「いきいきと働く女性が企業の宝」の表題の中は、

  ◆ポジティブ・アクションとは…
   固定的な男女の役割分担意識や過去の経緯から、
    ・ 営業職に女性はほとんどいない 
    ・ 課長以上の管理職は男性が大半を占めている 等、
   性別による仕事上の格差が生じている場合に、この差を解消しようと個々の企業が行う自主的かつ積極的な取組をいいます。

  ◆ポジティブ・アクションは、なぜ必要?
   社内制度には男女差別的な取扱いはないのに、「女性の管理職が増えない」「女性の職域が広がらない」など、女性の能力が十分に生かされていない場合に、このような課題を解決し、実質的な男女の均等な取扱いを実現するために必要となるものです。
   ポジティブ・アクションの具体的な取組には、「女性のみを対象とする、または女性を有利に取り扱う取組」と「男女両方を対象とする取組」があります。

  ◆ポジティブ・アクションの具体的な進め方は?

   ポジティブ・アクション5つの取組

    女性の採用拡大ーーーー|
                    |⇒ 女性の管理職の増加
    女性の職域拡大ーーーー|

    女性の勤続年数の伸長(仕事と家庭の両立)
    職場環境・風土の改善(男女の役割分担意識の解消)

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