孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

カナダ人、犬食文化を批判するも・・・

2018年02月17日 | 外国ネタ
ソウル五輪のときは、確か市内の犬食を出す食堂は、五輪期間中営業を自粛したのか、あるいはさせられたのか・・だったと記憶する。

しかし、今回のヒラマサ冬季五輪では、まったくそうする気はなく堂々と営業しているようだ。

 食用犬肉解体業者

産経ネットニュースによると、五輪出場するカナダ人選手は、食肉用の養犬場を訪れて、犬を保護してカナダに送る手配を済ませたそうだ。

以下、記事より抜粋:

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平昌五輪出場のため、韓国を訪れているカナダのフィギュアスケート選手、メーガン・デュハメル(32)は最近、養犬場から「ムータエ」のニックネームを持つダックスフントを保護した。カナダに入国できるよう、すべの法廷問題を処理したという。

 英大衆紙「ザ・サン」によれば、デュハメルは「別の犬を(助けて)飼う豪華な生活力もない。ただ、その気持ちだけはある」と、絞り出すような声で語った。

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要するに、養犬場にいた犬を全部保護して引き取りたかったが、そんなお金はないので諦めたそうだ。

この気持ちは、何となく理解できる。

私も以前フィリピンに赴任していた時、コンビニから出てくると十数人の右手を差し出した浮浪児たちに取り囲まれ、小銭をせびられた経験が何度もあり、ポケットの中の小銭をめぐんでやりたい気になったものだった。

しかし、彼らの背後にいる恐らく数百人以上か、もっと多いであろうマニラ市内の浮浪児たちを救ってやりたくとも救えないのだから、その場限りの自己満足を充足させるのはやめて、ここは見て見ぬふりをすることにしよう、と無視してきた。

カナダのデュハメルさんの行動をとやかく言うつもりはまったくないが、子のニュースを読んだ時、私は西洋人というか、キリスト教文化の考え方の影響が大きく作用しているんじゃないかと直感したのだった。

日本とて、今でこそ犬食文化は消えたので批判の対象にはならないが、捕鯨では批判の対象になっている。捕鯨の歴史を少し紐解けば、その批判がいかに馬鹿馬鹿しいか分ると思うのだが。

ニュースは以下のように続く:

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 平昌五輪を機に、犬肉を食す韓国の文化に疑問を呈し、批判する欧米メディアは、CNNやザ・サンに加え、英紙インディペンデント、米紙USAトゥデー、米CBSテレビ、米フォックスニュースなど、多岐に及ぶ。

 韓国の犬肉事情に詳しいリー・キュンミン氏は韓国の英字紙コリア・タイムズで、「韓国の若い世代は(年配者と異なって)ペットを飼うことを好むようになり、犬肉を食すのを敬遠する傾向にある」と指摘。

 同氏は一方、犬を飼っているというキムと名乗る韓国人らしき男性の次のようなコメントも載せている。

 「外国メディアは平昌五輪のホスト国である韓国の顔に、“泥”を塗っているようにみえる…」

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ところで、一匹の犬を助けたカナダのデュハメルさん。

カナダで毎年行われるアザラシの赤ちゃん殺しについてはご存知なんでしょうか?

それは・・・・。

カナダのアザラシ猟

毎年春になると、カナダの東海岸沖では猟師たちが限られた時間の中でできるだけ多くの赤ちゃんアザラシを捕殺しようと、危険水域まで船を進め、流氷の上を急ぎ足でアザラシめがけて突進します。

赤ちゃんアザラシは、そのほとんどが幼すぎて逃げることもできないまま、銃で撃たれるか、ハカピクと呼ばれる先のとがった棍棒で殴られます。

できるだけ多くの生皮を集めるというアザラシ猟師同士の競争のため、たった2日間のうちに15万頭のアザラシが殺されたこともあります。

百聞は一見にしかず、と言いますね。









誰か、こういうカナダ人の文化について、デュハメル選手に取材してみてくれないか?



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