HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第1232話≪「全国の大学生コミュニケーション調査」東京工芸大学≫

2013年01月11日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みんさん、大学生が社会に出て最初に戸惑うのは、自分の「コミュニケーション能力」です。

 そこで、東京工芸大学は、昨年(2012年10月25日~11月5日の12日間)、全国の4年制大学生を対象に、「全国の大学生コミュニケーション調査」をモバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)を実施しています。

  ≪調査概要≫は、

   ◆調査タイトル:全国の大学生コミュニケーション調査
   ◆調査対象:モバイルモニター会員を母集団とする4年制大学に通う大学生
      (男性:1~4年生 各125名、女性:1~4年生 各125名にて割付)
   ◆調査期間:2012年10月25日~11月5日
   ◆調査方法:インターネット調査(モバイルリサーチ)
   ◆調査地域:全国
   ◆有効回答数:1,000サンプル(有効回答から1,000サンプルを抽出)

 )東京工芸大学は、大正12年に、日本最初の写真の専門学校として設立。近年、工学部と芸術学部の2 学部からなる特色ある4 年制大学として、日本初のアニメーション学科を創設し、更に2007 年4 月には東日本初となるマンガ学科を増設し、常にメディア芸術・コンテンツ芸術の発展に先導的役割を果たす。


 この調査では、2割の学生しか自分のコミュニケーション能力を高いと思っておらず、9割の学生が自分のコミュニケーション能力を高めたいと思っています。

 しかし、いかなる方法でコミュニケーション能力を高めるかについては、ソーシャルメディアを利用している学生がほぼ10割近いですが、コミュニケーション能力を高めるには、現実の目の前の他者との会話で磨いていくことが最も効果的であると考えられますが・・・。

 親しい友人と話してばかりではコミュニケーション能力はつかないでしょう。大学の教員や先輩と交流できているという学生は4割ですが、自分とは異なる立場の人間と話してこそコミュニケーション能力はつくのではないかとも考えています。

 この「全国の大学生コミュニケーション調査」から結果を抜粋しますと、

  大学生活でのコミュニケーション実態について
   ◆人間関係の満足度が高いと、学業や大学生活の満足度がUP
   ◆大学で新しい友人が出来たきっかけは、
      1位:「1 年時の講義」
      2位:「オリエンテーション」

  コミュニケーションツールについて
   ◆よく会う友人との交流は、
      「電話」より「携帯メール」
      「SNS・ミニブログ」は電話と同程度利用
   ◆女子大学生は一対多の交流ツールを好む傾向
      「チャット」利用48.6%、「SNS」利用39.4%
   ◆あまり会わない友人との交流手段には「SNS」を利用37.0%
   ◆ソーシャルメディアで友人と繋がっている 8 割

  人間関係における“使い分け”と不安要素について
   ◆ソーシャルメディア毎に本音と建前を使い分け 8 割が経験、
      本音をさらせる「Twitter」
   ◆Facebook やmixi で本音をさらしているのは利用者の2 割、Twitter は5 割弱
   ◆「空気を読む」ことへの過剰な反応?
    「空気を読んで意見を言わないことがある」 ⇒ 97.0%
    「友人グループ毎にキャラを使い分けることがある」 ⇒ 69.7%
   ◆疎外感を恐れる傾向
    「友人が履修しない講義の受講が不安」 ⇒ 42.1%
    「一人学食が不安」 ⇒ 47.0%

  コミュニケーション能力について
   ◆コミュニケーション能力は、
    「就職で重要」 ⇒ 97.5%
    「社会に出てから有用」 ⇒ 97.6%、
    「重要視されすぎ」 ⇒ 75.1%
   ◆コミュニケーション能力が高い人ってどんな人?
     「話上手」、「明るい」、「人当たりが良い」

  大学生の人物像について
   ◆「社交的タイプ」の学生は空気を読まないことを恐れない傾向
   ◆一人で居ることを苦にしない「一人上手タイプ」は匿名サイトの利用率が高い
   ◆「寂しがり屋タイプ」の学生はSNS での交流に積極的も、本音と建前を使い分ける
   ◆学生の半数は、コミュ力に自信なく、空気が読めないことが怖い「内向的タイプ」

にほんブログ村 教育ブログ 高校教育へ