HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第738話≪高校生「2009年度国際科学オリンピック」参加生徒の「金メダル」は過去最高数獲得≫

2009年08月10日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、今年もまた高校生が参加する「2009年度国際科学オリンピック」が行われましたね。

 既に過去に何度もこの話題を下記の通り、取り上げております、
 
   ・第581話≪「2008年国際科学オリンピック日本代表選手」の朗報が・・・・≫
   ・第426話≪2007年度「国際科学オリンピック」参加者、好成績スタート!!!≫
   ・第258話≪高校生の「国際科学オリンピック」物理&生物学&化学&数学で日本は計17個のメダル獲得≫
   ・第237話≪科学五輪に最多の高校生 理科離れの救世主⇒朝日新聞「時時刻刻」から≫
   ・第216話≪「国際物理オリンピック」へ初めて日本代表の高校生5人出席決定≫
   ・第103話≪物理チャレンジ2005≫

 が、今年の活躍は最高ですね。

 「国際科学オリンピック」は、世界各国の予選を勝ち抜いてきた高校生が、筆記試験や実験課題で理数力を競い合う一大イベントです。

 旧東欧諸国が理数力の強化を目指し立ち上げたのが始まりですが、その後西欧、アメリカも加わり、現在では世界規模で行われるようになりました。

 現在は、「数学」「物理」「化学」「情報」「生物学」「地学」などで実施されており、各国から4~6人の代表が出場し、およそ10日間にわたって開催されます。

 文部科学省は、この「国際科学オリンピック」即ち、「数学」「物理」「化学」「生物学」「情報」の5科目を支援しており、今年は約7,000人が国内予選に参加しています。

 この国際コンテストは、筆記試験や実験課題で理数力を競い、成績の上位約1割が「金メダル」、2割が「銀メダル」、3割が「銅メダル」を与えられます。

 既に5科目中、「数学」「物理」「化学」「生物」のコンテストが終了し、「情報」が今まさに(8月8日~8月15日)ブルガリアで開催中です。

 既に終了した4科目の国別順位は以下の通りです。
 
 ◆「第41回国際化学オリンピック」 1位:台湾、2位:中国、3位:韓国、(6位:日本
 ◆「第50回国際数学オリンピック」 1位:中国、2位:日本、3位:ロシア、 
 ◆「第40回国際物理オリンピック」 1位:中国、2位:韓国、3位:インド、(11位:日本
 ◆「第20回国際生物学オリンピック」1位:中国、2位:米国、3位:シンガポール、(6位:日本
 
 今年の参加生徒23名中、19名の成績速報が入ってきてますが、「金メダル」は過去最高数ですが、中国の活躍は素晴らしいですね。

 受賞者のみなさん、おめでとう!!
 詳細は項目をクリックしてお読みください。


 ◆「第41回国際化学オリンピック」 開催地:イギリス(ケンブリッジ)
   参加生徒の成績:受賞状況 
      金メダル2名、銀メダル1名、銅メダル1名

    金メダル  遠藤 健一さん  栄光学園高等学校(神奈川県)2年
    金メダル  小澤 直也さん  駒場東邦高等学校(東京都)3年
    銀メダル 中條 淳博さん   東大寺学園高等学校(奈良県)3年
    銅メダル  永澤 彩さん    白陵高等学校(兵庫県)3年


 ◆「第50回国際数学オリンピック」 開催地:ドイツ(ブレーメン)
   参加生徒の成績:受賞状況
     金メダル5名、銅メダル1名
    
    金メダル 今村 志郎さん  灘高等学校(兵庫県)3年
    金メダル 岸川 滉央さん   久留米大学附設高等学校(福岡県)2年
    金メダル 副島 真さん   筑波大学附属駒場高等学校(東京都) 3年 
    金メダル 滝聞 太基さん  筑波大学附属駒場高等学校(東京都) 3年 
    金メダル 保坂 和宏さん  開成高等学校(東京都)3年
    銅メダル  石川 卓さん    北摂三田高等学校(兵庫県)3年


 ◆「第40回国際物理オリンピック」 開催地:メキシコ(メリダ)
   参加生徒の成績:受賞状況
    金メダル2名、銀メダル1名、銅メダル2名

    金メダル 蘆田 祐人さん 慶應義塾高等学校(神奈川県)3年
    金メダル 東川 翔さん 茨城県立水戸第一高等学校(茨城県)3年
    銀メダル 難波 博之さん 岡山県立岡山朝日高等学校(岡山県)3年
    銅メダル 安藤 孝志さん 愛知県立旭丘高等学校(愛知県)3年
    銅メダル 横田 猛 さん 西南学院高等学校(福岡県)3年


 ◆「第20回国際生物学オリンピック」 開催地:茨城県つくば市
   参加生徒の成績:受賞状況
    金メダル1名、銀メダル3名
 
    金メダル 大月 亮太さん  千葉県立船橋高等学校(千葉県)3年
    銀メダル 中山 敦仁さん   灘高等学校(兵庫県)2年
    銀メダル  谷中 綾子さん  桜蔭高等学校(東京都)2年
    銀メダル 山川 眞以さん  桜蔭高等学校(東京都)3年


 米国は、エリートよりむしろ普通の高校生の底上げを主眼に置いており、高校授業で受けた大学レベルの勉強を、試験に合格すれば大学の単位として認めるアドバンスト・プレースメント(AP)制度の拡充を行っております。中国や韓国では、国の代表選手に選ばれれば有名大学へ推薦制度も完備しております。日本でも数年前からやっと同じような制度を取れ入れた大阪大学、筑波大学、早稲田大学も似たような入試方法を行っています。

  ◆大阪大学≪国際物理オリンピック入試≫ 
   出願要件:国際物理オリンピックに日本代表として出場した者

  ◆筑波大学≪国際科学オリンピック特別入試
   理数分野における秀でた人材の育成を応援するため,生物学,数学,物理学,化学,情報の国際科学オリンピックに出場した人や,その代表者選考会等において一定の成績を収めた人,ならびに未踏ソフトウェア創造事業の未踏ユースに採択された人を対象とした入試を行います。

  ◆早稲田大学≪基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部【特別選抜入試】
   学科によって、「数学オリンピック」「化学グランプリ」「情報オリンピック」「高校生”科学技術”チャレンジ」「日本学生科学賞」「生物学オリンピック」「物理チャレンジ」を利用した入試を実施しています。

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