孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

ちがうよ、「 ミゥク 」 !

2016年10月18日 | 英語関連
三月ほど前(7月10日)、『幼稚園から英語って・・』というタイトルで、初孫なっちゃんが教えてくれた back の発音のことをブログに上げた事があった。

なっちゃんが幼稚園で覚えてきた back という言葉は、私にとっては大変な驚きで、大袈裟かも知れないが、いやいやこれからこの国はどうなっちゃうんだろうか・・と不安を感じたものだった。

そして、先日テレビCMをみた時、「ホラ、きた。こんなCMが出来ると思ってたよ。」と傍らのカミさんに呟いたのだった。それが、『ワンダ 特製カフェオレ』のCMだった。

   ミルク飲む人ぉ~~

牧場で、子供づれ家族が登場。お父さんが、「ミルク飲むひとぉ~~」と聞くと・・・


   ちがうよ。ミゥク・・

お父さん似の長男が、「ツッ、ツッ、」と人差し指を立てて、「違うよ、ミゥク」とまるで外人のような英語の発音を披露する。お父さんは言ってみるが、そんな発音ができない。そして、照れ隠しに「こだわるなぁ~~~」と誤魔化すのだった。

  ミルクにとことんこだわった・・・

お父さんの「こだわるな~~」を受けて、「ミルクにとことんこだわった・・・」と商品名をいうナレーション。

  母は後ろでほほ笑んでいた


恐らく、似たような場面が、小さな子供がいる日本中の家庭で起きているのではなかろうか。何度も繰り返しているが、東京五輪のある2020年から、日本中の小学校五年生を手始めに、英語が正式教科になる。

小学校の先生が教師となり、英語を教える授業がスタートするわけだ。そして、中学や高校では、英語の授業が英語で進められるようになるはずだ。さらに、多くの大学の講義は、語学に限らず英語で講義が行われる計画だ。

これは、多くの英語学の専門家が指摘するように、間違った政策である。明らかに国力を損なう愚策である。なぜなら、この施策はすでに明治時代に盛んに議論されたからで、母国語をないがしろにしなかった当時の知識人たちの考えが、いかに正しかったかをみれば、わかる。

この国がわざわざ外国に出なくとも、基礎科学の研究者を数多く産むことができたり、理化学以外の技術をも磨き続け、また洗練された伝統文化や芸術を後世に残すことが出来るのも、すべて母国語を大切にしてきた成果なのである。

東南アジアには、タクシーの運転手でも英語を話す国がたくさんある。マレーシア、シンガポール、インド、インドネシア、フィリピン、ミャンマーなどなど。これらは、すべて、かつて欧米の植民地だった国だ。支配者の都合によって、母国語はなおざりにされ、伝統文化など無視されて搾取の限りを尽くされてきた。

今、世界の先進国となった日本は、何で今頃になって彼らの後を追って、欧米の職人地のようになろうとするのか。まったく理解できない。

外国人観光客に英語で道案内したければ、東日本大震災のときに延々と垂れ流された公共広告のようなスポットで英会話の例文を一月も流せばよい。日本人なら、そのくらいすぐに口癖になるくらいに暗記してしまうはずだ。

小中学生のうちは、日本語で、読み・書き、そして算盤をみっちりやるべきだ。英語などその跡で十分。勉強する意欲のある者は続ければいい。

文科省のお役人の言い成りになってはいけない。英語教育の早期化は確実にこの国をダメにする。
ジャンル:
文化
コメント   この記事についてブログを書く
« 眉に唾、、支那・有人飛行 | トップ | デマ記事は朝鮮シンパから »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。