孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

公道で露店という危険行為が流行中

2017年11月05日 | 社会観察
自動車業界の動きは、一体誰が決めるのか知らないが、電気自動車だ自動運転だと落ち着きなく進められているようだ。

こういう技術革新で、今の高齢者ドライバーによる交通事故が劇的に減ったり、高速道路での危険運転がなくなったりするというなら期待をするのだが、私にはそんな未来は描けないのである。

先日もスーパーの駐車場に止めた車を降りようとしたとき、隣に止まっていた大きな乗用車が音もなく前進したので、私は目の錯覚でも起こしたのかと、一瞬軽いパニックに陥りかけた。エンジン音などまったくせず動き出して、私は恐怖感すら覚えたのだった。

自動車部品(計器)メーカーの品質関連の部門で、世界中から送られてくる不具合情報を見てきた経験で、不良率にすれば大した数値には感じられないが、母数が大きいだけに、不良の発生件数は相当な数だと驚いたものだった。

しかも、その不具合の原因は、単純な人的ミスだったり、生産ラインにはほとんど人の手が関わらないような半導体チップだったりするのだから、これはいくら技術革新が進んでも不具合がゼロになることなどあり得ないことだろう。

原子力発電を無くせと主張する前に、日本だけで毎年何名が交通事故で死亡しているか調べてみるがいい。減ったとはいえ、およそ5千人は毎年亡くなっているはずだ。アメリカなどでは年間数万人が交通事故で死んでいる。毎年のことである。

私の住んでいる田舎でも、私の子供の頃は巾2mほどの曲がりくねった農道が耕地整理と同時に、真っ直ぐな2車線の農道に変身した。

それが近くに第二東名が開通してインターチェンジが出来たことと、大きな食品工場ができたことで、交通量が急に増え、朝夕の通勤時間帯などは車が途切れる事がないほどだ。

 店番のいる露店もある

また、資材を積んだ大型貨物トラックが頻繁に通ることで、道路の痛みも大きくて、アスファルト道路なのに、雨降りなどあちこちに水溜りが現れている。

この状況で農家の老人たちは、自宅の庭先に植えてあるミカンや柿や、野菜などを道路沿いに作った犬小屋みたいな小さな棚に並べて、小遣い稼ぎに夢中になっている。

 見通しがいいから

春夏の彼岸時期には、野花をゴムで束ねたりしてバケツに入れておけば、墓参りの人が車を止めて買っていくそうだ。野菜価格が高騰した時などは、早朝農家の主婦が無人販売の棚に並べ始めるのを待ちかねて、路上駐車している客もいるほどだ。

しかし、交通量が少ない時ばかりではない。

今や無人販売は、田舎のリスクを増やす存在になっている。

 速度を落とさない

今の時期、黄色く色づいた蜜柑や柿が並べられていて、ご丁寧に幟をひらひらさせて客を誘っている。農家の嫁らしき看板娘が店番をさせられていた。

 危険そのもの

誰も、ちょっと危ないときもあるだろうな、交通の妨げになってるかもしれん・・とは感じているはずだろうが、金の亡者になりかかっているから、気にしないようにしているだけだ。

大きな交通事故でも起きない限り、彼らは決して止めようとはしないだろう。はたして、犠牲者となるのは、客かそれとも対向車線の自動車の運転者か。





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