HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第1274話≪高校データブック 2013第2章「高校生の学習と日常生活」(Benesse教育研究開発センター)≫

2013年04月19日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、第1270話で≪「高校データブック 2013」(Benesse教育研究開発センター)≫を配信しています。

 その中の第2章に「高校生の学習と日常生活」調査を、Benesse教育研究開発センター・VIEW21編集長 小泉和義氏が纏めていますので、その結果を抜粋しておきます。

 なお、詳細は上記をクリックしてお読みください。

 中学から高校にあがると通学時間、部活時間が増える。それを睡眠時間、学習時間を削って対応(48ページ)。つれて本も読まない。本を読む時間は16~18分(/日)で小学校からあまり変わらない。携帯通話時間は71~76分だというのに(42ページ)。

 この章のポイントは「良好な人間関係を志向し、学びに向かいにくい高校生が増加」と記載されています。


  ◆高校生活

   ・高校生の家庭での学習時間
     学力中上位(偏差値50以上55未満)の高校生の学習時間が、大幅に減少している。

   ・高校生の学習観
     約2割の高校生は「計画して勉強する」よりも「宿題・課題に従って勉強する」ほうが学力がつくと思っている。

   ・学習する上での課題
     8割の高校生が「上手な勉強の仕方がわからない」、6割の高校生が「勉強しようという気持ちがわかない」と回答。

   ・高校生が勉強する理由
     8割弱の高校生が「高校生のうちは勉強しないといけないと思うから」勉強すると回答。

   ・部活動への参加状況と学習時間との関係
     部活動に参加している生徒は参加していない生徒よりも平日の家庭学習を「ほとんどしない」の比率が低い。


  ◆日常生活

   ・親子関係
     「勉強を教えてくれる」「困ったときに相談にのってくれる」親が増加。

   ・友人関係
     男子高校生において、「グループの仲間同士で固まっていたい」「仲間はずれにされないように話を合わせる」という意識が高まっている。

   ・1日あたりのメディア利用時間
     どの学年でも「テレビやDVDをみる時間」がもっとも長い。中・高校生では「携帯電話を使う」時間や「音楽を聴く」時間の増加が著しい。

   ・パソコンの利用
     「勉強・宿題・課題などのために、インターネットで調べ物をする」高校2年生は5割強。一方、「学習ソフトの利用」はまだ少数である。

   ・携帯電話の利用
     携帯電話(スマートフォンを含む)を所有している高校2年生は96.4%。利用の心がけとして「禁止されている場所では電源を切る」と回答したのは約半数。

   ・生活時間
     起床時刻・就寝時刻ともに早くなっているが、睡眠時間に大きな変化はみられない。


   ・夕方(17時)、夜(20時)、深夜(23時)の行動
     夕方17時には高校生の約半数が部活動をしている。夜20時ではメディア利用が2割強であり、勉強しているのは約16%。

   ・行動別の生活時間
     高校生は中学生よりも通学、部活動、携帯電話の時間が増加し、睡眠、学習塾、宿題以外の勉強の時間が減少。

   ・放課後の遊び場
     男子は女子よりも「自分の家」ですごし、女子は男子よりもファーストフード店やファミリーレストランなどですごしている。

   ・おこづかい
     6割以上の高校2年生がおこづかいを「毎月同じ金額をもらっている」。毎月の平均金額は「4,000円以上10,000円未満」で約半数を占めている。

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