HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第1110話≪図書紹介「それでも東北は負けない」「復興に命をかける 」村井宮城県知事著≫

2012年03月12日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、東日本大震災から昨日で1年目を迎えましたね。

 各マスコミは、あの悲惨な大震災を風化させないように特別番組を組んでいましたね。既に死者1万5854人(3/10現在)、行方不明者3155人(3/10現在)、避難者34万3935人(2/23現在)です。

 3/11、HageOyajiは友人らと被災地3県の中から、宮城県仙台市の「東日本大震災仙台市追悼式典」(仙台国際センター)に出ておりました。

 仙台フィルハーモニー管弦楽団の献奏に始まり、式辞、黙祷、追悼の辞、遺族代表の言葉、復興への誓いと進み、最後に仙台市の中学生による合唱でした。

 帰りに仙台駅にあります本屋さんで、被災県で一番の被災がありました村井嘉浩宮城県知事が書き下ろした2冊の図書を見つけましたので紹介しておきます。


 村井嘉浩宮城県知事:
 現職宮城県知事、1960年大阪府豊中市生まれ、1984年防衛大学校(理工学専攻)を卒業、陸上自衛官に任官、1992年自衛隊退職、財団法人松下政経塾(第13期)に入塾、1995年宮城県議会議員に当選、2005年宮城県知事選挙に出馬し当選、現在2期目。

 1冊目はPHP研究所からの出版の「復興に命をかける」(2012/2/22出版)、2冊目はワニブックスからの出版「それでも東北は負けない 」(2012/03/09 出版)です。

 この2冊の内容を簡単に要約しておきますので、是非、高校生のみなさん読んでみてください。


 ≪復興に命をかける
         

 第1章 後世に伝えたい大震災の教訓―国民の命と財産を守るために
 第2章 私の政治スタンス―政治理念に沿った復興を目指す
 第3章 豊かな将来をつくるための復興のビジョン―ただの復旧ではない抜本的な改革を
 第4章 政治に求められるリーダーシップ―全体の利益と50年後の評価を基準に
 第5章 政治家としての原点―自衛隊と松下政経塾から得たもの
 第6章 日本の将来のために今なすべきこと―中央集権制度から地方分権・道州制へ
 資料 宮城県の被災状況


 東日本大震災の教訓を後世に残すべきと考え、村井嘉浩宮城県知事が書き上げたのです。内容は被災直後の対応から復興のビジョンづくり、政治に求められるリーダーシップ、地方分権まで多岐にわたっています。
 特にHageOyajiは、リーダーの心構えの大切さを説いている個所です、この大災害に、村井嘉浩宮城県知事は冷静に対処したと県内外から評価されています。陸上自衛隊のヘリコプターパイロットの経験したことから「遠くの目標がしっかり定まっていると、状況が変わってもブレないで柔軟に目標に向かって進むことができる」ことが役立ったと・・・。更に松下政経塾では「私心なく、ものごとをありのままに見る心になれば、何をなすべきか、誤りなく判断できる」ことも功を奏した・・・と。

 「大震災からの復興を加速させ、震災前よりもさらに素晴らしい東北を創る。道州制を導入し、フルモデルチェンジを成し遂げた力強い日本を次世代にバトンタッチする。それが日本の将来のために、われわれの世代が今なすべきことである」・・・



 ≪それでも東北は負けない
         

 ~宮城県知事が綴る3・11の真実と未来への希望
 はじめに 東日本大震災は過去の話ではありません
 第1章 2011年3月11日を回顧する―あの日、宮城では何が起きたのか?
 第2章 復興へのあまりにも長い道のり―リーダーとして県民と歩んだ1年
 第3章 国の復興対策は正しいのか?―被災地で今、求められているものとは?
 第4章 宮城県のこれから、東北のこれから―東北、日本は必ず甦る!リーダーの決意
 おわりに それでも東北は負けない

 3/11に発生した未曽有の大震災により、甚大な被害に見舞われた被災地3県。昨日で1年経ちました。被災地は復興に向け着実に歩みを進めてはいるものの、同時に課題も山積みの状態であり、復興への道のりは決して平坦ではありません。特に「がれき」処理問題です。村井嘉浩宮城県知事が綴り、日本国民に被災地からのメッセージを「東北の人々は絶対に負けない!」 と。

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